ありがとう、これからも会いにいくよ
(いきものがかり オフィシャルウエブサイトより)
2016・4・23~愛媛・松山市~
久しぶりにアパートでのんびり過ごした。推しメンの愛の葉ガールズ・萌景のイベント出演がなかったからだ。東温市であった「商工会産業まつり」に行こうかなって思ったけど、たまにはテレビをボーッと観るのもいいかなと在宅を決めた。久しぶりに「王様のブランチ」も観たし、じっくり見られていなかった写真も確認できた。そして、いままで封を開けていなかった、いきものがかりのニューアルバム「超いきものばかり」も聴いた。
デビュー10周年を記念し、メンバー自らがセレクトした全45曲のベストアルバム。ファンならずとも耳にしたことのあるヒット曲のオンパレードだ。自分はデビュー時からの大ファン。ボーカル・吉岡聖恵の歌声が大好きで、昨年は広島であったコンサートにも足を運んだ。すでに購入をしていたが、なかなか時間がなくて、聴けていなかったのだ。
横チン的いきものがかりベスト10のなかに「ありがとう」「会いにいくよ」という2曲がある。「ありがとう」はNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主題歌としても有名。「会いにいくよ」はアルバム「NEWTRAL」の収録曲だが、リーダー・水野良樹が紡ぎ出す言葉とメロディが心にグッと響く。自分のなかでは、ダントツのナンバーワンソングだ。
CDを聴きながら、萌景の写真を見返していて思った。きれいになったなって。昨年8月に初めて見た時は文字通りの中学2年生。いたずら好きな、かわいい女の子っていう感じだったが、きよらたち先輩たちと過ごし、多くのファンと接することで、美への追求が深まっていったんだろうね。もちろん、化粧のしかたや髪型などで、かわいい時もあったり、きれいな時もあったりする。いずれにしても、原石が磨かれて、ダイヤモンドへと姿を変えていっているのは間違いない。
萌景に会えない時間を過ごして思った。やっぱり、萌景の笑顔が自分にとっては必要なんだなってね。たった1日だけど毎週、当たり前のように見ていたものがない。そして分かることがある。まだまだ大人になりきれない自分のつまらない話を聞いてくれて、たくさんの笑顔を届けてくれる。自分にとって、萌景は癒しであり、不可欠な存在になっているのだ。
「会いにいくよ」のなかに、大好きな歌詞がある。「会いに会いに会いにいくよ たいせつな君のところへ 言葉にするのは上手じゃないから 精一杯を 歌に託して」。思いを伝える手段。いきものがかりのメンバーにとっては歌ということだが、自分にとっては写真だ。萌景のありのままを写真で表現したい。そして、いろんな人に知ってもらいたい。そんな思いを抱きながら、いつもシャッターを切っている。
くしくも、萌景の好きな言葉が「ありがとう」。これまで、十分に伝えてこれなかったけれど、これからはもっと、ちゃんと言葉にして彼女に伝えていこうと思う。そして、できるかぎりイベントに出向いて、たくさんの写真を撮って、たくさんの話をしたいなって思った。
萌景、いつもありがとう。本当に感謝しています。
これからもたくさん、会いにいくから。頼りない自分ですが、これからもよろしくね。
厄落としの効果てき面!?
2016・4・17~愛媛・宇和島市~
うれしい一日だった。松山市から車で約3時間。海岸線にある遊子にやってきた。段畑で育った水荷浦ばれいしょの収穫を祝う「ふる里だんだん祭り」。この日は美紀ちゃん、理梨花、そして萌景の3人が出演した。テレビ愛媛の情報番組「つながるワイド ほ~なん。」の収録も兼ねているようだ。農業に関連する祭りとあって、3人ともいつものつなぎで登場。うん、いい感じ。萌景は前日16日にプレゼントしたアイスの髪飾りを2日連続でつけてくれていた。朝から、テンションが上がったぞ!
