40代を過ぎたあたりから
「仕事終わりに
スーパーに寄っただけでクタクタ」
「休日は出かけたいのに、
気づけば昼まで寝ている」
「旅行に行っても
最後の2日はグッタリ」
そんなことが増えていませんか?
しかも健康診断では「異常なし」。
でも体は確実に
疲れやすくなっていて、
風邪もひきやすい。
私がこれまでお会いしたきた中で
こういう状態を
「そのままにした人」と
「改善する努力をした人」
では、10年後に大きな差が出ます。
残念ながら、そのままにした人は
高確率で、生活習慣病や
慢性疾患を起こしやすい体質に。
これ、実は年齢のせいだけでなく
「エネルギーの密度」が
関係しているのですね。
「基礎エネルギー密度」と
いうのがあります。
これは、
「あなたの体がどれだけ安定的に
エネルギーを生み出せるか」
を表すもの。
体温・血流・内臓機能・筋肉量
自律神経の安定度など、
複数の要素で決まります。
つまり、あなたがいくら休んでも
疲れが取れないのは、
「エネルギー不足」というより
「エネルギーの密度」が低く、
安定していない可能性が
あるんですね。
朝はそこそこ元気でも、
夕方にはエネルギー切れで
疲れてしまう。
旅行も最終日は
もうくたびれてしまい
早く家に帰りたくなる。
それは筋肉や血液の質、
内臓の働きが十分じゃないからです。
東洋医学ではこれを
「気虚(ききょ)」や
「血虚(けっきょ)」と呼びます。
気(エネルギー)が足りない、
血(栄養と潤い)が足りない状態。
さらに現代人は、
長時間のデスクワークなどで
巡りが悪くなり、
さらにエネルギーの
密度低下を招いてるのですね。
以前、47歳の女性が
相談に来られました。
毎月のように風邪をひき、
休日はほぼ寝て終わる生活。
旅行に行っても
楽しめるのは初日だけで、
帰りはぐったり。
体質チェックをすると、
足先は冷たいのに
顔はほてっていて、
背中は板のように硬い。
これは典型的な
「密度不足+巡りの滞り」の
サインでした。
なのでこの方に、おススメした
改善ポイントは、
・朝に白湯+天然塩ひとつまみで
ミネラルを補う
・毎晩お風呂で背中(肩甲骨まわり)
を温めながら、深呼吸
・朝食にタンパク質を必ず入れる
(卵・納豆など)
この3つを3か月続けただけで、
風邪をひかなくなり、
旅行も最後まで元気に
楽しめるようになったそうです。
さて、ではなぜ、
エネルギーの密度不足が
おきるのでしょう?
原因は大きく3つあると
考えられます。
1 栄養・睡眠・呼吸の質が
低下している。
2 筋肉・血流・リンパの
流れが悪く、取り入れた栄養が
うまく運ばれない。
3 自律神経のバランスが乱れて、
夜にうまく回復できていない。
この3つが重なると、
エネルギーの密度が低くなり、
ちょっと負担がかかると
エネルギー切れを起こします。
そこで、今日からすぐできる
エネルギーの「密度アップ法」を
お伝えしますね!
1・朝イチ深呼吸+背伸び
起きたらすぐ5回、鼻から吸って
口から吐きながら背伸び。
布団の中でやっていいですよ!
これだけで横隔膜が動き、
血流が改善します。
自律神経のケアにも
おススメです。
2・リンパ節をやさしくケア
首すじ、わきの下、ひざ裏を
指でゆっくり押して離す。
(1カ所5回くらい)
リンパ節をやさしく刺激して、
めぐりを促します。
3・冷やし過ぎない食べ方
冷たい飲み物は、ひと口飲んだら
口の中で、5秒置いてから飲み込む。
スイカやきゅうりなど
体を冷やす食材は、
生姜・みょうが・紫蘇などと
合わせるとよいですよ。
疲れを「年齢のせい」
と思って放置すると、
10年後に大きなツケが
回ってくることになります。
エネルギー密度は
意識して上げることが
できますよ。
今日から、上記の3つを習慣にして、
「年齢に左右されない体づくり」
を、目指していきましょう!