閑話休題。牧野富太郎博士が見た新潟の植物 | mizusumashi-tei みずすまし亭通信

ドラマ 波よ聞いてくれ

 

朝ドラ『らんまん』人気にのって全国で牧野富太郎関連の展覧会が開催されている。当地博物館でも小規模ながら『牧野富太郎博士が見た新潟の植物』が始まったので、雨の休日の暇つぶしにとのぞいてきた。大正末発刊の「問題の図鑑」があればと期待したが、展示されていたのは『牧野日本植物図鑑(1940)北隆館』と、没後発刊の『原色牧野日本植物図鑑(1985北隆館)』だけでした。

 

発売当時、その『原色牧野日本植物図鑑』は彩色が鮮やかすぎて趣味に合わず、その後いろいろ物色したあげく寺崎留吉『日本植物図譜(1979)平凡社』第2版を購入した。寺崎図鑑はカラー版ではないが、すべての図版を寺崎ひとりが生涯かけて描いた図鑑で、改訂版は彼の教え子が寺崎のタッチを踏襲している。

 

さて、小芝風花主演のドラマ『波よ聞いてくれ』は最終回を迎えて、内容はともかく小芝風花の滑舌の妙を楽しんだ。ラジオ局MRSの雇われ放送作家(官能小説家でもある)久連木克三 くれこ かつみ 役の小市慢太郎の存在感が際立っていてバイプレイヤーとして充実の時期を迎えているのかな。