一行詩的俳句集『AIと私』


俳句の一行詩としての

側面を探った作品集です


今回は、AIとの共存を

テーマにした夏の作品を集めました


俳句の基礎とともに、一行詩の特徴、技法などもわかる範囲で取り入れました


勉強不足な点も多々ありますが

よろしければご覧になってみてください。


*作品は既発表句です

*この作品集はフィクションです




『AIと私』

一行詩的俳句集


いちめんの初夏ひも解くかAIと



わか葉ざわめくAIの詩を黙読後



あじさいよきみの知識の花ひらく



間違ったりフリーズしたり百日紅



きえてはまたきえては虹よAI史



梅雨の夜これが会話と気づくまで



金魚ゆらめくAIという個性たち



ちしきとは上がる気泡かソーダ水



飛びこむ子AIいらずかわあそび



問いひとつひとつがことば星涼し



読む指よディープサーチという泉



ふうりんよ思考波紋となりゆく夜



プロンプトやがて敬語に蝉しぐれ



アイスティーAI丸いちにち離れ



噴水よみな見あげては満たされて



シンギュラリティ到来不明大夕焼



冷やし西瓜野趣味わってAI以後



ブオナローティアダムの創造南風



たましいを吹き込む夏の指さきよ



なつの星またたく画集閉じてより






◇ これまでの作品集 ◇


『鹿の子』

一行詩的俳句集




『街』

一行詩的俳句集




『春の自選』

一行詩的俳句集




◇書いてみた感想


今回はAIとの共存をテーマにした

夏の作品を集めました。


実際に使ってみた印象や想像、関連情報、警鐘などもまじえました。


フィクションとしてまとめました。

主に口語体、現代仮名遣いで書いています。



ポスト人間主義という、人間とは何かを機械・自然等との関係のなかで問い直す思想が有名だそうです。



575の型、季語、切れ字(切れ)を用いて、


伝統的な俳句や様々な文体の俳句を詠むほかに、詩的な作品を書くことも可能だと個人的にわかりました。




◇詩の解説


詩は、ものごとの表現の仕方や方法を作者・読者がともに楽しみ味わい、


また読者がその詩を自分なりに解釈して楽しむという側面を持った文学であるといえる。


詩の定義を広くとらえれば、俳句・川柳・一行詩も詩的表現の一種。


形式や目的の違いはあるものの、言葉による表現を通じて「詩的な感動」を生み出す点で共通している。 


解説文:ChatGPT




◇俳句、川柳、一行詩の大まかな特徴


俳句は発句。季語、切れ字、切れを常用して四季折々の自然とその暮らし、風雅さ、余情、感動などをより突き詰めて「詠む」傾向があるそうです。


川柳は平句。季語、切れ字、切れは常用せず人情や滑稽さ、機知、風刺などをより突き詰めて「吐く」傾向があるそうです。


一行詩は詩。575の型、季語を用いる場合でも詩的な側面が重視され自己性、社会性、思想性、比喩性などを突き詰めて「書く」傾向があるそうです。



*この作品集はフィクションです


*試験的な取り組みをまとめた記事です


*解説について至らない点、充分に書き尽くせていない部分もあると思いますがご容赦ください


*俳句については個人・団体によって様々な考え方や見解があります




いつも

ご覧いただき

ありがとうございます




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