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毎日ブログが書ける理由
よくもまあ毎日毎日ブログが更新できるものだ、と我ながら思うのですけれども、自身でもそう思うのですから他人様から見ればもっと思うでしょう。
私の思考回路というのはわりと観念的といいますか、全体的にまずは捉えて、そこから詳細部分を思考していくという帰納法的にしている気がします。有り体にいえば直感的と言っても良いかもしれない。
とはいえ直感というのは天から降ってくるものでも、勝手にひらめくものでもないように思います。
点在する情報を自身にインプットして溜めておく、蓄積することで、ある瞬間にふっと「あれ?これってこうやん?」と点と点が線としてつながり、やがて面となっていく、というような感覚です。
要するにプログラム的にいうならば、インプット→処理→アウトプットのインプットと処理の部分が上述したような過程に当たるわけです。
ふと今思い当たったのですけれども、思考停止というのはこの点在する情報をつなぐという処理をしていない、情報が各個に独立してそのまま放置している状態を言うんではなかろうか?と思います。
例えばですが主流派の右派、いわゆる保守は「伝統と文化は大事だ!」と言いながら、伝統と文化を破壊せしめる新自由主義に肯定的になれるのは、伝統や文化や共同体という概念と、経済という人の営みが線でつながっていない、各個に独立していると思い込んでいるから、こういうハチャメチャな主張を恥ずかしげもなく晒せるのではないか?などと思うわけです。
ああ、話がそれました。毎日ブログが書ける理由ですが、一応自分なりに面として物事を捉えていっていると思いますので、その中のある部分をアウトプットするという作業がブログ記事というわけなのです。
自身との対話が直感を広げる
私は基本的には社交的な方ではありません。え?そんな印象を受けないって?(笑)別段喋るのが苦手でもないし、それなりに振る舞い方も技術として心得ている(怪しいですが)わけですが、よく喋る人を見ていると感心します(笑)
「よくもまあ、こんなに次から次へと喋ることがあるもんだ」と(笑)。
私も政経論でしたらいくらでも喋っていられるのですけれども、正直なところ普段の日常会話で日常のことで、そこまで喋ることはない。興味の対象が違うんでしょうね。アイドルとか芸能人も知らんし、スポーツも基本的にはあまりみないし、テレビも年に1回ほどみたら良い方で・・・ブランドも知らないし・・・。えぇ、興味の範囲が偏っているのは自覚しております(汗)
まあ私のことは置いておいて。しかし人との会話をそれなりにする人でも、よく喋る人を見ると「ほんまよう喋るなぁ、自分」となるわけですけれども、あれはあれで人との対話に特化してるんでしょうね。
で、自身との対話というのも上記と一緒で慣れなのですね。やっていくうちに上手くなるものなのだと思います。
個人的な印象ですけれども、自身との対話を政経論でする人は一般的ではない(笑)普通は恐らく日常での「今日、あの人にあない言うたけどまずかったかなぁ・・」とか「仕事でミスしたわ~・・・今度から気をつけよう」とかだと思うんですね。
つまり何がいいたいか?というと、世間一般的には政治や経済での自己対話をしないので、そもそも論として情報が各個として独立して点在しているだけで、思考停止というよりもそもそもそこと対話するという発想すらないというわけだと思うのですよ。
このように考えてみると、ブログで私が何を発信したら良いのか?というのも、自ずと見えてくるんじゃないだろうか?なんて考えながら記事を書いているわけですが・・・。まあ要するに世間の人が興味を持ってくれる記事を書かなきゃなぁ・・というわけです。
上述したのは世間一般的な人の話
そもそもじゃあ、世間一般的な政治にあまり興味のない人たちが、私のブログを覗いてくれるのか?というとそれはかなり微妙なわけですが・・・それは難問なのでひとまず脇において。
しかし政治的主張のあるネトウヨでもネトサヨでも有識者でもなんでも結構なんですけれども、その人達が「情報が各個に点在しているだけで、線と線、面として成り立っていない」というのは非常に問題だと思うのですね。
ネトウヨは曲がりなりにも「伝統と文化!」と言っているのだから、それを基準に「新自由主義はおかしい!」という結論にたどり着かなきゃ論理破綻してますし、また左派も左派で「人権!弱者保護!」と言っているんだから同様です。
そこで興味深い記事のご紹介。
上記のみぬささんの記事なんですけれども、引用。
『中学生くらいの知性で分かる』
