初めて萌景としゃべらなかった日
2016・5・1~愛媛・松山市~
ある意味、新鮮な時間だったのかもしれない。海響市場であった2周年記念&地産地消フェア。萌景は愛美ちゃんと2人で出演した。午前のゆるキャラショー。愛媛のゆるキャラ・みきゃん、地産地消の新ゆるキャラ・えやろといっしょにダンスをした。半袖でも十分に過ごせるくらいにスカッと晴れた青空の下、映画ドラえもんの劇中曲「ウンタカダンス」。ユニークな振りつけで、とても楽しそうに踊っていた。
スタートから研修生2人だけの出演って、けっこう久しぶりじゃないかな。「えやろちゃんは愛媛のおいしいものを勝手に持っていくクセがある。黙って持っていっちゃダメでしょ?」。かわいい顔をしたえやろに、やさしくお説教。その姿が、とてもほのぼのしていた。愛美ちゃんと交互に、みきゃんとえやろの特徴を紹介していた。
どちらかといえば、ライブよりもゆるキャラショーのほうが好きだ。根っからのゆるキャラ好きっていうこともあるが、メンバーの自然な笑顔をたくさん見られるから。特に、萌景は無理のない笑顔が多くて、イキイキしている。恥ずかしくてステージに上がれない女の子の元に駆け寄って「いっしょに踊ろう」と、やさしく声をかけてみたり。童心に返って、ちびっこたちといっしょに踊る姿を見ていると、こっちもうれしくなるんだよね。
午後からは別イベントに参加していた美紀ちゃんと愛美ちゃんが交代。館内で、マグロの解体ショーが始まった。これまで、宇和島水産高の「フィッシュガール」による解体ショーは数度、見たことがあるけれど、やっぱり本場の職人さんは違うね。さばき方が力強いし、何よりもスピードが速い!かつ丁寧。司会をしていた美紀ちゃんの後ろで、萌景も興味津々に見守っていた。
終了後はマグロがプレゼントされることに。お客さんによるジャンケンでの争奪戦となった。ジャンケンは萌景が担当。カシラやカマなどの部分ごとのほかに、マグロ丼などもあった。まだ昼メシも食べていなかったし、マグロ丼がほしいなあ。でも、ジャンケンにはことごとく弱い自分。ほとんどがあいこで脱落した。うー、食べたかったな…。
2回目のゆるキャラショー。今度は先輩の美紀ちゃんが司会をして、萌景がサポート役に回った。だんだん気温も上がってきたし、さすがにジャンパーも脱いで、半袖・単パン姿での出演となった。えやろの頭の上にのっているのは里芋の葉っぱらしい。そっか。てっきり、ドロンする忍術のために使うものだと思っていたwwそういえば、午前中は首に巻いていたオレンジ色の今治タオルが水引に変わっていた。
2回のゆるキャラショーを見て分かったことがある。2回目では、萌景の色が消えていた。もちろん、リードする先輩の美紀ちゃんに遠慮している部分もあったのかもしれないけれど、いい意味での目立ちたがり屋な部分が陰をひそめていた。前日4月30日の愛の葉Angeお披露目イベントの時も感じたことだが、個性派ぞろいの新メンバーのなかで、萌景は「埋もれていた」。もっと前に出て、萌景色を出していってもいいんじゃないかな。目立ってナンボの世界だから。
この日は自分のなかで決めていたことがあった。「萌景とは話さず、一歩離れたところで見てみる」。もちろん、嫌いになったわけじゃない。大好きだ。だからと言って、陰でコソコソするわけではなく、イベントの写真も堂々と撮っている。でも、それ以外のところではあえて近寄らないで見守ってみようと思ったのだ。いわば「木ではなく、森を見てみよう」の精神でってところかな。
そうすると、いままで見えていなかった萌景をかいま見ることができた。たとえば、あるファンにはこういう接し方をするんだなとか、出店している関係者には自分から積極的に話しかけて交流しているんだな、とか。ゆるキャラショーの時と同様、小さい子どもにはしゃがんで同じ目線で話しかけるんだな、とか。共通していることは笑顔がまぶしいってこと。萌景にしかないスマイルがはじけていた。
イスに座って、そんな時間を過ごしていたら、萌景がちょうど目の前のブースの前に手伝いにきた。髪を直していたので、レンズを向けてみると、気づいた彼女は笑顔。そして、正面を向いて、ダブルピースをしてくれた。それも満面の笑みだ。ほかの人にはどうかは分からないけど、こういう萌景は珍しい。正直、レンズを向けても、見て見ぬふりをされることが多いからだ。まあ、萌景推しになって長いからね。いい意味で、気を使わなくていいファンと思ってくれているからだと思う。でも、この日は1度も話をしていないから、気にしてくれていたのかもしれないなあ。心からうれしかった。
イベント終盤にさしかかり、別イベントからSACKY、愛ちゃんが駆けつけ、愛美ちゃんも戻ってきた。そして、マイクを持つと、みんなで「アグリズム」を歌った。最近、ライブが予定されていない日でも、こういうサプライズな形でミニライブをすることが多かったので、この日もあるかなあって期待していたけど、やっぱりあったね。5人のなかで、萌景が一番ハツラツとしていた。
