Backstage shooting for a ballet performance. Nothing beats it as my first job back in Japan
バレエの舞台裏撮影。
素晴らしい指導者で、女性としても尊敬している滝野とも香さん主宰ミルフィユバレエ10周年の発表会。とも香さんとは2012年の撮影からのご縁で、個人的に指導をしてもらったり、ロンドンからの悩み・疑問メールにも快くアドバイスをくださったり、、
帰国後はじめての撮影のお仕事がミルフィユバレエの発表会だなんて、しかも会場アナウンスはソウルメイトのえまちゃん。ほんとに幸せな1日でした。
第一部『The One True Light』(苫野美亜氏振付)他バレエコンサート
第二部『コッペリア』全幕
無邪気であどけない表情の女の子が、ドキッとするほど麗しい表情をしていたり
ドガの絵さながらの光景があったり
6年前の発表会の撮影 当時、まだ子供だった生徒さんが美しく成長し後輩たちを導く存在になっていたり
美しさをつくるもの(2012年) の彼女は当時たしか小学生。綺麗なお姉さんに成長されていて、でもその美しさの本質は子供の頃と変わっていない
一日中、夢中になってシャッターを押し続けていました。
私のフォトは雰囲気系のも多いのだけど、大人になって部屋に飾りたいと思ってくれたらいいな。
メイクからゲネプロまでで相当な枚数を撮ることがわかっていたので、本番は観客席から観るつもりが、
ずっと練習を重ねてきた発表会、その瞬間を生きている姿を、本人は知らないだろうけどそこにいるだけで絵になる姿を
少しでも多く切り取ってあげたい
舞台袖で子供達を見守る先生方の写真も・・
と居てもたってもいられなくなり、第二部コッペリアから再び舞台裏へ
ロンドンでの舞台で、人前で踊ることがどれだけ大変で、努力を重ねてやりきったときに(結果はどうあれ)自分が大きくtransform、変容することを体験したから余計にそう思ったのかも。私は本番後、殻から抜け出て新しい自分にリニューアルしたように感じました。
本番の舞台裏は、本番にしかない空気、表情が。
フィナーレでは親御さんや先生方もふくめ舞台裏から全員が主役の二人を手拍子で応援。そこにいる皆んなが、それぞれの立場で、どんな思いでこの本番に向かって努力をつづけてきたのかが伝わってきて・・
みんなが作り上げてきた舞台
最後は、なんだかもうその場にいれたことがありがたくて・・・泣きながら撮ってました。私は舞台の上はほとんど見てなくて、ひたすら舞台袖の皆さんの表情をみていた。
本当に・・お疲れさまでした!
クラッシックバレエは求められるレベルが細かく難しくて、大人からはじめた私なんてほんとに気が遠くなってしまうけど、それでもがんばりたいと思わせる何かがあります。
普遍的な美しさ、かな。美しいものに、理窟でなく人は惹かれるから・・少しでも近づきたいという気持ち。
先月からコンテンポラリーとジャズをはじめて バレエの時間が減ってしまうと書きましたが、身体の使い方を別の角度から学んでいることが、バレエにも繋がっています。背中を使う、コアを使う、プリエをつかう、床をつかう・・ 急がば回れ、なのかな。アプローチを変えるとすっと入ってくることってあります。
そんななか、発表会でうれしい出会いが。K-Balletでコンテンポラリー講師をつとめる振付家の苫野美亜さん。その話も、舞台裏の美しい姿をまだまだご紹介したいので、次回に続きます。
会場スタッフ、アナウンスのえまちゃんもおつかれさま❤︎