少林寺時代の教え子から、強豪校の拳士との差について聞かれました。
「強い学校の人達と自分達とでは何が違うんですか？？」
これは明確です。
ただ、能力の差じゃないんです。
当たり前の基準が違うだけです。
僕ヨガをやって良く分かりました。
例えば、こんなのとか。
こんなのとか。
こんなの。
前職でストレッチのトレーナーをしていた時でも、こんな動きが出来ると「凄いじゃん！！」ってなるんですよ。
出来る人がそんなに多くない世界でいるからです。
でも、ヨガの世界だとこんな動きが当たり前。
こんなの出来て当然って人がうじゃうじゃいるんです。
そうなると基準が変わります。
自分が凄く難しい事だと思っていた事が普通の事に感じられる様になるんです。
周りにいる人達は、もうそれを当たり前に過ぎていった人達ばかり。
アドバイスも受け放題。
見本にし放題ですからね。
その環境に身を置いていれば、自然に出来る事は増えてきます。
これはレベルの問題だけでなく、努力の仕方自体も変わりますよ。
毎日１時間走るのを当たり前に感じている人と、毎日１時間走ると自分を褒めてあげたくなる人。
自ずと限界は違います。
前者は、１時間の中でより追い込んだりよりフォームを考えたりする余裕があります。
後者は、１時間を走り切る事が目的で終わります。
良い悪いとはちょっと違いますからね。
選択は自由なんですよ。あくまでも基準の違いです。
ただ、高みを目指すのであれば、レベルの高い人達が集まる環境に身を投じてみるのも面白いですよ。
自分の目指す事が出来ている人って、出来る事が違うだけじゃないんですよ。
そもそも考えている事が全く違います。
やっている事だけマネするんじゃなくて、そもそもの頭の中身をマネしようとしてみると良いと思います。
僕のヨガの師匠であるマーク先生は、毎日５時に起きて７時までの練習をするそうです。
それは前の晩寝るのが４時になってしまっても変わらないそうです。
その理由は、そう決めたからではありません。
眠るよりもヨガをする方が自分にパワーを与えてくれるからだそうです。
ね。違うでしょ。
今年は京都に足しげく通い、この師匠の下でもう一度勉強し直してきます。
来年の今頃は、僕も眠らずに動き続けていられるかもしれません。
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