mizusumashi-tei みずすまし亭通信

ローレンス・ブロック

 

ローレンス・ブロック(Lawrence Block:1938年6月24日- )は、ここしばらく出版が途絶えてい他ので「高齢だからな」と思っていたら、2022-23年と新刊を発表してミステリファンを驚かせた。

 

ブロックは、ネオ・ハードボイルドの代表作ともいわれる、酔いどれ探偵〝マット・スカダー〟シリーズ。古書店主にして〝泥棒バーニー〟のシリーズがつとに知られる。両シリーズとも1970年代半ばにスタート、ファンに愛されている長命シリーズです。

 

 

 

〝泥棒バーニー〟シリーズ第8作『泥棒は図書館で推理する』では、親友でレズビアンの(レズビアンゆえ親友でいられるのかな?)キャロリンを誘って、英国片田舎の古屋敷ホテルへ保養を兼ねて。なんと、図書室からレイモンド・チャンドラーがダシール・ハメットに贈呈したといわれる『大いなる眠り』サイン&献辞入初版本を頂戴するつもりが、その図書室で起きた殺人事件に巻き込まれる。いわゆる「犯人はこの中にいる」であります。

 

ちょっと、英古典系コージーミステリで、主人公が古書店の泥棒というところに笑いを誘う。ウィットの効いた会話劇になっていて、粋で魅力的なバーニー&キャロリン・コンビのキャラクターが本シリーズを支えている。アガサ・クリスティの素人探偵ものの現代版といっていいのかも。

 

R.ブロック:泥棒は選べない(1977)早川ポケミス

  泥棒は図書館で推理する(1997)早川ポケミス

 

検索してみたら地元図書館に〝泥棒バーニー〟シリーズが全作揃っている。それならばと、第1作『泥棒は選べない』から読んでみようかな。

 

シュウメイキク