フーテンの横チン -330ページ目

ちっちゃな、ちっちゃなハナビラ


フーテンの横チン

 2010・7・23~沖縄・座間味~

 小さければ小さいほど、燃えてくる。最終日はさまざまなクマノミ撮影に時間を割いた。ハナビラクマノミを撮っていると、ファインダーの奥の方で、なんだかとっても小さなクマノミが…。よ~く見てみると、幼魚がイボイトイソギンチャクに埋もれるように泳いでいるじゃないですか!!そのサイズ、約1センチの超極小!!その時だ。拙者のマクロ魂に火がついた!!鹿児島・屋久島でツユベラの1センチサイズを見た4月以来だろうか。目の前で泳ぐ成魚に目もくれず、赤ちゃんハナビラにファインダーを向け続けた。人間と同じで、小さい子はあちらこちらに動き回る。くそ~、ピントがなかなか合わない。こうなったら、意地でも合わせてやる!!!そして、やっと撮れた中のワンカットが上の写真。実際にハナビラクマノミを見たことがあるダイバーなら、この赤ちゃんの小ささが分かるはずだ。やっぱり、こうでなくっちゃ!!てこずらせてくれる子ほど、とってもかわいく見えてくる。


海の中のウチワ


フーテンの横チン

 2010・7・22~沖縄・座間味~

 座間味に来ると、どうしてものんびりしたくなる。陸上で過ごす時間だけではない。ダイビングでも同様なのだ。阿嘉島を越えたところにあるポイント「久場北」には、ウミウチワの群生がある。本来なら流れに乗ってのドリフトダイブだったが、エントリーすると、まったく流れがない。まさに、まったりダイブとなった。先を進んでいくと、ウミウチワが見えてきた。何枚も重なり、キンギョハナダイやキホシスズメダイの幼魚の隠れ家となっていた。ちょうど真上に太陽があったので、あおり気味のアングルでストロボを当てると、見事に真っ赤な色が浮かび上がった。ジンベエザメやマンタなどの大物に遭遇することもダイビングのだいご味のひとつなのだが、こういったの~んびりした時間に浸るのも格別だ。ガイドいわく「潮が流れている時はポリプが開いていて、さらにきれいだよ」。そうですよねえ。今度はドリフトダイブで、もっと元気なウミウチワを見てみたいなあ。


キュートなハゼ


フーテンの横チン

 2010・7・21~沖縄・座間味~

 う~ん、とってもキュートなお目々だ。図鑑で見て以来、惚れ込んでいたアカメハゼ。座間味でも見られるという情報をキャッチしたからには、見ずして帰れない。枝状サンゴをのぞいてみると、いました、いました!!とても気持ちよさそうに泳いでいました。目は赤というよりはピンク色。体長も2センチあるかないかで、図鑑で見るよりも、ずっとかわいかった。ホバリングしているかと思えば、サンゴの上に乗って休憩してみたり。見ているだけで、とってもほのぼのする。座間味の海らしく、サンゴのバックは青抜きにしてみた。体の透け透け感が伝わるだろうか。聞けば、このアカメハゼだけを見ているだけでいいっていうダイバーもいるらしい。うんうん、分かりますよ、その気持ち。百聞は一見に如かず。一度見れば、ゾッコンです。