背中で西日を受けながら、萌景は元気いっぱいに歌って踊っていた。楽しそうに、体いっぱいを使ってダンスする姿を見ていると、やっぱりライブが好きなんだなあって思った。そりゃそうだよね。正規メンバー、研修生を合わせて、彼女だけが1日、この現場にいた。ゆるキャラショーも楽しいし、マグロの解体ショーもすごかったけど、やっぱり愛の葉の曲をやりたかったんだなって思った。笑顔がそのことを証明していた。
一歩離れた場所で見守る。恒例のチェキも撮らなかった。でも、撮らない理由は別のところにある。あえて詳細には触れないけれど、これまでの萌景と自分との間で生まれた、いろんなことの「積み重ね」がピークに達し、しばらくは撮らないと決めた。何度も言うが、萌景のことは誰よりも大好きだ。だからこそ、撮らない。言っていることが矛盾しているかもしれないが、このことが自分のなかで消化されるまでは一時休止しようと思っている。もちろん、言いたいことを言って解決するのが一番早いって分かってはいるんだけどね…。
嫌いになりたくないから撮らないって言ったほうがいいかもしれない。いつもの「ルーティンワーク」を崩した。チェキ撮影が終わり、それぞれのファンに渡し終わってテントの下に戻った萌景が自分のほうを見つめていた。「なんで撮らないの?」。そう訴えるような目をしていたように感じた。しばらくは見ていたが、後ろめたい気持ちもあって、途中で目をそらした。本当は撮りたいんだよ。なぜ撮らないのか?萌景自身で、その理由に気づいてほしい。それが本音だ。ずっと、ずっと萌景推しでいたいから、しばらくの辛抱だな…。
ボーイッシュな萌景
2016・4・29~愛媛・今治市~
めっちゃ新鮮だった。オープンしたばかりのイオンモール今治新都市であった愛の葉ガールズの「ハタダ愛媛&姫路ツアー第2弾」に行ってきた。午前にあったライブ1部。先頭で登場した萌景が黒のキャップをかぶっていた。おお、珍しい!髪は下ろした状態で、ラッパーのようにひさしを横にしていた。
そういえば、萌景がキャップをかぶってライブに出るのは初めてだ。いつもは花飾りやカチューシャなどを着けて、かわいらしくしているのに、この日はまるで少年のようだった。開演10分前まで、莉緒と2人でハタダの社員さんといっしょに「どら一」の販売準備をしていた。ライブには出ないのかな…って思っていたので、登場しただけでうれしかったのに、いつもとは雰囲気が違った萌景を見られて、もっとうれしくなった。
この日は愛ちゃんと愛美ちゃんが別イベントに参加。7人でライブに臨んでいた。こうやって一列になった彼女たちを眺めると、いろんな髪型があるなって思った。きれいに下ろしていたり、ツインテールやハーフツインにしたり。クマさんヘアにしたり、長さもロング、ショートと人それぞれ。そこにキャップをかぶった萌景が加わることで、いいアクセントになっていた。
これまで、理梨花と莉緒のキャップ姿は何度か見たことがあった。愛の葉ではライブ中にネックレスをつけることはNGだが、頭には何をつけてもOKなんだそうだ。自分のイメージカラーの大きなリボンをつけたりしている子もいる。キャップ姿の萌景はよく似合っていたし、カッコよかった。クシャクシャの笑顔になると、ホントに少年のように思えた。
だから、いつも以上にシャッターを押す回数は増えるよね。楽しそうにダンスする萌景を見ているだけで楽しかった。ライブ中には莉緒たちといっしょにステージから飛び出し、たくさんのお客さんがいる芝生広場へ。どら一の試食をふるまっていた。トレードマークの笑顔がたくさん飛び交っていた。
最後の曲「虹色マジック」の時には、ハタダのハッピを着てダンス。16日に兵庫・姫路市であったイベントには、萌景は参加していなかったので、ハッピ姿は初めて見た。かわいい子は何を着ても似合うっていうけど、ホントだね。「新たな衣装」を身に着けた萌景はいままで以上に元気になって、ハッスルしているように見えた。
キャップ姿の萌景を見て思い出した。昨年8月に初めて会ったころと比べて、髪が長くなってきていた。自分は無類のショートカット好き。ショートカット向上委員会の会長を務めているほどだ(←そんなものは存在しない!)。だから、たまにショートカットの萌景を想像することがある。ある日「ショートの萌景を見てみたいなあ。似合うと思うけどな」と言ったことがあるのだが「伸ばそうと思っているから」と一蹴されたww
元々、くせ毛の萌景だけど、日を重ねるごとに、どんどんきれいなストレートになっているんだよね。聞くところによると、毎朝早起きして、ていねいに伸ばしているという。お化粧もしかり。たくさんのお客さんに見られる仕事だし、先輩たちから刺激をもらうことで、美への追求も深まってきているんだろうなあ。
そんな努力家の14歳を知っているから、おのずと応援したくなる。ショートカット姿は見てみたいけれど、それはもちろん、萌景の自由だから、自分がどうこう言うことではない。ただ、会いたい。元気な笑顔を見たい。それだけだ。茶目っ気たっぷりにVサインをする彼女を見て、あらためてそう思った。




















