成人式を終えた息子が大型バイクの免許を取得した。

 

 最終的にはハーレーに乗りたいそうだが、今は手が届くホンダCL250を買った。

 車両価格62万円超の新車だが、整備や保険を付けて乗り出し価格57万円でお得にゲット。僕にも運転させてくれと頼んだが一蹴された。

 

 彼が16才で原付免許を取得し最初に選んだマグナ50は、2007年に生産終了なのにもかかわらずカスタム愛好者に好まれるレアな人気を誇る車種だったため、わざわざ大阪まで出かけていき買った。それは改造に改造を重ねたカスタム車で、中古原付なのに20万円もした。後ろのタイヤはバットマンのバットポットをイメージさせる太さだ。絶対に二人乗りはできないな。

 

 18才になって車の免許を取ってマツダのデミオに乗るようになり、マグナはほっておかれるようになったら、動かなくなってしまった。CL250 の下取りにと思ったのだが、バイク屋さんはその改造ぶりを見たとたん「すみません、うちでは無理です。」と突き返されてしまった。さて、どうしようかなあ…。

 

 お話変わって、ここからは僕のバイクの思い出話

 

 僕が子供のころは、母のカブ90ccにちょくちょく乗ってたし(時効です?)、年上のいとこのバイクの後ろに乗せてもらい山道のカーブを走る快感を覚えてしまい、16才ですぐに原付免許を取り、ハスラーという中古をオートバイ雑誌で探して買った。

 買った場所は自宅から20㎞離れたR1沿いのバイク屋で、横を車がすごい勢いで追い抜いていく国道を、初めて操るリターン式のチェンジに苦労しつつ家まで走ってきたのがなつかしい。

 

 高校時代には自動二輪の免許も取り、学校へは時々バイク通学もしたのだが(時効です?)、大学に入ってからはもっぱら自動車生活だった。

 

 その後、映画「イージー・ライダー」が好きだった僕は、30代半ばに職場近くのバイクショップで出会ったVIRAGOというアメリカンタイプのバイクに一目惚れし30万円ほどを衝動買い。

 それもほどなく廃車となった(※下記参照)。

 

 この事故の後、奥さんからバイク禁止令が出てずいぶんと乗ってなかったが、10年以上が過ぎ50才になった頃、もう無茶はしないだろうということで禁止令は解かれた。

 ちょうどそのころ友人が乗っていた台湾SYM社製のRVを気に入ってたので、4万円で出ていた大阪までわざわざ買いに行って、230kmもの一般道を乗って帰ってきた。

 この超格安中古バイクのおかげ?で、バッテリーはもちろん、ディスクブレーキやライト類、果てはタイヤまで自分で交換をするようになった。

 しかしサウジ派遣の直前に、以前から調子の悪かったマフラーがバイク屋も見放すほど調子が悪くなり、そのまま廃車となった。

 

 サウジアラビア派遣中は、職場が住居と同じコンパウンドにあったので、車は持たずに自転車を購入した。サウジだから砂の中を走るかもと思い、タイヤが異常に太いファットバイクにした。

 しかし、リヤド市内に砂地などなく、サウジでも珍しかったこのファットバイクが重荷となる面も多かった。(※詳細は以下のブログで。)

 

 買って半年もした頃、暗い中で街を走っている最中に歩道の瓦礫にぶつかり、右のペダルが破損。なんとかだましだまし乗っていたが、現在はリヤド日本人学校の公用車?として活躍している?

 

 帰国してもうすぐ一年が経つが、この隠居生活でも車など必要がなく、折りたたみのクロスバイクを買った。

 26インチなのに簡単に折りたためるので、奥さんの20インチの折りたたみ自転車と共に車に積み込んで、月2回ほど20~35kmくらいのサイクリングに出かけているのが今の趣味といえば趣味かな。

 

 でも昔ほど自転車を速くこげなくなった僕は、現在、ホンダPCXを買おうか思案中なのだ。

 

P.S. ピアノは、帰国後も続けており、秋から始めたショパンの「黒鍵のエチュード」がやっと最後まで通るようになってきて、今は練習が最高におもしろいところ。ピアノの練習嫌いのこの僕がよくもこんなに続くなあって自分のことながら驚いている。

 

P.S.2 (後日追記)このブログを書いた日の夜、メルカリにPCXが出ててコンタクトしたらすぐに返事が来て、翌日電車で1時間弱の街へでかけて行って、試乗したら気に入ってしまい、即買い。以下参照。