いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。

 

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しばらくぶりになってしまいました。

息子の卒業と進路についてです。

 

まず、卒業ですが…

なんとか、なんとかできました。

高校はやはり義務教育ではないのでなかなか闘病を理由にして

大きな配慮はなく、特に出席日数に関しては厳格に守るように言われていました。

本当にたまたまですが、闘病が2020年の2月ごろから始まったため、

その年度の出席日数は満たされていた事、

最後の化学療法が夏休みに突入する頃だったという事、

コロナ禍で学校全体が長い間オンライン授業だったりしたので

なんとかおさまった…という感じです。

 

もちろん、親の立場の私から何度か学校に出向いては

化学療法のスケジュールや、実際どのような体調なのかや、

脱毛などもある事を説明してきました。

入院治療はしないが、化学療法が『楽』だから入院しないわけではなく、

自宅でも辛い状態がしばらく続く事など、、、

校長先生にも聞いていただきました。

どこまで私の話が理解してもらえたのか解りませんが

友達も、先生も、少なくとも息子本人の前では直接に病気の事を持ち出すことなく

精神的に平等に扱ってくれました。

体育などの授業では、休憩時間を長くするなどの配慮をさりげなく

いただけたようです。ありがとうございます。

 

但し、全体的なサポートがあったかというとかなり疑問も残ります。

息子は大人に構われるのが大嫌いなタイプですので、

本人の感想としては『(副作用で)具合が悪いのに先生にチョイチョイ構われたくない』

『先生が病気したわけじゃないし』

『俺は友達と適当にやって色々聞いてるから大丈夫(実際は大丈夫じゃないんですけどね)』

『〇〇高校やっぱりサイコー』

などと言っていますが、

(自分勝手な発言ですが、どなたかの参考になるかもしれないのでそのまま記載しました)

そういうお子さんばかりではなく、息子は少数派と思いますし、

息子も口で言うほどはさばさばした気持ちではなかったと思います。

不安を押し殺すための発言だったかもしれません。

数は少ないとは思いますが、高校や大学で病気を経験する子どもたちのために

もう少し、個別のケースにあった対応があると不安感なく治療に専念できるのではないでしょうか。

(闘病中の2021年に知事あてに手紙を書きましたが、卒業した今、再度書いてみます)

 

 

そして、進路ですが…

浪人です。

実は合格した大学もあったのですが、どうしてももう一度志望校に挑戦したいという事で

浪人する事にしました。先の事は解りませんが、一浪までと決めました。

予備校にも入学し、通学しはじめています。

(ちょっと予備校の学費に( ゚Д゚)ビックリしました…)

 

先日思い切って、『思い切って聞くけど、病気したから志望校に受からなかったと思ってる?』

と、聞いてみました。

息子は『うーーん、ゼロではないかな。。半年抜けてるし。でもそれより志望校が(息子にとっては)高いんだと思う』

と、言っていました。

息子の中で、ホジキンリンパ腫になった事がどのように影響しているのか、

本当の事は本人しか解りません。

ただ、息子は息子の考え方、やり方でなんとかこの事実を受け入れようとしているのだと

日々感じます。頑張っていると思います。

私達家族の心配はもちろんまだまだ続きますが、この息子を今まで通り

これからもずっと丸ごと受け入れていきます。