広島東洋カープ 5-1 東京ヤクルトスワローズ


得点したイニングは3回裏と6回裏だけでしたが、

ワンサイドゲームの雰囲気がありましたね。

最後はピンチになりましたが、先発の玉村が
最大の殊勲者であることは変わりません。
先制点をとったところで、勝負が決まった感じを

出すことができました。

もちろん、ホームゲームというのも大きいです。

残り試合、ホームゲームが多いですが、やっぱり

心強いですね。

1勝2敗が二つ続いてしまいましたが、2連戦を

ともにとれたことで、貯金は減らさずにすみました。
全143試合の8割が終わったところで首位に

いるのですから、立派なものです。

残り28試合、22勝6敗だったら多分優勝ですが(笑)
 

大事なことは、残り15試合程度になったときに、

現実的な可能性を残しておくことです。そうすれば

来年以降の財産になります。
 

そういう意味では、あと2週間ですね。

 


9月16日にどういう気持ちになっているか、

楽しみにしています。

中日ドラゴンズ 2-1 広島東洋カープ

 

 

負けの直接の原因は、4回裏の矢野のミスです。

これまで何度もチームを救ってきた矢野が

凡ミスをしてしまう。しかも1イニングに2度も

起こるというのは、考えられないことでした。

 

ただこれについては、「こういうこともある」で

済む話だと思います。

その後の石川の打球が、2点タイムリーになって

しまったのも不運でしたね。完璧に打たれたわけ

ではないですから。

 

しかし今日は 「試金石」 でしたよね。チーム全体

にそんな雰囲気がありました。

打てていないピッチャーからどうやって点を取るか、

勝てない球場でどうやって勝つか、準備もしてきた

と思います。

 

ただ、先週の巨人戦でもそうでしたが、対策を

講じても結果につながらないんですよね。

試合中は、みんな一生懸命で、試合前もそれなりに

頑張っている。それでもダメだったんです。

 

「一生懸命に頑張ってもダメ」 という事実を

突き付けられると、「諦め」 につながってしまいます。

箍が外れた状態になってしまい、連敗を重ねて

しまうかもしれません。

もしかしたら、マイナスの意味でターニングポイント

になりかねない試合です。

まさに 「正念場」 と言えるでしょう。

広島東洋カープ 5-7 阪神タイガース

 

 

3回表、2アウトランナーなしからの5連打で

逆転されました。特に4点目が重くなりました。

 

最初の近本の内野安打はしょうがないでしょう。

中野で切れればよかったですが、勝負にいった

結果なので、これもまぁ、いいでしょう。ただ、

「ピンチになること」 を恐れてしまい、最初は

慎重になり過ぎて、カウントが悪くなったら今度は

フォアボールを恐れて甘くなる、という感じに

なってましたね。

 

森下の逆転3ランですが、あれはコントロールミス

なのか、ピッチャーの気持ちの問題なのか。

少なくとも 「この球でアウトにとる」 という意図は

感じない投球でしたね。

 

それでも、1点ビハインドの2アウトランナーなし

ですので、ここで止めればまだまだ勝機はあった

のですが、佐藤輝の内野安打、大山の打席での

パスボールでまたピンチになりました。

しかし3球で追い込んではいるんですよね。

4球目、インコースにストレートを見せるつもりが

甘くなりました。ファールになったことで、まだ

チャンスは残ったのですが、甘くなったので次の

変化球につながらなかったんですね。

 

ただこの場面、2アウト二塁ですからね。フォアボール

を恐れなくていいんですよ。

「やりよう」 はあったはずです。

 

4回表の失点もそうです。

2アウト三塁での近本、もっと慎重にいかなければ

いけません。

 

この3連戦、1勝2敗となりましたが

2敗は玉村と森。キャッチャーは石原でした。

 

チームの勝敗に気持ちが行ってしまう時期です。

 

野村克也氏の著書で

「ピッチャーはイケイケのプラスの気持ち、

キャッチャーは悪い状況を想定するマイナスの

気持ち、プラスとマイナスでバッテリー」

といった意味の記述がありますが

 

ピッチャーがビビってしまうと、キャッチャーとしても

難しいところがあると思います。

 

打線のほうは、2敗した試合はいずれも、終盤に

粘りを見せました。

負けたことよりも

「経験の浅いバッテリーで負けた」 ことの意味を

しっかりと省みることですね。

読売ジャイアンツ 1-2 広島東洋カープ


1-0で負けていたら、

それは 「惜敗」 ではありませんでした。
完敗、いや、大惨敗と言っていいぐらいの敗戦

になっていました。

相手は11安打でした。
4回裏まで、毎回得点圏ですでに7安打。

5回裏は三者凡退だったものの、6回裏に

ヒット3本で1点。

ここまでの10安打、すべてセンターから逆方向

への打球でした。

今日の先発投手は、両チームとも2週間前に

同じカード、同じ球場で完封勝利してました。
相手の 「6回 10安打 1得点」 というのは、
数字だけ見れば 「拙攻」 とも言えますが、
チームとして 「束になって」 アドゥワ攻略を
図ってきて、効果を挙げたことは事実です。