3人にブースで会う前、段畑にひと登りしてきた。この段畑を訪れるのは仕事で来たのを含めれば、今回で3回目。石でできた階段を上がって一番上にたどり着くと、段畑とその向こうに広がる宇和海を一望することができる。少し風も吹いていて、とても気持ちいい。よく見ると、段畑はとても急斜面なんだよね。一歩間違えたら…。そんな危険と隣合わせの場所で作業をする方たちのことがすごいって思った。
ここまで来たら、あれを探さなきゃ。もちろん「ほ~なん。FARM」のことだ。前回、1月に訪れた時の記憶をたどった。確か、あの辺だったような…。その場所に行ってみたが、看板がなかった。どこだ~?短い足で踏ん張りながら、あちこち探した末、かなり上の段畑で発見。位置が変わっていた。すでに収穫が終わっているため、ただの土状態だったが、同番組の出演者で漫画家・和田ラヂヲさんが描いた看板を見て、なんだか懐かしさが甦ってきた。
さあ、お祭りがスタート。段畑をバックに、開会式があった。3人は1月の同番組の収録で段畑を訪れ、ばれいしょの芽だし作業などをしていることから、今イベントの参加になったんだろうね。背中越しにメンバーを見ていた。すそをまくって、足首を出している。ライブの時にはヒールの高い靴を履いているから大きく感じるが、この日はみんなベタ靴。萌景いわく、身長は「150ちょい」だから、とてもかわいらしく見えた。
愛の葉&ほ~なん。の合同ブースの机には、袋に入ったばれいしょが置かれていた。「ほ~なん。FARM」で採れたばかりのものを無料配布という。HPで事前に告知があったから、絶対に萌景からもらうと心に決めていた。午前11時すぎになると、出演者の近藤誠二さん、櫻本アナとメンバーが「みなさ~ん、じゃがいもを無料配布しま~す」と呼び込みの掛け声だ。
その声を聞いて、来場者がいっせいに集まり始めた。まあ、急がないでも、もらえるっしょ。そんな余裕をこいて、写真を撮っていたのが間違いだった。予想以上に殺到し、1分後には「終了で~す!」。えっ、マジか…。オレ、もらっていない…。あとで聞いたら、約40袋だったそう。それを聞いていたら、真っ先に萌景から受け取っていたのに…。カレーにしようかな。ふかしてみようかな…。いろいろとメニューを考えていただけに、ショックが大きかった。
今冬の雪の影響で、収穫量は昨年の約3分の1と不作だったそう。そのため、販売用で用意されたのもわずか500箱。その意味で、今季のばれいしょは貴重だったのだ。その事実をニュースで知っていただけに、萌景からもらえず、落ち込んだ。萌景にじゃがいもを持ってもらってパシャリ。大好きな子の笑顔を見て、ちょっぴり元気が出てきた。まあ、考えてもしょうがない。キッチンカ―で販売されていた「じゃがいもアイス」を購入。水荷浦ばれいしょを使用したものだ。ひと口含むと、ばれいしょの濃厚な味が広がる。めっちゃ、うまかった。
午後からは、宇和島水産高校のフィッシュガールによる解体ショーがあった。まな板の上に置かれた魚を見て、おやっ?小さいと思った。この日の魚はブリだった。これまで、彼女たちの解体ショーを数回見たことがあるが、魚はマグロ。遊子はブリの養殖でも知られているから、地域ならではのチョイスなんだろうね。フィッシュガールがかしらを切り落とし、上に掲げると、大きな拍手が送られた。
ショーが終わると、来場者にブリの切り身の試食がふるまわれた。自分も並んで、いただいた。身が引き締まっていて、めちゃうまだった。そう言えば、ブリはそのまま焼いたり、照り焼きなどにしてよく食べているけど、刺身は久しぶりだった。あまっていたので、おかわりをもらった。やっぱり、めちゃうま。その光景を見ていた美紀ちゃんと理梨花も並んで試食を食べていた。
別の作業をしていた萌景も2人に声を掛けられて、櫻本アナとともに試食ブースへ。お昼ごはんを食べているはずだけど、またおなかが空いたのかな?ブリの切り身を見て、めっちゃいい笑顔を浮かべていた。テレビカメラの前で、しょうゆをつけて、ひと口で食べた。
予想以上のうまさだったのか、さらにめっちゃいい笑顔になった。萌景~、うまいやろ~?声をかけると「うん、ぷりぷりしていて、おいしかった~」。うれしそうだった。自分は昼ごはんに鯛のカツバーガーを食べていた。まさに遊子の海の幸づくし。じゃがいもアイスも食べたし、満足じゃ。
でも、楽しみはまだ残っていた。ブースに戻った萌景と櫻本アナが何やら、ふかしたばれいしょとバターを切って、小さな皿に分けていた。そう、じゃがバターだ。来場者にふるまわれるという。やったー!食べられないと思っていたから、うれしさが倍増した。
黙々とじゃがバターをつくっている萌景をしばらく見ていた。テレビカメラの前でも、まったく緊張していないように思える。まあ、いつも多くのファンの前で歌って踊っているからね。これまでも、収録はもちろん、生放送にも出ている。いい意味で慣れもあるんだろうね。14歳の推しがとても頼もしく映った。
準備ができたみたいだ。美紀ちゃんと理梨花、近藤さんの3人が、じゃがバターを配り始めた。今度はちゃんともらうぞ!列に並んで、美紀ちゃんからもらった。バターをじゃがいもの上にのせてパクリ。う~ん、ホクホクしていて、おいしい。普通のじゃがいもよりはみずみずしいのかな?
