さだまさしの「関白失脚」って歌、知ってる? ヒット曲「関白宣言」のアンサーソングです。今回は、アンサーソングについて。 お待たせしました!
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僕はさだまさしの歌が昔から好きだ。特に、彼の歌に出てくる“ひたすら純粋な登場人物”が大好き。「風に立つライオン」しかり、「償い」しかり。曲想は全然違っても登場人物の真っ直ぐさに心が打たれる。そして僕自身、グレープ時代の「朝刊」、ソロになってからの「雨やどり」に出てくるような女の子と結婚したいなあと思ってたら、幸運?なことにその通りになった。そして、結婚式では、17歳下の奥さんにギター片手に「関白宣言」を替え歌にして贈った。
アンサーソングってのがある。さだまさしは「雨やどり」に対して「もうひとつの雨やどり」、「関白宣言」に対して「関白失脚」を創っている。結婚する際は、強気の「宣言」だったのが、時代が流れいつのまにか夫婦の立場が逆転した「失脚」。うちの夫婦関係もこの歌の通りになった。(「んちょさん歌」参照)
この彼の“洒落のきいた曲作り”が大好きだし、「失脚」しても(時が移っても)“登場人物の本音の中に光る純粋な愛”がやっぱりいい。
そして、僕もいつかそんな曲が創ってみたいと思っていたのだった。
それが今回、現実になった。10年前に小学1年の息子と共に創った「ママとザリガニ だ~いすき」のアンサーソング「パパはザリガニ 好きじゃない」である。
10年前から、この構想はあった。ママと楽しむ息子のザリガニ趣味を、ちょっと引きながら疎ましく感じつつも、でもうらやましくもあり仲間に入りたい複雑な気持ちを、「ママザリ」では表現しきれず、いつか形にしたいと思っていたからだ。
そして、ちょうど10年たった今年、頭にあったものを“アンサーソング”としてやっと形にでき、奥さんの誕生日に贈ることができた。
※アンサーソングには、歌詞だけを変えるもの(いわゆる替え歌)と、もと歌に似てはいるが異なる曲のもの(この場合、コードを同じにして曲調を似せたり、メジャーの曲をマイナーにしたりと工夫する)など、主に二通りある。僕のは後者である。
さらにここでも、やはり人と違ったものを創りたい僕は、「パパザリ」を創る際、“今まで世の中のアンサーソングにはないチャレンジ”をしてみた。
<アンサーソングを「もと歌」といっしょに歌う>という形にしたのだ。
※異なるメロディを一緒に歌う、という、ある意味“荒技”であるが、ところどころ、もと歌とリンクもさせている。
これも、10年前から考えていた手法で、自分でも満足いくものに仕上げることができた。
小1のかわいい歌声と共に、僕の複雑?な“パパ心”も、いっしょに感じ取っていただけたらと思います。
※ 主に左チャンネルからは小1の息子の歌声で「ママザリ」が聴こえ、右チャンネルからは僕による「パパザリ」が聴こえます。そしてラストはそれが中央で重なります。
※ なるべくヘッドフォンで聴いてください。左右チャンネルの違いや、ハーモニーや低音などの再生がよりクリアになります。
※ もと歌「ママとザリガニ だ~いすき」を、単独でまず先に聴いてからのが、この曲がより理解できます。
P.S. 明日やっと、コロナのためずっと延期になっていた海外派遣へと旅立ちます。
次のブログは、海外からです。今後とも、このブログをご愛顧のほどよろしくお願いします。
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