通っている生徒さんの中で、ダンスの先生がいます。
その方から「ダンスの生徒さんの軸が弱いんですけど、良い方法ありませんか？」という相談がありました。
踊っている時に、腹筋が抜けちゃうみたいなんです。
片脚立ちだとこんな感じで後ろに寄りかかっちゃいます。
それをこうして、お腹とお尻に丁度良く力が入っている状態をつくりたいとの事でした。
これは、その時にしたアドバイスです。
三日月のポーズ
を使います。
膝で地面を押す力を通じて、腹筋を引き込みます。
そうすると、お尻も自然に力が入って膨らみます。
この時の押す方向は、真下よりも斜め前が良いです。
何もなければ、こんな風に腹筋を使って太ももを引き込むイメージですね。
もし余裕があれば、段々と深めながら同じ事をします。
ポーズが深くなれば、深くなるほど、地面を押す事を通じて腹筋を引き込むのは難しくなります。
吸う息に合わせて腹筋を引き込んで、吐く息に合わせて力を抜いてポーズを深めます。
これを５呼吸ほど繰り返して立ってみると、引き込んだ方の脚がしっかりとしているのを感じられますよ。
無理に深める必要はありません。
力の流れを感じて、作って下さい。
ウォーミングアップで使っているので、柔らかくなる事が目的ではなく、動きやすくする事が目的です。
ポーズの練習をポーズの完成の為だけにするのではもったいないですからね。
ヨガのポーズは、単なるストレッチの一種ではなく、もっともっと多くの恩恵を与えてくれます。
気が付く意識をもって練習に取り組んで、要素を掴んで、もっと色々な場面に使ってみて下さいね。
例えポーズが完成していなくても、楽しい発見がいっぱい出てきますから(^^)/
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