用意したものを配り終わると、今度は3人がまな板の前へ。美紀ちゃんがナイフを握って、じゃがいもを切り始めた。その光景を撮っていると、美紀ちゃんが「撮るな~!料理ができないのがバレてしまう~」と叫んだ。確かに、ナイフの扱い方が危なっかしいな…。理梨花と萌景も、ちょっぴり心配そうに?見ていた。
すべてを配り終わった後、お待ちかねの餅まきが始まった。あれっ、いつもなら、まいている側のメンバーが、この日は来場者のなかにいた。珍しい。みんな、ビニール袋を持って待ち構えていた。でも、なんだか遠慮している感じだった。
3人とも後ろのほうにいて、あんまり拾えていないようす。でも、周りからお菓子や餅をもらったみたいで、萌景たちは大喜びだ。自分も写真を撮りながら2個ゲットしたので、萌景の袋に入れた。「ありがとう!」。いえいえ~。お安いご用ですよ~。
最後はばれいしょの重量当てコンテスト。午前中に投票していた。ばれいしょが3つのカゴに入っていて、それぞれを当てるというもの。つまり、当たるチャンスが3回あるってことだ。1番重かったものと2番目は外れた。う~ん、けっこう悩んで予想したけど、思った以上に軽かったのか…。残りはあとひとつ。「8・9㌔です!」。ん?なんか、書いた覚えのある数字だった。もしかして…?
「正解者は横山裕一さん!」。やっぱり!!やった~!!!ちょうど、愛の葉のブースのところで聞いていて、萌景たちの前でガッツポーズをしてしまった。下の名前を間違った読み方で呼ばれたけど、そんなことはどうでもいい。当たったことの喜びのほうがはるかに上回った。段ボールに入ったばれいしょを抱えて戻ると「横チン、やったやん!」。美紀ちゃんたちが祝福してくれた。萌景も笑っていた。
実は、朝からツイていなかった。いつもお世話になっている先輩カメラマンの車の中でコーヒーをジーパンの上にこぼしてしまった。それも、股間のあたり一面に…。コンビニのトイレで必死に拭いたが、まさにおもらし状態…。「厄落としと思ったらいいですよ」。先輩カメラマンに言われたが「ほ~なん。FARM」のばれいしょをもらいそびれるし…。全然、厄落としじゃないやん。そう思っていたが、最後の最後でツキが回ってきた。
じゃがいもは大好きだから、いくらあってもうれしい。カレーにしようかなあ。ポテトサラダもいいなあ。でも、1人で8・9㌔も食べられないから、先輩カメラマンと萌景におすそわけした。早朝6時出発だったけど、本当に来てよかった。最後に、段畑をバックに萌景に写真を撮らせてもらった。コーヒーで厄落とし。その効果はてき面だったわけだが、ばれいしょをゲットしたことよりも、萌景の元気な姿を見られたことのほうがうれしかった。
深みが増した思い出の場所
2016・4・16~愛媛・今治市~
やっぱり自分にとっては、ほかの場所とは違うんだよね。フジグラン今治であった「オール今治フェスタ」。この日は愛ちゃん、愛美ちゃん、そして萌景の3人が出演した。開店と同時に入店。イベントステージ、そして出店ブースが並ぶフロアを見て、なつかしさが甦ってきた。たった約半年前のことだけど、あの日の出来事が遠い昔のように感じられた。
午前10時から始まった、ゆるキャラショー。萌景は髪を下ろした状態で登場した。前髪がきれいにそろっていて、ほおもピンク色で、かわいかった。「おどるポンポコリン」「夢をかなえてドラえもん」「ようかい体操第一」とおなじみの3曲。子どもたちといっしょに楽しそうに踊っていた。時には、客席に足を運び、女の子と同じ目線で踊る。顔をくしゃくしゃにした笑顔がはじけまくっていた。
