太田光はいいやつだ。
日本テレビの『太田光の私が総理大臣になったら』を見ていたらムカついた!法案は「官僚が天下りすれば時給500円にする。」であった。僕は天下りしようが何しようが特権階級があろうが、それはそれでどの時代にも存在するし、見せかけだけの平等なんてものを作っても意味がないと思うので、この法案はあまり意味がないと思う。確かに、官僚が得しているのを見たり税金を無駄使いしている点については許せなくて、ムカつくこともあるので一瞬賛成と叫びたい気分になる。僕の家の近所にも官舎があって、なぜかマンションはぼろいが、高級外車が結構、停まっていたりする。普通サラリーマンなら到底買えない、ドイツ製のS5●●とかが止まっているのだ。1400~1500万円はするだろう。あり得ないなと確かに思うし、これを見たら一般人が怒るのもやむを得ないだろう。そのうえ、天下りすれば、退職金が凄いそうではないか。なんでも8000万円か9000万円とからしい。これを聞けば腹は立つが、僕ははっきり言って羨ましい。腹が立つならどうすれば良いのか?僕は単純にそれ以上になれば良いと思う。こんなところで文句言ってる時間がもったいないような気がする。本気で嫌だと思うなら政治家にでもなるか、もっとカネを稼いで物申せるようになれば良いのではないだろうか。別に官僚の味方をする気もないが、文句言うのに行動しないやつほど悪だと思う。歴史を見れば、世の中が変わるときは必ず、文句言うやつがしたたかに、時代の流れを作っていき最後に笑うようにできている。日本人の大好きな明治維新はその典型だと思う。学ぶべきところが多い時代だ。しかし、官僚も官僚だ、TVに出ていた元官僚が給与は民間の標準に合わせているだとか、いろいろホザいていたが、世の中のことを知らなさ過ぎる。だから一般人から文句いわれるし悪者扱いされるのだ。もし本気でそう思っているなら車も民間標準でカローラやマーチとかにすれば良いと思うし、官舎なんて都心じゃなくて電車で1,2時間のところに作れば良いと思う。本当にアホだ!もっと堂々と官僚だから特権をいただいていると胸を張って言えば良いと僕は思う。そのかわり、国民のために心血を注いで働けば良いのだ。そして結果を残す。残したものが無駄な箱物や時代にそぐわない仕組みばかりだからみんな腹を立てるのだ。これは政治家も同じかもしれない。ショボイことを突っ込まれると、下手な言い訳をして、矛盾を生み、そしてダメなやつにされてしまう。別に官僚や政治家が質素な生活を進んでしろとは思わないし、そうなれば現代社会だと誰も政治家や官僚になりたがらなくなるはずだから、こんな馬鹿げたことはないのだ。しかし、今のような論法で国民を納得させようとすると、国民は反対するし、どんどん官僚や政治家が質素になっていく。そうなれば、実は国民全体の生活レベルも落ちるのである。いまは、経済大国日本だから良い。これが世界的に資源不足に陥り、資源のない日本が三流国に落ちたとき、「僕は官僚ですから、ご飯いらないから、国民のみなさんご飯食べてください。」なんて言うやつが何人いるというのだ。家族が居ればなお更そんなことは言えないはずである。バックボーンを持っているやつは別だが、バックボーンのないやつは決してそんなことは言わないはずである。と、実のところ誰にムカついているのかよくわからないが、この番組見ていて一番印象に残ったのは、太田光が官僚を目指す東大生を怒っているシーンだ。かなり理屈が通っていて気持ちよかった、彼はいいやつだなあと思った。爆笑問題に官舎。 いやいや、感謝(笑)