日本版Amazon echo show (第2世代)の発売前に、北米版Amazon echo show (第1世代)を購入したので、以下に使用感を書く。

 

 

 

 

 

 

今までに投稿したAIスピーカー関連の記事:
 

 

スマートスピーカーAmazon echo dotとGoogle home miniの使用感
https://ameblo.jp/yao312jp/entry-12340880038.html
 

スマートスピーカーLine Clova Waveを購入

https://ameblo.jp/yao312jp/entry-12386935858.html

 

Amazon echo plusでスマートプラグを試す

https://ameblo.jp/yao312jp/entry-12395458492.html


上の記事で、昔買ったフォトフレームを活用しなかったしPCやタブレットで十分なので、echo spotは買いそうにない、と書いたが、Amazonレビューを見ると高評価で気になっていた。同じ画面付きなら画面の大きくて音質が良く新発売のecho showの方がいいなと思い探したら、北米版echo show(第1世代)がecho spotより安く入手できた。

尚、日本では第1世代echo show(7インチ)は未販売で、2018.12.12発売予定の第2世代(10インチ)からの発売となり、画面解像度とスピーカー等が改良されているようだ。

Amazon FireHD10タブレットを常時待ち受けさせればecho showと同じようなものではないか、と思っていたら、FireHD10のシステムを更新すれば、echo showと同じように常時待ち受け状態にして使えるらしい。

(未確認)

https://news.ameba.jp/entry/20180629-865

 

話がそれるが、echo show北米版の購入前に画面のないechoスピーカーで通話機能を有効にして試したので、先に触れておく。


〇 echo端末同士の通話機能

スマホのAlexaアプリで連絡先へのアクセスを許可するとecho端末間の通話機能が有効となる。

もちろん、同じWiFi上でなくても、インターネット上にあるecho端末と通話ができる。

親戚の家に置いてあるecho端末は私のAmazon IDで設定してあり、設定画面で各端末に以下のような名前を付けた。

例:寝室、事務室、こたつ、座敷、○○の部屋

 

通話を試したが、以下の点が気になった。

 

・通話の指示をしてから相手の呼び出しが始まるまで20秒ほど待たされる

・PC版skypeに比べて音声遅延あり
・自分の声がエコーバックして話しにくい

相手先のechoデバイスを「Alexa、事務室に電話して」と呼び出そうとしても「よくわかりません」という反応となることが度々ある。

その場合は以下のようにするとうまくいくことがある。
・「Alexa、電話して」と言って相手先名称の待ち受け状態にしてからデバイス名(「事務室」等)を指定する

・名称登録を漢字ではなくひらがなにする

・電話を受ける側では「Alexa、電話に出て」と言って接続する

 

尚、初めて電話機能を有効にした時は、全echo端末が黄色く点灯しLEDが消えなくなった。

黄色点灯は新しい通知があることを示すらしい。
「Alexa、通知を教えて」と指示すると通話機能が利用可能となった旨読み上げられてLEDは消えた。

 

 


〇 北米版echo show(第1世代)の所感

 

通話機能を試して数日後、北米版echo showが届いて設定を行った。

ACアダプターは21WでAIスピーカーのechoやecho plusと同じ。

 

本体はずっしりと重く(約1kg)、底面の厚さが約10cmあった。

 

<斜めから写したところ;底面の厚みがある>

 

汚すのが心配で梱包フィルムを剥がすのをためらったが、スピーカー部分のフィルムを剥がしたら音がクリアになった。

 

<背面;上部にボリュームボタンとマイク/カメラのON/OFFボタンがある>

 

 

画面のないechoスピーカーは設定にスマホまたはPCが必要だったが、echo showは単体で画面をタッチして設定できた。

 

参考までに、画面なしのecho端末をスマホではなくPCから設定する場合は
https://alexa.amazon.co.jp
から設定できる。

 

 

<設定の最初はシステム更新で結構待たされた>


 

言語を日本語に切り替えたかったが、言語の選択肢が英語かドイツ語しかない。

選択肢:English(United states)/English(United Kingdom)/Deutsch

 

 

<PCの設定画面を見ると、echo showデバイスの言語の選択肢が英語とドイツ語しか選べない>

 

画面なしのechoスピーカーの北米版は日本語に設定できたので、これも同様にできると思っていたが、甘かった。今後のバージョンアップで日本語が使えるようになることを期待する。

 

<北米版 echoスピーカーなら日本語に言語変更可能>

 

仕方ないのでUS Englishで使っているが、呼びかけた言葉が正常認識されない場合に、画面に聞き取られた言葉が表示されるので、英語の発音練習にはちょうど良い。

 

第2世代以降を買えば、日本語も英語も選べると思うので、英語の練習が目的なら、無理に旧機種の北米版第1世代を買う必要はない。今回の北米版echo showはecho spotより安価だったので試しに購入しただけだ。

 

試しに電話機能を使おうと、"Alexa, call (名付けたデバイス名)" と呼びかけても、他のechoデバイス名が日本語で名付けられているといくら呼んでも認識されなかった。

"Alexa, show my contacts" と呼びかけると連絡先一覧が表示されたが、echoデバイス一覧は表示されなかった。

試しにデバイス名を「寝室」⇒"bed room"と「事務室」⇒"office"とデバイス名を変更したら電話機能で呼び出すことができた。

 

電話機能のコツ:

・電話機能を使う場合"call"と言ってから相手デバイス名を指定した方が認識しやすい

・電話の呼び出しを受けるときは、"answer the phone" と指示するか、画面タッチして通話開始する

 