 

一方、広島側は、8回表まで3安打で、二塁すら

踏めない状況。対策は立てていたのでしょうが、

効果を挙げられなかったわけです。

これは、チーム力の差です。厳然たる事実として

差があるわけです。完封負けしていたら、

スコアは1-0でも 「力の差が如実に表れた結果」

であり、今後に大きく影響した可能性もあります。

 

しかし最終的には勝利しました。

相手の攻撃に対し、投手陣や守備陣が粘って

最小限に防ぎ、最後はなんとか勝つ。


10回裏は、末包の好守備も出ました。

今年のチームを象徴する一戦だったと思います。

読売ジャイアンツ 3-8 広島東洋カープ

 

 

4回に、試合が大きく動きました。

 

4回表は、ノーアウト満塁が秋山野間の連続三振

で2アウト満塁となって、小園もフォークを2球

続けて空振り。そこからボールを見極め、最終的に

押し出しフォアボールをもぎ取りました。ここから

末包、坂倉とタイムリーが続いて5得点となりました。

 

4回裏は、2アウト一塁から浅野がタイムリー三塁打。

オコエがフォアボールの後、丸の内野安打で2得点

となりました。

 

いずれも、2アウトからの得点で、守備側からすれば

「防げた」という気持ちになるものでした。

 

ただ、「防げた」度合いは、広島側のほうが強い

ですよね。まず浅野の打球、野間が早めにクッション

ボール処理に入っていれば、坂本はホームイン

できなかったかもしれません。捕球に行ってしまった

ので、三塁打になってしまいました。

そして丸の内野安打は、森下が捕球にいかなければ

セカンドゴロでした。

 

まぁ、「積極的な守備」ではあるのですが、気持ちが

入り過ぎている感じでしたね。

 

これは、4回表の秋山と野間の三振にも言える

かもしれません。ただ小園は、すんでのところで

とどまった。あそこで冷静になれたのはすごく価値が

あります。

小園は8回表にも試合を決定づけるタイムリーが

ありましたが、あの場面も初球空振りの後、冷静に

なれていましたね。

 

プレッシャーを感じて硬くなるよりは、鼻息荒く

いくほうがいいのかもしれませんが

4回表裏は、ちょっとその弊害が出ました。

それを小園が修正してくれましたね。

 

5回裏以降は無失点でした。6回裏が最大のピンチ

でしたが、森浦がよくしのぎました。7回裏から9回裏

まで、矢野、坂倉、菊池の好守備が出ました。

トータルでは、いい野球ができていたとは思います。

 

東京ドームでの勝ち越しを経験して終わりたい

ですね。チーム状態としては劣っていません。

今日の後半に取り戻せた冷静さがあれば、十分

期待できると思います。

東京ヤクルトスワローズ 2-8 広島東洋カープ

 

 

1回表に3点入ったのが大きかったですね。

3~6回の追加点も効果的でした。

 

しかし安心はできなかったですね。

6点リードの5回裏、先頭の松本にうまくヒットを

打たれ、山田に対してもカウントを悪くなりました。

ここで三遊間の当たりを矢野が好捕して二封。

このプレーで試合が決まった感じですね。

 

試合途中から守備についた大盛や二俣について、

解説の飯田・館山両氏が評価していましたが、

プレーそのものだけでなく気持ちの準備の段階

でハイレベルな野球ができていますね。

 

九里が久しぶりに勝利投手になったことも

よかったですね。

 

あと、ちょっと細かい部分ですが

気になったのが、8回表の田村ですね。

2球目のファールのVTRを見て思ったのですが、

踏み出す右足の動きに無駄がありますね。

膝がピッチャーのほうを向いてしまうんですよね。

右足が回転しているみたいになっています。

「着地」までに、わずかながらタイムロスがある

わけで、それが 「二軍で打てても一軍では」

となっているように思いました。

「技術的な問題」とわかれば、むしろ方向性も

わかりやすいでしょう。

戦力として期待したい選手ですのでね。

正しい方向性での練習を、いっぱいやってほしい

と思っています。

東京ヤクルトスワローズ 6-3 広島東洋カープ

 

 

何と言いますか、今年のチームの欠点、みたいな

ものがいっぺんに出てきたような試合でしたね。

 

打線はほぼ沈黙でした。「相手先発の調子が

いいからお手上げ」 では寂しいですね。

 

試合を決められた6回裏ですが

 

