花火じゃなくて花だ!!!
2010・8・10~京都・宇治市~
雨後の夜空に、花が咲いた!!昼間から降り続いた雨がパタリとやんだ宇治川での花火大会。次々と色とりどりの花火が舞い上がった。川沿いにカメラを置いて撮影しながら、さまざまな演出に感動しながら観ていたのだが、一番驚いたのが「花が咲いたこと」だった。当たり前じゃん??もちろん、花火と言うんだから、花が咲くのだが、これはちょっと違うのだ。水面付近に葉っぱが左右に広がると、茎がグ~ンと高く伸び、そして大輪の花が姿を現したのだ。この間、約20秒。何発もの玉を使って夜空に描かれた1枚の絵に思わず「すごい!!」と、うなった。魂を込めて、ひとつの玉に火薬をつめていく花火師の熟練の技。暑い真夏の熱いパフォーマンスに驚かされ、胸はおのずと熱くなった。
1度で2度おいしい花火
2010・8・6~滋賀・大津市~
日本の夏、金鳥の夏…。いえいえ、花火の夏だ。今年初めて、花火を観に琵琶湖にやってきた。比叡山ドライブウエーにある展望台からは、大津市内を一望することができる。ということは、夜になれば…。そう、夜景も観られる。花火の打ち上げ場所は琵琶湖の水上。つまり、花火と夜景を同時に楽しめる、とってもおいしいスポットなのだ。たぶん、こんな場所は日本全国を見渡しても珍しいのでは。日が暮れると、街並みが徐々にライトアップされる。それだけでテンションが上がるのに、花火が打ち上げられ始めると、興奮度は一気に高まった。しかし、開始前までは風が吹いていたのに、1発目が打ち上がると、急に風が止んだ。大きな花火が上がると立ち上がる煙が、その場にとどまったままで流れてくれないのだ…。クライマックスまでその状態。納得のいく写真は撮れなかった。まあ、最高の条件が整うことなんて、めったにないから、ぜいたく言っちゃダメかな。
ド迫力の飛行機展望台
2010・8・4~大阪・豊中市~
耳をつんざくような爆音に、身震いがした。ネットサーフィンをしていたら「大阪空港では間近で着陸する飛行機を見られる」ことを紹介したサイトを発見。え~っ、大阪でそんなの見られるの???知ったからには、確かめないわけにはいかないでしょ!ということで、目的地へGO。実際に行ってみると、まさに滑走路が目の前にあった。そして、着陸態勢に入った飛行機が遠くの上空へ。ライトを点滅させながら近づいてくる。グングン、グングン…。ついに鉄の塊が頭上へ…。
うおおおおおおおおおお!!!!!!!!思わず叫んでしまった。手を伸ばせば、届いてしまうんじゃないかというぐらいに近い!!!大きい!!!!鼓膜が破れそうになるほど音がデカイ!!!!!そして、風で舞い上がった砂ぼこりが体に当たって痛い!!!!!!驚きの連続で、ボルテージが一気にMAXに達した。
見物地点は川沿いの細い道なのだが、その上空をフェンスにぶつかるんじゃないかという低空で降りてくる。どれだけ近いのかは上の写真で分かるはず。大人がホントに豆粒にしか見えない。夏休みということもあり、家族連れも見物に来ていた。人間ウオッチングもしていたのだが、女の子のほうがうれしそうな表情で見ている。逆に、あまりのド迫力に、ある男の子が大泣き…。そう言えば、ジェットコースターが好きなのも、女の子のほうが多いよなあ。
幸運なこともあった。正面から飛んでいる航空機を見る場合、この地点では着陸シーンしか見られない。離陸する時は、航空機のお尻の部分からしか見られないのだが、1度だけ滑走路を逆走した場面があった。あれ?離陸する飛行機がこっちに向かってくる。なぜ??そう思いながら、レンズを向けた。10分後に、今春から通い続けているという飛行機マニアさんが到着するなり「さっき、こっちに向かって離陸していましたよね??」。はい、していましたが…。「あんなシーン、めったに見られませんよ。僕、ずっと来ていますけど、見たことありません。いいなあ…」。えっ、そうなの???聞けば、風の影響で本来の離陸ができない場合、このように逆走することがあるらしい。超ラッキー!!!来てよかった~。
この日は雲だらけだったが、ハマれば夕焼けバックの飛行機も眺められる。陽が落ちれば、滑走路のライトが点灯し、上の写真のようなシーンも見られる。大阪府の橋下知事が大阪空港を廃止すると言っているが、そんなことはしちゃダメだ。こんなすばらしいシーンを見たら、考え直すかもしれない。みなさんも機会があれば、飛行機を見に来てみてはいかがですか?