ゆるキャラショーが終わり、メンバーはブースの手伝いに回った。今治のうまいものが集合している。ちと見て回ろうかなっと思っていたら、背中越しに「横チンさ~ん」の声。見なくても分かる。萌景だ。「これ、いっしょにつくろう」。見てみると、なんだか夢の国のような店のブースだった。スイーツ・デコレーションができるそうで、マカロンのストラップや写真立てなどをつくれるという。へえ、萌景はこんなのが好きなのか~。
いいよ。何をつくろうか?「ゆめかわいいのをつくりたい」。ゆめかわいい??「うん、そうだ、ペンケースをつくりたい。学校で使いたいから」。萌景はペンケースの上にいろんなデコレーションを並べ始めた。マカロンやキャンディー、フルーツ、ゼリーなどなど。「こんな感じかな?」。おお、いい感じやん。でも、こんなかわいいのをつくって、本当に学校で使うの?「うん、使うよ」。ホンマかいなあ。
イメージができたので、お店のお姉さんがクリームに見立てた接着剤を「こういう感じで…」と手本を見せた後、萌景がペンケースの表面にクロスに描き始めた。そして、クリームの上にデコレーションを置いていく。ここからは2人の共同作業だ。「そのキャンディはここかな?」。OK。このレモンは?「この辺に置いて」。はい、はい。ゼリーはここでいい?「うん」。このイチゴはどうする?「マカロンの上に置こうかな」…。こんなやり取りをしながら、2人で並べていった。
マカロンの上にイチゴを並べて、お人形さんも置いて、はいできあがり!おお、めっちゃいい。ケーキと間違えて食べてしまいそうになるくらいだ。「かわいい!」。思い通りのものができたみたいで、萌景は満足そう。接着剤が乾くまで6時間ぐらいかかるみたい。「控室に持って行って、乾かしておくね」。とっても、うれしそうな表情だった。
このスイーツ・デコレーションの店には、髪飾りなども並べられていた。「これ、かわいい」。萌景はアイスクリームの形をしたものを選び始めた。「あのね、髪の毛をお団子にしたいんよ。これがあれば、うまく巻ける」。そうなん?鏡を見ながら確かめる姿が愛らしい。「お昼につけるから、いいでしょ?」。萌景にこんなことを言われちゃ、買わないわけにはいかないよね。結局、アイスの髪かざり3つと、スイーツのヘアピンをプレゼント。「ありがと」。ペンケースもつくって、ちょっぴり値段が張ったけど、喜んでくれたからいいかな。
休憩から戻ってきた萌景はツインテールになっていた。その結び目には、数十分前にプレゼントした髪飾りをつけていた。うわあ、さっそくつけてくれたんだ。めっちゃ、うれしかった。髪の毛が伸びてきたし、ツインテールもよく似合うようになった。それにしても、髪の毛にアイスクリームがのっかっている感じがして、おもしろいね。
えのはうすでのホワイトデー・イベントの時、萌景の好きなキャラクターのマイメロディの髪飾りをプレゼントしたのだが「ちょっとかわいすぎて、イベントではつけられない」って言っていた。まあ、確かに子どもっぽいものだったし…。どんなのがいいのか、よく分からないんだよね。だから、この日みたいに萌景自身が選んでくれたほうがありがたい。目の前で喜んでくれる姿も直接見られるからね。
昼休憩の後には、言っていた通り、髪の毛をお団子にしていた。アイスの髪飾り3つに、スイーツのヘアピンと全部、つけてくれていた。やっぱり、大好きな子がプレゼントしたものを大事に使ってくれているのが分かると、とてもうれしい。14歳の誕生日に渡したマイメロの着ぐるみも着てくれている。ほかのメンバーから「萌景はファンからもらったものは大事に使っているよ」と聞いた時は、胸が熱くなった。