 

〇 FireHDタブレットとの違い

 

常時待ち受けして声に反応する以外にFireHDと何が違うのか、と思っていたが、画面操作でできることがFireHDほど自由度がなく、画面に表示された選択肢を選ぶくらいのことしかできない。

(まだ使いこなしていないだけかもしれないが)

 

FireHD8やFireHD10もバージョンアップでecho showと同じ待ち受け可能となるらしいので、Echoデバイス対応家電の操作が不要なら、バッテリー動作して安価なFireHD10で十分かもしれない。

FireHD10に対するecho showの利点は別売りスタンドなしで縦置きなのと音質が上等なところだろうか。

 

Amazonビデオの表示やアプリの操作等何か作業するには声で呼びかけるecho showよりもFireHDタブレットの方が使いやすい。

 

 

 

〇 音楽再生

 

音楽をプレイするよう言っても、言語設定がUS Englishのため、日本の曲名タイトルに反応しない。"Alexa, play J-pop"と言っても反応しないが、"J-pop"というのは和製英語なのだろうか?

"Alexa, play Japanese popular songs"と言ってもうまく反応しなかったが、

"Alexa, play 70's popular music" と言ったら日本の歌謡曲が数曲再生され、続けて洋楽が再生された。

洋楽と邦楽の指示の切り分けが今一不明確だ。

 

英語の歌手名やタイトルなら期待通り反応する。

"Alexa, play Beatles"
"Alexa, play 80's music"

 

再生中は、タイトルや歌詞が表示される。

<再生中の曲の歌詞が表示される>

 

 

<地域が日本のためか、日本のAmazonアカウントのためか、一部日本語も併記>

 

尚、発音が悪いとecho showが聞き取ったメッセージが文字表示される。
"Play Carpenters"と言ったが正常認識されず、"Play capitals" と画面に表示された。
ゆっくり言い直したらカーペンターズの曲リストが再生された。

 

<カーペンターズの再生画面>

 

 

尚、"Killing me softly with his song"を再生するよう指示したら、なぜかRoberta Flackではなく、平井堅バージョンが再生された。

 

<洋楽なのに、何故か日本人歌手のカバーが流れた>

 

 

〇 ラジオの再生

 

radikoでラジオの地方局やNHKを再生しようとしたが、言語設定が英語のため、うまく指示できなかった。

 

・失敗した指示

"Play xxx radio"

"Open radiko"

 

かろうじて "Play NHK radio" と指示したら、NHKの国際放送が開いた。

 

 

 

〇 北米版echo showの注意点
・第1世代7インチで、解像度、スピーカー等のスペックが最新モデル(第2世代、10インチ)より劣る

・北米版echo show 第1世代は英語かドイツ語しか選べない
(今後のバージョンアップで日本語対応することを期待)

 

 

難点は指示を常に英語でしなくてはならないため、ちょっとした用事でアラームやリマインダーのセットを英語で言うのが面倒。
仕方ないので、アラームは同室に置いたgoogle home miniを利用することにし、スマートプラグによるデスクライトのON/OFFもgoolgle home miniでも操作できるよう設定した。

 

尚、同じ部屋にecho端末を複数置く場合は一方の端末のウエイクワードをalexaからecho等に変更しないと同時に反応してしまい混乱する。
(ウェイクワードは alexa/amazon/echo/computer が選択可能)

 

夜中に起きてecho showの画面を見たが、スクリーンセイバー機能がないのか、常に画面に何か表示され待ち受け状態で待機しているので、省エネに反する機械ではありそうだ。

 

 

[2018.12.10追記]

Amazon echo関係をAmazonのセール等で衝動買いして増やし過ぎたら、他の機器がWiFiに繋がりにくくなってしまった。

WiFiルーターの接続可能台数やパケット処理能力の上限に要注意だ。

同時に複数の部屋に置いた機器でのAmazon Prime musicの音楽再生も制限されてしまうので調子に乗りすぎたかもしれない。

 

 

[2018.12.21追記]

コメントで英語版でスキルを利用する方法について質問があったので追記します。

PCからAlexa設定画面を開き、スキルの設定ページを開くと

「サポートされている言語  日本語(JP)」
と明記されているため、英語版では日本版のスキルは使えなさそうです。

 

<NHKニュースのスキル>
 

radikoが使えないのもこのためですね。

 


<radikoのスキル>

 

英語版のスキルで使えるものがないか探しましたが、ちょっと見た限りでは見つかりませんでした。

 



<All Ears Englishのスキル>

 

英語関係のスキルも「呼び出し名」がしっかりとカタカナで振られています。

 

 

[2020.11.27追記]

Amazon echo (alexa)に「日本語と英語で話して」と言ったら、こちらから英語で話しかければ英語で回答、日本語で話しかければ日本語で回答する設定となった。

英語の発音練習したい方はぜひお試し下さい。

 
 
 
[2022.2.15追記]
Amazonで防犯カメラを探していて、with Alexaというキーワードの製品がAmazon echoと連動するらしいとのことで、
Panasonicの防犯カメラ KX-HRC100 を購入して試した。
 
 
タブレットにアプリを入れ、カメラをWiFi接続して設置後、日本語版echo show 5にカメラ映像が表示可能なことを確認後、
カメラの名前を英語の"Camera"に変更し、北米版 echo showから
"Alexa, display camera!"
と呼びかけると、玄関の映像が表示された。
 
ただし、たまに通信の状態が悪い時は、表示に失敗することもある。