研修をして思うこと。
週末は若手研修で大阪へ出張。創業以来11年、技術研修はやったことはあるが、最近やっている研修は一般的な話を中心にしたものだ。管理者向けや若手向けによって内容は少し違うのだが、ここ数回は必ず僕の会社に対する考え方を1時間ほど話す。話しの内容は、創業当時から様々な話や経営に対する自分の考え、会社の未来などついてである。そして、このとき僕の話に参加者全員が真剣に聞きいっている。こういう従業員の眼を見ていると経営者としての自分の責任の重さを感じずにはいられなくなる。現在、従業員約50名、その家族、そして株主や関係者も入れたら何人いるんだろうか、などと考えてしまう。会社を経営するということは確かに面白い、しかし常にこの重みを思い出しながら経営することが重要だとつくづく思う今日この頃である。
遭遇!興奮!田舎者!
サッカーの中田選手が引退するということで、メディアが大騒ぎしている。なんでも辞めて実業家を目指すためにハーバードに行くとのこと。やっぱり何かに秀でたやつは、成功・失敗なんか関係なく色んなジャンルに挑戦したくなるんだなあとつくづく思う。僕も常にそうありたいが、別段何に秀でているわけもないので、少し中田選手とは違う。まあ、これももって生まれたものであったり育った環境なので仕方ないことだ。自分は自分の持てる力でがんばるしかないなあとつくづく思ってしまう。ところで、中田選手の話で思い出したのだが、日本が代表するスポーツ界のスーパースターと言えば、やっぱりサッカーの中田、野球の松井、ICHIROではないだろうか、まあ、あくまで私見ですので違う意見もあるだろう。実は一昨年12月パリのパークハイアットに泊まったとき、朝食をホテルのレストラン食べていたら、中田選手に遭遇!いやあビビッタァ!しかもパリで会うとは!でもやっぱり僕は羞恥心旺盛な日本人、目は会ったが知らんぷり、声もかけずにそのまま。こういうとき僕の母なら(関西のオバサン)きっと平気でサインくれとか言うんだろうなあと頭で思いながら朝食を取った。でもパークハイアットの生ハムは最高でした。次にICHIRO、これも遭遇した。確か、2年前ののクリスマスだったと思うが、前のオフィスが南青山にあった時である。近所にセオリーの本店があり、たまたま店の前で車のディーラーから僕の愛車を納車してもらっているときのことである、店からわさわさと数人が出てきた、見るとICHIROではないか!奥様らしき方とお買い物をしていた様子であった。店員も数人が表に出てきて挨拶をしていた。やあ、やっぱスーパースターは扱いが違うなあと関心した。ICHIROを日本ではめったに見れないのでこれもやっぱり興奮ぎみになっちゃいました。というわけであと松井に遭遇すれば3大スーパースター制覇だ!でも、オリックス時代のICHIROやジャイアンツにいたことろに松井に会っても嬉しくなかっただろうが、今なら嬉しい。これって不思議な心理ですよね。心理学用語ではこういうのを何と呼ぶのだろうか?まあ、こんなことで興奮する僕は単なる田舎者なんだろう。
※写真はパリのパークハイアットの中庭です。

太田光はいいやつだ。
日本テレビの『太田光の私が総理大臣になったら』を見ていたらムカついた!法案は「官僚が天下りすれば時給500円にする。」であった。僕は天下りしようが何しようが特権階級があろうが、それはそれでどの時代にも存在するし、見せかけだけの平等なんてものを作っても意味がないと思うので、この法案はあまり意味がないと思う。確かに、官僚が得しているのを見たり税金を無駄使いしている点については許せなくて、ムカつくこともあるので一瞬賛成と叫びたい気分になる。僕の家の近所にも官舎があって、なぜかマンションはぼろいが、高級外車が結構、停まっていたりする。普通サラリーマンなら到底買えない、ドイツ製のS5●●とかが止まっているのだ。1400~1500万円はするだろう。あり得ないなと確かに思うし、これを見たら一般人が怒るのもやむを得ないだろう。そのうえ、天下りすれば、退職金が凄いそうではないか。なんでも8000万円か9000万円とからしい。これを聞けば腹は立つが、僕ははっきり言って羨ましい。腹が立つならどうすれば良いのか?僕は単純にそれ以上になれば良いと思う。こんなところで文句言ってる時間がもったいないような気がする。本気で嫌だと思うなら政治家にでもなるか、もっとカネを稼いで物申せるようになれば良いのではないだろうか。別に官僚の味方をする気もないが、文句言うのに行動しないやつほど悪だと思う。歴史を見れば、世の中が変わるときは必ず、文句言うやつがしたたかに、時代の流れを作っていき最後に笑うようにできている。日本人の大好きな明治維新はその典型だと思う。学ぶべきところが多い時代だ。しかし、官僚も官僚だ、TVに出ていた元官僚が給与は民間の標準に合わせているだとか、いろいろホザいていたが、世の中のことを知らなさ過ぎる。だから一般人から文句いわれるし悪者扱いされるのだ。もし本気でそう思っているなら車も民間標準でカローラやマーチとかにすれば良いと思うし、官舎なんて都心じゃなくて電車で1,2時間のところに作れば良いと思う。本当にアホだ!もっと堂々と官僚だから特権をいただいていると胸を張って言えば良いと僕は思う。そのかわり、国民のために心血を注いで働けば良いのだ。そして結果を残す。残したものが無駄な箱物や時代にそぐわない仕組みばかりだからみんな腹を立てるのだ。これは政治家も同じかもしれない。ショボイことを突っ込まれると、下手な言い訳をして、矛盾を生み、そしてダメなやつにされてしまう。別に官僚や政治家が質素な生活を進んでしろとは思わないし、そうなれば現代社会だと誰も政治家や官僚になりたがらなくなるはずだから、こんな馬鹿げたことはないのだ。しかし、今のような論法で国民を納得させようとすると、国民は反対するし、どんどん官僚や政治家が質素になっていく。そうなれば、実は国民全体の生活レベルも落ちるのである。いまは、経済大国日本だから良い。これが世界的に資源不足に陥り、資源のない日本が三流国に落ちたとき、「僕は官僚ですから、ご飯いらないから、国民のみなさんご飯食べてください。」なんて言うやつが何人いるというのだ。家族が居ればなお更そんなことは言えないはずである。バックボーンを持っているやつは別だが、バックボーンのないやつは決してそんなことは言わないはずである。と、実のところ誰にムカついているのかよくわからないが、この番組見ていて一番印象に残ったのは、太田光が官僚を目指す東大生を怒っているシーンだ。かなり理屈が通っていて気持ちよかった、彼はいいやつだなあと思った。爆笑問題に官舎。 いやいや、感謝(笑)