七転び八尾記 -19ページ目

新年明けましておめでとうございます & Happy New Year!

明けましておめでとうございます。
2014年、私にとっては新たな出発の年です。きっと素晴らしい年になると信じて疑いません。
皆さんにとっても良い年になりますように。
それでは、新年もよろしくお願いいたします。

八尾憲輔


Happy New Year!

This year will be a new departure for me. I believe I’ll have a fantastic year and I hope that you will have a fantastic year,too. I look forward to seeing you again this year.

Kensuke Yao

本日誕生日

皆さん、大変ご無沙汰しております。
本日は私の誕生日です。気がつけばこんな歳になっており、自分自身でもビックリです。


そして本日はご報告があります。
本日、誕生日に新会社の登記申請を行いました。新会社の社名はMeetscom株式会社(ミーツコム)といいます。オフィスも新たに構えることとなりました。
立ち上げですので、大した部屋ではないですが、来年の夏前には引越出来るよう頑張ろうと思います。また新オフィス開設時や新サービスが立ち上がった時には、ご報告いたしますので皆様よろしくお願いいたします。

そして今、新会社設立に際して私が感じているのは、いまのIT業界が形は変わりましたが90年代後半のITバブルの時代に似た環境になっているということです。これは決して悪いことではありません。新しい起業家が増え、新しいサービスが立ち上がり、新しい業界が出来るのは良いことに決まっていますし、私も90年代後半を経験して今に至っているのも事実です。しかし90年代後半には、それによって不幸になった人もいっぱいいました。実際行方不明になったり、廃業の責任を取り消えていった経営者の方々も周りにはいました。私も自分自身の昔を思い起こしながら、今回は冷静に見ていこうと思っています。これって歳かもしれないですね。そこで得た教訓ですが、


    他人の道に惑わされず、自分の道を信じて進め。
    他人を羨まず、自分は恵まれていると信じて進め。
    そして、時だと思えば、迷わず突き進め。
    そうすれば自ずと成功への道は見えてくる。


というわけで、これを自分に言い聞かせて新たな道を進みます。
皆さん、これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。


平成25年12月17日

八尾憲輔

Droneはイノベーションなのか?

一見ラジコンとどう違うのかと思われがちなDrone、これって本当にイノベーションなんだろうか?
流行物好きの私は、Droneの世界最大の展示会AUVS's Unmanned System 2013に参加するために、先日ワシントンまで出向いてきた。
自分で感じたことを中心に『Droneはイノベーションなのか?』ということで皆さんにもご紹介しようと思う。

(最近のDroneの代表格ともいえるクワッドコプター)

まずDroneの定義だが、無人飛行機と思っている人が多いようだが、これは違う。
無人であれば飛行機も潜水艦も船も車もすべてDroneという。
もちろん一番メジャーなのは、無人飛行物体つまりUnmanned Aerial Veichle(UAV)である。
日本では、まだDroneのベンチャー企業というのは聞かないが、米国を中心にその他の国では結講な数が出てきている。スマホの次はウェアブルか、それともDroneかという感じだろうか。日本だとラジコンメーカーやオールドインダストリーの製造メーカーが若干の製品を出しているぐらいだ。


僕の個人的な見解だが、Drone業界はやっとミリタリーからコンシュマーに移行しようと始まったばかりと言えるが、相当な苦戦を強いられているのではないかと推測される。
というのも、現状では軍事目的がメインである。しかしこの分野は参入ハードルも高く、政府に頼る部分も多く、大手航空機メーカー(武器メーカー?)なども当然参入しており、相当な技術力と資金力が必要とされるようである。そして市場規模拡大には税金が必要なため限界がある。もちろんAR Droneのようにホビー向けやダウンサイジングした航空撮影用や危険作業用の無人車両型Droneなども存在するが、まだまだ手探り状態である。
また、米国ではDroneは殺人兵器としての利用もあるがゆえに社会問題にもなっており、イベント当日会場前ではDroneに反対する団体の抗議パフォーマンスなども行われていた。

(抗議パフォーマンスの様子)

一方DroneはパソコンでいうDOS/V機の時代であると言う人もいるが、市場拡大への足がかりがまだ見えていないといったところが本音ではないかと感じられた。
特に、無人飛行物体の民間利用となると安全性やプライバシーの問題、法規制の問題が介在してくる。米国では政府もこの辺りを検討しているようだが、残念なことに日本では皆無と言える。いくらアベノミクスと言っても旧態然として日本政府ではこの分野を伸ばすには相当なパワーがる可能性は否めないであろう。

(展示会場はかなり大きい)

今回600社の出展社のうち日本から出展参加している企業はなんと代理店1社と部品メーカー1社であった。これは驚きだった。中国や韓国のメーカーに完全に負けている。また、来場者の日本人もほとんどがオールドインダストリーの製造メーカーの人ばかりで数十人でツアーで来ているという噂まで聞いた(笑)
会社関係なしで個人で来ているのはもしかして僕だけだったかもしれない(汗)

今回のカンファレンスでのDroneの民間活用分野の主なテーマは、アグリカルチャー(農業)とセキュリティーばかりだった。というかこの分野しか今は生かせないというのがDrone業界の現状であるとも言えるようである。
最近Droneを使った新聞配達やピザの宅配なども紹介されているが、正直バッテリーの問題や天候の問題を考えるとまだまだである。
皆さんよく考えてみてください、Droneを紹介する動画で雨の日の物を見たことがありますか? 僕は見たことないです。

さてまとめに入るが、Drone業界にベンチャーが参戦してお金になるには、まだまだ先なのか、それとも何かがブレークスルーするきっかけを生み出し一気に行くのか私にもわからない。ただインターネットや携帯の時は、出会い系やエロ系が最初のきっかけを作ったというパターンもあったが、Droneでその分野はかなり厳しいかもしれない。もし
Droneを使ってその分野で貢献するとしたら出来るとすれば盗撮マニアを喜ばせるだけではないだろうか(笑)

しかし、ネットでも色々と公開されているように着実にDrone技術は着実に進歩しており、いずれコンシュマーサービスに取り込まれていくことは間違いないのではないかと思う。ただそれが2、3年後なのか10年後なのか、はたまた50年後なのか、それは僕にもわからない。