皆さんこんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。
ソウルから日帰りでいける癒やしの場所 龍門山龍門寺をご紹介しましたが、龍門山にはもうひとつご紹介したいものがあります。
龍門山の食堂街からすぐのところにある親環境農業博物館です。歴史系と農業系からなる楊平の博物館です。有機農業に力をいれてきた楊平らしい博物館ですね。
これが博物館の正面です。龍門寺への参道に面したところにあるので、見逃すことはありません。
展示室入り口です。展示はまず歴史系展示からはじまり、農業系展示に移ります。もちろん入館料は無料です。
観覧に関する注意書きです。興味のある方は読んでみてください。
これが展示の導入部です。
緑豊かな楊平地域の古地図がかかっています。やはり山が多い地域だとわかります。自然に恵まれたところがあってこそ、地域は生きるものですね。
歴史展示の入口です。
양편의 탄생
「楊平の誕生」と書かれています。
楊平地域を代表する光景として龍門寺の銀杏の木の幹のレプリカが置かれています。この中は展示室になっています。
銀杏の木の中には高麗時代までの代表的な遺品の展示室になっています。新羅土器、統一新羅時代の金銅如来立像、高麗時代の香碗などです。霊木の幹で守られているのがなかなかですね。
楊平では青銅器時代の遺跡として知られる貢税里(공세리)遺跡の復元模型です。
民俗展示です。龍門山霊祭という龍門山の山の神に対する伝統祭礼の様子です。
伝統的葬礼行列に関する展示です。昔の野辺の送りの風景です。日本でも昔はこんな風景がありましたね。
楊平地域にも窯業遺跡が点在しています。代表的な窯などが紹介されています。青磁や白磁の名品もあるようですね。
近代の展示です。楊平は義兵運動が盛んだったところです。義兵とは儒学者や両班層を主体にした抗日運動で、龍門寺はその拠点のひとつでした。
歴史展示の次はいよいよ農業関係の展示室です。
環境に優しいことで有名な楊平地域の農業を紹介しています。
化学肥料などを使った土壌(左)地域と環境に優しい有機農業地域(右)の土壌の比較です。片方はいろいろな生物が住み着いていますが、もう片方はかなりさみしい状況であることを示しています。
川の水系の生物相の展示です。都市でも美しい川が取り戻せればいいですね。
耕作と水利灌漑についての展示です。水利があってこその農耕。水は昔から苦労のタネでしたね。
楊平地域が山岳地帯という特徴を生かして、山菜の栽培を行っているという展示です。健康な山菜をたくさん食べて元気でいたいものですね。
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