毎年恒例の「ヤツ」がやってきた…
2014・2・21~愛媛・松山市~
ファインダー越しに梅の花をのぞいていると、鼻がムズムズしてきた。出社前の南堀端。お堀沿いの梅の木は、ほぼ満開状態だ。サラリーマンや学生を乗せたチンチン電車と絡めて撮っていると、鼻水が垂れそうになった。アカン、鼻タレ小僧になっちまう!オッサンは急いでマスクを外して、ティッシュで拭いた。
12歳の時からだから、もう28年目になる。田舎の家の周りにあるスギの木から飛ばされる花粉は、か弱い小僧の鼻を刺激した。たぶん、当時は少なかったであろう花粉症というものにかかり、以来、春という季節が嫌いになった。もちろん、桜は好きだし、うぐいす色のメジロを見つけると、うれしくなる。それでも、外出するのがおっくうになる。
仕事中もくしゃみが止まらず、しかたなく鼻炎薬を飲んだ。眠くなるので、飲みたくないんだけど…。目はショボショボ、集中力はなくなる。ホント、嫌になっちゃうよ…。花粉症に無縁の人たちがうらやましくてしかたない。
まぶしい朝陽
2014・2・20~愛媛・松山市~
やっぱり、朝陽は気持ちいい。なくなりかけたエネルギーを一気に充電してくれる無限のパワーがあるからだ。極度の寒がり。午前6時30分に目覚ましの音楽をコンポにセットしているのだが、いつも、ふとんから出るのは1時間後の同7時30分…。眠気覚ましに熱いコーヒーを飲み干す。そして、家を飛び出す。ここ最近の、朝の生活パターンだ。
いつもの通勤路を橋の下から眺めてみた。まぶしい朝陽を浴びながら、サラリーマンや高校生が会社、または学校へと急ぎ足で向かっていた。いつも見かける顔もチラホラ。眠そうな表情も、陽光を浴びれば、すっきりとした表情になるはずだ。さあ、充電完了。眠気も吹っ飛んだ。自転車をフルスロットルでこいで、いつもの通勤路を走った。
暗闇の中の観覧車~その5~
2014・2・19~愛媛・松山市~
気がつけば、花園町のイルミネーションはすっかり消えていた。クリスマスを彩っていた光のパフォーマンスは1月を最後に終了。遠くで、観覧車だけがカラフルに光っていた。灯りがないと、こんなに暗かったのかとあらためて感じた。市駅方面からやってくるチンチン電車。ヘッドライトが線路を照らす。どこか冷徹さを感じさせる無機質な鉄から、温かさを感じた。
この日は雨水。空から降るものが雪から雨に変わり、寒さも峠を越えるころとされる。梅もほぼ満開。河津桜も徐々に花を咲かせ始めており、ソメイヨシノがつぼみを膨らませ始めるのが楽しみになってきた。まだまだ寒さが続くが、春がやってくるのを心待ちにしている自分がいた。


