週刊現代<三陸の海は生きていた>
今日発売の週刊現代に<三陸の海は生きていた>と題して、
グラビアが組まれています。
今回の、取材に際して、私なりの目標、または使命がありました。
・ 撤去作業前の被災地の海の中の惨状を記録する
・ 被災地の海で生き残った生き物の発見と撮影
先週号の週刊現代では、海の中に沈んだ家屋などが掲載されました。
本当は同じ号で、三陸の海で生き残った生き物を組んで欲しかったのですが、
それは叶いませんでした。
しかし、一緒に現地に赴いた編集者さん、そして編集長の理解のおかげで、
今週、このようなページを組んでもらうことができました。それも11ページもあり、
大きな写真で皆さんに生き物たちの姿を見てもらえます。
正直、今週のこのグラビアがなければ、私が撮影に行った意味を失うとこでした。
私なりの視点で、平等に海の中を撮影したかった。家屋も生き物も。
そして、もうこれ以上、海を汚して欲しくないので、未だ生きる海の生き物をちゃんと紹介したかった。
海は全ての受け皿ではない。
撮影が湾内など、限定された海域だったので、不十分だったとは思いますが、最初の取材でできる限りのことは行いました。
色々、報道されることを見ていますが、全部、人間本意の報道ばかり。
私も人間ですから、もちろん、それは重要な情報源です。
しかし、もう少し、生き物の立場になった報道があっても良いではないかと思います。
今、言っているのでは、津波のよる被害では、ありません。
放射能や汚染水の問題です。
私たちは、空、陸、海の生き物たちの生きる場所を奪ってしまったのです。
彼らは同じ国、地球に生きる仲間です。
イカナゴ(コウナゴ)から高濃度の放射性ヨウ素が検出されたことも、自分たち食の心配ばかりでなく、
もう少し違う角度からも物事を考えたい。
人間本意でしか物事を考えられないから、こんな危ない世の中になったのではないでしょうか?
私も含めて、
他者を思いやる気持ちが、もう少しあれば、こんな風にはならなかったはず。
原発のことだけではありません。温暖化、ゴミ問題、埋立地、護岸工事などです。
私たち人間は、この地球に暮らす他の生き物たちと同じ生き物です。
それぞれの役割はありますが、人間は決して、何も偉くない。
そのことを間違えたり、忘れたら、全て終わりです。
ご無沙汰です!ほんま寂しいじゃないですか~!また須江?でお会いしましょう!
オヤブン
うぉー、めっちゃ嬉しいです!前回のものは、今、パソコンに張ってます!!!!では、明日!
ほな!