■徳島県の剣山に、ユダヤとつながる「三種の神器」が眠っている?! 

ユダヤの三種の神器(「アロンの杖」「十戒が書かれた石板」「マナの壺」)が「アーク」に納められて、ここ、剣山までやってきたそうです。その「アーク」が、日本のお神輿と形がそっくりなんだとか…。またまた不思議な”符合”!?
いろんな神秘的なものが発掘されたという剣山。やはり「失われたアーク」はここに眠っているのでしょうか!


■剣山の御神宝
 せっかくここまで来たのです。剣山(つるぎさん)に行かない手はありません。くねくねとした山道を車で走りながら、剣山へと向かいます。剣山には、ユダヤの三種の神器が納められている「アーク」と呼ばれるものが隠されているという伝説があります。ユダヤの三種の神器とは、「出エジプト」の時に、蛇へびに姿を変えたり、水を血に変えたり、海を二つに分けて道を作ったりしたアロンの杖。モーセが神から授かった十戒が書かれている石板。そして食糧を与えてくれたマナの壺。この三つを言います。この三種の神器がアークと呼ばれる日本の神輿にそっくりな入れ物に入って、ここ剣山まで運ばれたというのです。

 毎年、剣山では7月17日に剣山本宮例大祭(ほんぐうれいたいさい)が行われます。なんと、この日は「旧約聖書」の中に出てくるノアの箱舟がアララト山に漂着した日と同じなのです。神輿というのは普通、山から里に神様をお運びするものですね。しかし、ここでは山頂へとお運びします。山頂近くには宝蔵石(ほうぞうせき)神社があります。「宝の蔵である石の神社」ということは、もしかすると、ここに三種の神器が眠っているのかもしれません。いざ、神社の裏にある磐座へ!

 剣山へと向かう道は夏日に照らされ、日射病になるのではないかという暑さでした。しかし、山頂へと向かうロープウェイの発着所に到着すると、突然スコールのような雨が降ってきました。さすがにこの雨の中を山頂に向かうわけにもいかず、しばらく車中で雨が弱まるのを待つことにしました。あっという間に辺り一面真っ白な霧に覆われ、人々が山の上からロープウェイで戻ってきます。そういえば、前回訪れた時も、霧雨が降り、どんよりとした天気だったので、こういう気候の土地なのかもしれません。
 
■鶴と亀の山
 剣山は鶴亀山(つるきさん)とも言われています。ここで出てくるのが、またもやあの「かごめ」の歌。かごめ→籠の目→ダビデの星、夜明けの晩→夜が明ける→よはね→ヨハネ(イエスの使徒の一人)と繫がるのではないかとの説もあります。失われたアークがここに眠っているという暗号なのだとしたら、面白いですね。
 さらに、剣山に埋められているアークから人々の目を背けさせるために空海が四国八十八ヶ所を作ったという説もあります。国から委託された事業だったというのです。この説を知っていたかどうかはわかりませんが、戦前から日本と古代イスラエルの結びつきに気づき、剣山の発掘調査を重ねてきた高根正教(たかねまさのり)という人がいました。この高根さんが注目したのが鶴岩と亀岩。数年かけて亀岩の下の発掘を続けていくと、地下131mのところから巨大な球体の「太陽岩」と呼ばれるものが出てきたそうです。そして、さらにその下には大理石の門や、高さ15mのピラミッド型の空間もありました。やがて、戦後間もない頃には海軍大将であった山本英輔(えいすけ)という人が、発掘をして、ミイラが100体以上も出てきたということです。時代を超えて人々を魅了してきた鶴亀山。結局、時間がなくて鶴と亀の岩を遠くから眺めて帰ることしかできませんでしたが、最後はキラキラとした光も差し込み、なんとも美しい夕暮れ時を過ごせました。
 
■剣山と鶴亀山。「音」で聞いても不思議な一致。面白いですね!


 

 


ヘブライ語と日本語が、音で聞くとそっくり!? またまた登場!童謡「かごめかごめ」のさらなる暗号。

鶴田真由

鶴田さんは、またまたとても興味深い研究をしている先生を紹介されます。

「音」でユダヤを読み解いている、中島尚彦さん。ヘブライ語と日本語の類似について研究なさっている方なのだそうです。

さて、その中島さんに、剣山に登った話をするとーー。


鶴亀山とかごめの秘密

 昨日、剣山に登ったことをお伝えすると、

「それは素晴らしい! ここまで来たのだから剣山へ行かれることをお勧めしようと思っていたんですよ」

 というお言葉。とともに、中島さんの研究の一つである「かごめ」の歌の秘密についてお話し下さいました。

 かごめの歌の中にある「籠の中の鳥」というのは失われたアーク、つまり、ご神器を収めている聖櫃(せいひつ)を意味しているのではないかという説があるそうです。その聖櫃の上には神様をお護りするためにケルビムと呼ばれる天使像が向き合っていたと「旧約聖書」には書かれています。

 中島さんはかごめの歌詞の中にある〝ヘブライ語〞に類似した言葉について、辞書を引きながら、意味のある文脈を見出すことが出来るか検証してみることにしました。そうしたら、そこに衝撃のメッセージが含まれていたそうです。