1アウト満塁からのオスナの二塁打。小園は

三塁線を締めていましたが、それでも抜かれました。

あの打球をキャッチするのは難しいのかもしれません

が、「強い打球が脇を抜けて後ろに行く」 ことが

目立ちます。三塁手の守備力は、間違いなく

チームのウィークポイントです。

 

大瀬良は、8日の東京ドームに続いて、

ビックイニングを作られての降板になりました。

1点が重い展開でのビジターの試合、難しいのは

わかります。ただ今日の場合、上述のオスナの

二塁打の後ですよね。

1アウト二塁三塁で松本。初球スクイズがファール

になりました。2球目、インコースで詰まらせる

つもりの球が逆にいきました。

 

3点差で2アウト一塁三塁になった後、岩田に

2点タイムリー二塁打。あれは防げましたよね。

フォアボールでもよかったんですから。

3点差なら、まだわからなかったところ。5点差に

なって試合は決してしまいました。

 

勝ち越された時点で、「思い描いていた仕事」

は達成できなかったのかもしれません。しかし

その後も仕事は残っているわけですのでね。

「この1アウト二塁三塁をどうにかして抑える」

という気持ちを持ってピッチングしていましたかね。

 

岩田のタイムリー二塁打が出たところで大瀬良

は交代となりましたが、2アウト二塁でバッターが

相手ピッチャーの場面。そのまま回を完了させても

よかったところ、むしろそのほうが普通です。

しかし監督は交代を命じた。その意味を、よく

考えてもらいたいですね。

 

守備では、矢野、末包、中村奨成、菊池と、

いいプレーが出ました。試合の大勢が決してからの

プレーもありましたし、末包は9回表にもホームラン

を打ちました。9回表は、菊池のヘッドスライディング

もありました。

 

勝つ可能性が小さくなったとしても、

そのときそのときで 「勝つための最善策」 は

あるわけです。それをきちんと実行した選手が

いる中で、気持ちが切れたように見えた選手が

いた。ちょっと残念なところですね。

広島東洋カープ 4-3 横浜DeNAベイスターズ

 

 

床田は今年一番悪いと言ってもいいぐらいの

出来でしたが、矢野のファインプレーもあって

3失点でなんとか試合は壊れませんでした。

 

併殺打が三つも出てしまい、重苦しい空気に

なりましたが

9回裏の菊池の逆転サヨナラホームランで

すべて吹き飛びました。

 

まだ 「負けられない優勝争い」 というには

早いですが

今日に関しては9連戦の最後ですからね。

連敗で4勝4敗1分で終わるか、5勝3敗1分で

勝ち越して終わるかでは、全然違います。

 

すごい大きな意味を持つ試合になりました。

今後、大きな意味を持つかも、ではなく、

大きな意味をすでに持っている一勝です。

広島東洋カープ 10-3 横浜DeNAベイスターズ

 

 

3回裏の集中打で試合は決しましたが

6回裏の得点も地味ながらよかったですね。

1アウト一塁三塁で坂倉が詰まったショート前の

打球、三塁ランナーの野間が 「ダイレクトキャッチ

はされない」と判断した(ボールはまだ空中)瞬間

にスタートを切った好走塁でした。

 

8回裏、上本のタイムリーヒット、の前の坂倉の

打球ですね。本人的にはホームランの感覚だった

のでしょうが、フェンスまでは距離がありました。

ちょっとこすったか、ドライブがかかってしまいました

かね。

5回裏のホームランは完璧でしたが、3回裏の

勝ち越しタイムリーが試合の流れ上、大きな意味が

ありました。最終打席のライトフライが、明日以降の

バッティングにプラスに作用するといいですね。

 

 

完投勝利の玉村は、最後はちょっとキツかった

ですが、2試合続けて、一人で27のアウトをとった

ことには変わりありません。チームへの貢献度は

非常に高いです。今日の試合も、さらなる成長の

過程にしてくれると思います。

 

 

ヒーローインタビューや、試合中の談話に感じる

ところもあるのですが、それはあらためて書くことに

します。

阪神タイガース 1-5 広島東洋カープ

 

 

2回裏は、どうなることかと思いましたね。

投手にタイムリー、という以前に、前川と木浪の

外野フライが、コントロールミスで捉えられた

当たりでした。

なんとか5回ぐらいまでもってくれないかなぁ、と

思っていました。それが完投勝利ですからね。

森下の修正能力の高さです。

 

3回裏から、変化球で三振が取れるようになり、

楽になってきましたね。そろそろキツくなる7回に

追加点が入ったのも効果的でした。

メンタル面ではなく、技術的な部分での修正です

からね。非常にレベルの高いピッチングでした。

 

いろいろな意味で大きな勝ちになりますが

明日勝てば、さらに大きな意味を持ちます。