フジグラン今治。自分にとって、大切な思い出の場所だ。昨年10月10日、萌景推しになった。推していた、あるグループの女の子が卒業。自分のなかで「もう、こんなさみしさを感じたくないし、推しはつくらない」と心に決めていたが、8月6日にフジグラン松山の夕涼み会で萌景を初めて見た時、凪だった水面が揺れ始めた。以降、萌景に会いたくて、愛の葉のイベントに通うようになった。一度誓った決心をぐらつかせる何かが彼女にはあった。心のなかの振り子が行ったり来たりしていたが、ついに「2番目の推し」のところで止まった。
ペンケースをつくっている時、萌景に聞いてみた。萌景~。「ん?」。フジグラン今治って、オレにとって大事な場所なんよ。「そうなん?」。えー、覚えていないの?「うん。あんまり覚えていない」。まあ、そんなもんかな…。オレが萌景推しになった場所。愛美ちゃんといっしょに今治せんいまつりと、ここを行ったり来たりしていたでしょ?その日、ここで打ち明けたやんか。チェキも撮ったでしょ?
その時、萌景が言った。「横チンさんって、松山まつりの時から推してくれていると思っていたから」。その言葉を聞いた時、思った。あながち、間違いではないなって。8月9日、城山公園であった松山まつり。萌景は愛の葉eggすの衣装を着て、初めてステージに上がった。天使のような笑顔に引きつけられ、萌景ばかり撮っていた。以降のイベントでも、撮った写真は萌景がほとんど。はっきりと推すと決めたのは10月10日だけど、実際は松山まつりの時からだったのだ。萌景の言うことが正解だ。観察眼、鋭いなあ。
観察眼とともに、萌景の記憶力に感心することがある。たとえば、チェキを撮る時のこと。ポーズが思い浮かばなくて「見つめ合おうか」と提案すると「それ、もう3回しているよ」と返されたことがある。チェキを見返してみると、本当に3回撮っていた。自分も記憶力には自信があるが、萌景もよく覚えてくれている。その時、なんだかうれしかったなあ。
でも、このフジグラン今治が大事な場所であることには変わりない。あの辺に今治ラーメンのブースがあったのは覚えている?指を差すと「うん、それは覚えているよ。ウチが最後のトッピングをしたんよね?」。そう。そこで、萌景が「ウチを推してくれている人っていないと思うんですよ…」とこぼした時「目の前におるやん」と打ち明けた。その時、浮かべた萌景の笑顔を忘れることはできない。以降、いろんなことがあったけど、萌景だけを一途に応援してきた。その気持ちはだれにも負けていない。
2回目のゆるキャラショーを終えた後、また萌景に誘われた。「さっきはウチにプレゼントしてくれたから、今度はウチからプレゼントっていう形で」。研修生だから、ふだんは書けないメッセージを書いてくれるという。それなら、ということで、マカロンの写真立てをつくることにした。マカロンの上にクリームを塗って、その上にクッキーやゼリー、星などをデコレーションしてくれた。そして、マカロンの裏側にメッセージを書いてくれた。
萌景との大事な場所で、とても楽しい時間を過ごした。約半年前のいい思い出に、また新たな思い出が書き加えられた。もちろん、フジグラン今治以外でも、たくさんの出来事がある。うれしかったこと、つらかったこと…。いろいろと積み重ねてきて、いまの自分がいる。「これからもよろしくね」。最後に書かれているメッセージ。このひと言だけで十分だった。もちろん、これからもずっと萌景推し。あらためて、そう誓った時間だった。



































