俳詩についての記事です。
Xにポストした内容等を基にしてまとめました。
「俳句を母体とした詩」として、俳句の575の型、季語等や、口語体を用いた詩作を楽しんでいます。
今回は、個人的に気づいたこと、感じたことなどを短く記しました。
勉強不足な点も多々ありますが、よろしければ楽しんでみてください。
◯俳詩についての短文 ①〜⑪
①俳句と変遷
和歌→連歌→俳諧→俳句→◯◯→◯◯→
和歌以降の変遷は歴史では大まかにこうだそうですが、それぞれに創始者、反対者、達成者、後継者的な人々がいて、それぞれの作品等も興味深いです
俳句以降も変遷するのでしょうか
近代、現代だと自由律化、口語体化、定型の詩化などしか個人的には思い浮びません
②俳詩の探探
俳詩の作品について探究しています。
俳詩とは「俳句を母体とした詩」という意味の個人的な呼称です。
俳句の「575の型」「季語」等や「口語体」を母体として、
より深い詩性や思想性、現代性などを表現、探究する試みです。
個人的な作品の探究を楽しんでいます。
③俳詩の書きかた
俳詩については個人的に、575の型、季語、口語体、現代仮名遣い等を用いて書いています。
これまでの取り組みから、575の型、季語、切れを用いて、
「伝統的な俳句」「様々な文体の俳句」を詠むほかに、「詩的な作品」を書くことも可能だと個人的にわかりました。
口語俳句の作品には「俳句としての側面」「一行詩としての側面」という2つの側面があるようにも感じます。
それらを別々に突き詰めることで、
それぞれどのような作品や作品集が生まれるのかについて個人的に少しずつ探っています。
詩は、ものごとの表現の仕方や方法を作者・読者がともに楽しみ味わい、
また読者がその詩を自分なりに解釈して楽しむという側面を持った文学であるといえる。
詩の定義を広くとらえれば、俳句・川柳・一行詩も詩的表現の一種。
形式や目的の違いはあるものの、言葉による表現を通じて「詩的な感動」を生み出す点で共通している。
解説文:ChatGPTより引用
⑥俳句、川柳、俳詩の大まかな傾向
俳句は発句。季語、切れ字、切れを常用して四季折々の自然とその暮らし、風雅さ、余情、感動などをより突き詰めて「詠む」傾向があるそうです。
川柳は平句。季語、切れ字、切れは常用せず人情や滑稽さ、機知、風刺などをより突き詰めて「吐く」傾向があるそうです。
俳詩は詩。575の型、季語、口語体等を用いつつ詩の側面をより重視し、詩性、思想性、現代性、自己性、社会性、象徴性などを突き詰めて「書く」ことを試みています。
⑦俳句と俳詩
俳句と俳詩について、俳詩的な作品を書いた過去の俳人は少なからずいて、
新興俳句、前衛俳句の時代や、古くは河東碧梧桐の時代から、俳句に対する俳詩と言えるような分岐や立場のとり方があったようにも個人的には感じました。
現在でも俳詩的に書かれている俳人の方は多くおられて、個人的に注目しています。
⑧括り方による違い
俳句の創始者は正岡子規、達成者は高浜虚子、後継者はその後の俳人の方々の中におられるということでしょうか。
俳詩的な傾向はいつ、どこから、誰からはじまったといえるのでしょうか。新傾向俳句や新興俳句、前衛俳句などからの流れでしょうか。
俳句という括りだと、その中心の外れに位置させられがちな俳人の方々が、
俳詩という括りだと、途端にその中心に位置する俳人の方々になるという印象も個人的に受けました。
⑨俳詩の特徴などについて
◯俳詩の特徴
俳句を母体とした主に口語体による現代定型詩
・575の定型、季語等を保つこと
・現代の言葉(口語体)で主に書くこと
・古い形式の中に新しい詩を生むこと
・詩としての現代的な使命を果たすこと
・詩性、思想性、現代性、自己性、社会性など
・主にそれらの模索と追求
等々
*これらについては
作品等をはじめすべて要検証
⑩俳句と俳詩の傾向の比較
◯俳詩
・詩的構築
・言葉で世界を創る
・内面・観念・思考を基にする傾向
・情感を中心として重視
・詩性・思想性・象徴性・時代性、等々
◯俳句
・自然描写
・世界を写し取る言葉
・外界・実感・写実を基にする傾向
・季感を中心として重視
・俳句性・写実性・具象性・普遍性、等々
*それぞれに共通する点、重なる点、
グレーゾーン的な部分もまた存在しそうです
⑪俳句と俳詩の取り組みについて
俳句についても、伝統俳句、現代俳句、文語体、口語体、会話体の各俳句、AI共作俳句、自由律句など、個人的に様々に探究をつづけています。
俳詩はそれらと並行してはじめた取り組みの一つです。
今後も俳句の探究は継続しますし、「俳句」に対して否定的な思想や考え方等は特に持っていません。
*個人的な考えや見解をまとめた記事です
*現在、模索中の考えや作品、記事へのリンクをまとめました
*これらは以前の「一行詩的俳句」の取り組みを呼称を変えて引き継いだものです
*解説について至らない点、充分に書き尽くせていない部分もあると思いますがご容赦ください
*こうした取り組みについては個人・団体によって様々な考え方や見解があります
いつも
ご覧いただき
ありがとうございます
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