批判されよう!
「は?馬鹿言ってんじゃねーよ」 と思われるかもしれません。が、私はいたって真面目です。
セールスレターの成約率をあげたいなら…いえ、レターに限らず、ビジネスで稼いていきたいなら批判されなくてはいけません。
とまあ、そんなワケで、今回は「批判を恐れるな!」です。
まあ、確かに批判を受けるというのはストレスになりやすいです。そのため、多くの方が批判されないように、みんなに好かれようと当たり障りの無いことしか言いません。
だから誰からも好かれず、稼げないのです。
例えば、遙か昔に亀田興●というプロボクサーがいましたね。
彼は、強い (んだか優はよく知らない) ボクサーでしたが、口が悪く、対戦相手にも全く敬意を払わずに暴言を吐くなど傲慢極まりない態度をとってました。
そのため、マスコミからは批判されてましたし 彼を嫌う人は多かったです。しかし、その一方で、彼の口癖や格好をまねたりする熱烈なファンが多かったのも事実なのです。
では、もし彼が「私は人様に批判されるようなことは言いませんし、やりません。」みたいな態度だったらどうなっていたでしょうか?
もちろん、マスコミから批判されることは無かったでしょう。しかし、その代わりに熱狂的なファンもできなかったでしょう。
いえ、それどころか今のように有名になることもなく、ただのボクサーの1人として誰からも注目されなかったかもしれません。
彼は、良くも悪くも、あの傲岸不遜な態度だったからこそ世間から注目され熱烈なファンを獲得する事ができたのです。
要は、嫌いで批判する人がいると言うことは好きで共感してくれる人もいると言うことです。敵も増えますがアナタのファン(お客さんに成ってくれる人)も増えていくのです。
だから誰かを敵に回して嫌われたとしても、アナタがお客さんとする人から好かれる事が出来れば良いのです。
…いやまあ、誤解していただきたくないのは「傲岸不遜な態度をとれ」と言っているのではありません。私が言いたいのは「批判を恐れずに、自分の主義主張を胸を張って言え。 」と言うことです。
アナタの主張に共感してくれる人が集まり、アナタの商品を喜んで買ってくれるでしょう。
お客さんに「正直な人だ」と思ってもらうには
人間、誰だって欺させたくなんかないです。当然ですね。だから、お客さんは我々販売者を中々信用してくれません。
洗剤はCMで言うほど汚れは落ちないし白くもならない。販売者は商品の良い所しか言わない上に大げさに誇張するモノだとお客さんは知っているのです。
これでは信用してもらえるハズがありませんね。
…と、そんなワケで今回は「商品の悪いところを言おう」です。
悪い所…つまり、その商品の欠点、弱点、ライバル商品と比べて劣る部分と言うことです。
「いや待て、そんなこと言ったら余計に買ってくれなくなるだろ!」と、思われるかもしれませんが そんなことはありません。売れます。
お客さんは、「販売者は商品の良いところをしか言わず、しかも誇張するものだ」と思っています。
思っていますので、逆に、あえて悪いところを正直に伝える事で、お客さんに「お、悪い所もキチンと説明してる。こいつは少しは信用できるかも」と思ってもらえるのです。
いやまあ、もちろん「悪いところを言え」と言ったからって、「この商品は何の効果もありません」とか「この商品は危険です」とか言ったら駄目です(笑)。
…というかそんな物は売ってはいけません。
悪いところを言うにしても、「言い方」があります。
要は、「悪いところを言った後で良いところを言う」のです。例えば、「お時間はかかってしまいます(悪いところ)が、仕上がりの美しさは業界1(良いところ)です。」など。
こうすることで、悪いところを正直に言っているにもかかわらず、悪いイメージは薄まり良いイメージが強調されます。しかも お客さんに信用されます。
お客さんの声も推薦文も無いときは
前回、お客さんの声や推薦文を載せる場合の注意点についてお話しました。
しかし、発売前の商品ですとお客さんの声は無い場合も多いでしょうし、推薦文もなかなか用意するのが難しいと思います。
なので、その代わりと言っては何ですが、誰にでも簡単にできて、その上 こちらの主張をお客さんに信じて貰うのに強力な助けとなる方法をお話します。
その方法とは「引用」です。引用とは本など他人の著作物から文章を勝手に引っ張ってきて紹介するというものです。
他人の著作物を勝手に引っ張って来ると言っても、もちろん合法であり 著作権法32条にて
「公表された著作物は,引用して利用することができる.この場合において,その引用は,公正な慣行に合致するものであり,かつ,報道,批評,研究その他の引用の目的上正当な範囲で行なわれるものでなければならない」
(ウィキペディア・引用項目 より引用)
と定められています。
まあ、要するに引用する目的が正当であり、引用部分が「引用した」と、ハッキリ分かり、引用元を明記すればOKってことですね。…まあ、本の1ページ全部とかはさすがにマズイでしょうが…。
引用は (当然と言えば当然ですが) コチラの商品を直接的に推薦してくれるわけではありません。ですが、コチラの主張やコンセプトなどの正当性をバックアップしてくれます。
特に特別なスキルもいらずに簡単にできる方法ですので、お客さんの声や推薦文が中々手に入らないなら、どっかから自分の主張を後押ししてくれるような記述を見つけてきて引用させて貰いましょう。