こんにちは。
しんいちろうです。
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
ヨガのきっかけは人それぞれだと思いますが、わたしのきっかけは妻でした。
ヨガはわたしにとって、統合失調症を発症した妻を支えられるようになるための訓練でした。
ヨガの個人指導を続けていくうちに、わたしにある変化が起きました。
姿勢や呼吸、思考や感情など、自分の状態に気づくようになったことです。
日常で自分の姿勢が悪くなっていることに、ふと気がついて、姿勢を直す。
立っているときに、重心が前に寄りすぎていることに、ふと気づいたり。
考え事を色々している時は、体が緊張して呼吸も浅くなっている。
自分の状態に自分で気づくといった経験をしました。
どういう練習をしていたかというと、ポーズはほとんどありません。
最初の3ヶ月は呼吸と動きを合わせる練習でした。
それから、動かしている時の体の感覚やストレッチの刺激を観察する練習に移行しました。
そして、半年経つ頃には目を閉じて、よりゆっくりと繊細に感じる練習をしました。
そんな頃、全体重を首と肩で支える肩立ちのポーズに取り組みました。
華奢な首で相当の負荷を持ちこたえなければなりません。
最初の頃は、自分でポーズをとることは全くできませんでした。
先生に支えてもらいながら恐る恐る行いました。
困ったことに、先生に支えてもらっているにもかかわらず不安が襲ってきます。
バランスを崩して倒れてしまうのではないか。
そんな考えがどこからともなく湧いてきます。
呼吸が瞬く間に荒くなりました。
倒れそうなわたしの脚を支えている先生から、「ゆっくり呼吸するように」と指示が入りました。
慌てている中でもゆっくり呼吸できるようになること。
このポーズは、そんな訓練でした。
肩立ちのポーズに取り組んだ途端、落ち着きは一瞬で壊れましたが、
段階的なヨガの訓練は、落ち着きを心に定着させます。
この訓練がなければ、妻に冷静に落ち着いて対処することは出来なかっただろうと思います。
今日のブログがご参考になれば幸いです。
しんいちろう
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