「かごめ」とは「khagor + mi」という二つのヘブライ語に分解できる。その意味は「何を囲むのか」「何が守られているのか」「誰を守るのか」となるのだそうです。

「鶴と亀」は「tsur + kamea」で「お守りの岩」。ヘブライ語の意味から想像するに大きな磐座のようなものを言っているのではないか? ということです。これがもしかすると鶴亀山のことであり、鶴岩&亀岩のことであるのかもしれません。

 詳しいことは中島さんのHP(www.historyjp.com)に書かれていますが、中島さんによると、このかごめの歌は二つの意味に訳せるのだそうです。


 一つは何が守られているのか? 誰が守られているのか?守護されて封印され、安置して閉ざされたものを取り出せ!そして火をつけろ、燃やせ、社を根絶せよ!造られたお守りの岩の御利益もなく焼かれた荒れ地は見捨てられた


 という悲劇のシナリオ。そして、もう一つが救いの道を表す訳。


   何が守られているのか? 誰が守られているのか?守護されて封印し、安置して閉ざされていた神宝を、取り出せ!そして、火をつけろ、燃やせ! 神の社を根絶せよ。水際にお守りの岩を造り、無人の地に水を引いて支配せよ!

 

 どちらにしても、中核となるメッセージは「神宝」です。中島さんのHPでは、以下のように解釈が続けられていました。


「(略)それら神宝が収蔵場所から取り除かれた直後、神宝が安置されていた収納箱や、社の周辺一帯が火によって焼かれてしまったことを、『かごめかごめ』は証しているようです。その収納箱がもし、イスラエルの契約の箱であったとするならば、人類の歴史に大きな影響を与える一大事であったことになります。

 神宝の収納箱が焼かれるという背景には、神の社にて長年、不信仰な行いが蔓延し、神の怒りをかったことが原因ではないかと推測されます。神の怒りに触れて聖絶され、根絶やしになった町、村、都市の事例は、聖書にも数多く記載されています。(略)

 同様の出来事が、『かごめかごめ』の背景に存在していたのではないでしょうか。山上国家の聖地に収蔵されていたと想定される大切な神宝は、一旦、そこから取り出されて保護され、山から下ろされるやいなや、直後、『根絶やしにせよ!』という聖絶の命令が実行に移されたのです。そして神宝が取り除かれた後の社を含む、山頂の近郊一帯に火が付けられ、山々は丸ごと燃え尽きたのです。これまで国家統治と権力のシンボルでもあった山頂の聖地が、神の裁きを受けて消滅したことを、『かごめかごめ』は証していたのです。」(www.historyjp.com)


 私は「ユダヤの御神宝は剣山にあったと思われますか?」

と聞きました。すると、「海から渡ってきたユダヤの民が日本に御神宝を持ってきたとすれば、海に神輿が入る(海から神輿が上がる)お祭りのあるところにその歴史が刻まれているのではないかと思うのです。それで調べてみると、徳島県にはそういうお祭りが多いことがわかりました。高いところに神はおわしますから、やはり海から上がったアークは剣山に運ばれたのではないかと思います。でも、かごめの歌にあるように、その場所はその後、火事になり、御神宝はどこかに運び出されていると思います。なので、今は剣山にはないでしょう。でも、御神宝ですから、なくしたなんてことは絶対にありえない。だから、きっと、今もどこかに必ずあると思うのです」

 とお答え下さいました。そうか! お祭りは過去の出来事を再現していたりするので、その形態を見るとそこから読み解けることがあるのですね。

 日本人であれば誰でも知っていると言っても過言ではない「かごめ」の歌。いつの日か時が来て、再び、封印されたものが放たれる日が来るのでしょうか。その日を待ちわびながら、この歌は何世代にもわたり、知らず知らずのうちに語り継がれているのかもしれません。

 中島さんは「かごめ」の他にも「さくらさくら」や「君が代」についてもヘブライ語との関わりを説いています。とにかくヘブライ語と日本語の類似は多く、知れば知るほどびっくりしてしまうのです。

 以下少しだけ例を出してみます。左が日本語で右がヘブライ語です。



 コマル(困る)―コマル(困る)  

 スワル(座る)―スワル(休む)

 イム(忌む)―イム(ひどい)

 ハラウ(払う)―ハーラー(遠くへ捨てる)

 ヤスム(休む)―ヤスブ(座る)

 カバウ(庇う)―カバァ(隠す)

 ホシク(欲しく﹇なる﹈)―ホシュク(欲する)

ツライ(辛い)―ツァラー(恨み、災難)

ダメ(駄目)―タメ(駄目、汚れている)

イツ(何時)―イツ(何時)

アリガトウ(ありがとう)―アリ・ガド(私にとって幸運です)

 

 などなど……まだまだ紹介しきれないぐらい数多くあります。そればかりではなく、古代ヘブル文字(ヘブル―アラム語 紀元前6〜4世紀)にはカタカナに似た文字が沢山あるのです。


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まさか!? 思わず声も出てしまう、ヘブライ語と日本語の共通点。これは興奮しますね!