先日ある若手官僚の方と話す機会が有ったのですが、財務官僚が政治家に消費税増税の必要を吹聴してまわる「ご説明」の話題となりました。その方は財務省では無いのですが、中学生くらいの知性があれば財政破綻するなど有り得ないと分かるのに、彼らは本当に日本が財政破綻すると思っているのか?と質問しました。
『財務省は思考停止』
その方曰く「上からの指示で、その通り動いているだけで完全に思考停止となっている」との話でした。つまり財政破綻論について敢えて考えず仕事としてやっているだけだそうです。この話を聞いた他の方から思わず「アイヒマンだ!」との声が出ました。ナチスのアウシュビッツ強制収容所の所長がアイヒマンです。
藤井聡さんの「凡庸という悪魔」というご著書では全体主義と思考停止をハンナ・アーレントの「エレサレムのアイヒマン」(多分)を引きながら論じるわけですけれども、ハンナ・アーレントはナチス・ドイツからアメリカに亡命したユダヤ系の哲学者の女性です。
そして彼女のライフワークは「なぜ全体主義という恐ろしいものが蔓延したのか?」ということへの究明です。当初はハンナ・アーレントも「どこかに極悪人がいるんじゃないか?」と探っていたのですけれども、アイヒマンというホロコーストの責任者が戦後、裁判にかけられているさまを見て唖然としたそうです。
なぜならば裁判に出てきたアイヒマンは凡庸で、とても狡猾な極悪人には見えない。アイヒマンはただナチス・ドイツという組織の中で、出世のためだけに上司の命令を聞き、そして部下に命令を下していただけの”ものを考えぬ歯車”だったのです。
そこではたとハンナ・アーレントは直感するわけです。「そうか、どこかに黒幕やら極悪人やら仕掛け人がいるのではなく、全体主義というものはこの凡庸という思考停止が寄り集まって形成されるものなのだ!」と。
思考停止=全体主義なのであれば、全体主義とは”主義”とついてはいても、どのようなイデオロギーとも組み合わせ可能であり、決して共産主義だから全体主義であるとか、もしくは国家社会主義だったから全体主義に陥ったとかいう議論にはなりえない。
つまり「民主主義・全体主義」だって「自由主義・全体主義」だって「新自由主義・全体主義」だって論理的には起こり得るわけです。ああ、一番最後の「新自由主義・全体主義」はもう起きてますな(笑)
そして上記のみぬささんの記事は「緊縮財政・全体主義」が財務省に蔓延しているという記事になるわけですが、これはつまり今日の考察からはこのようにも表現可能です。
「財務省の官僚たちの大半は、緊縮の結果どうなるか?などと考えたこともない。なぜならば”仕事”、”出世”という点で考えているのであり、緊縮財政が日本にどのような影響を与えるか?などという面や線での考えに及ばない。つまりは思考停止し、自身の仕事が世の中にどのような影響をあたえるのかという自身との対話を拒否しているからである」
ま、これは財務官僚だけの責任ではなくて、例えば大手メディアなども例に漏れませんし、そして多くの有識者と呼ばれる人たちも同様でしょう。
つまりは前々から言っている「緊縮・全体主義」が日本に蔓延っているわけで、その上位バージョンが「新自由主義・全体主義」であるわけです。
メディアでも面白いというか、バカだなぁと思うのは、欧州の状況などを見て「極右が台頭してきている!全体主義に陥るかもしれない!怖い!」とかなんとか言っておいて、返す刀で「国の借金は一国の猶予もない!」とか自ら緊縮・全体主義に内包されているという(笑)
全体主義に陥ったものが、他国の全体主義を心配するなどアホとしか表現しようがないでしょう。
結論としては「思考停止のお馬鹿さんには、ならないでおきましょう。恥ずかしいから」ということでした。
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〈凡庸〉という悪魔 (犀の教室)
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本日の男の料理 ブリのカルパッチョ
久しぶりに少し手の込んだ料理を作ってみました。
材料
- ブリ
- レモン
- バジルの葉
- ケーパー
- バルサミコ酢
- レモン汁
- 醤油
- 塩
- 胡椒
- ガーリックパウダー
- オリーブオイル
調理手順
- ブリは厚めに平作りにします。レモンは超薄切りの輪切り。ブリとレモンを交互に皿に盛ります。
- バルサミコ酢2、醤油1、レモン汁少々、塩、胡椒、ガーリックパウダー多め、オリーブオイル2程を混ぜてソースを作ります。
- 1に2をかけて、バジルの葉、ケーパーを盛り付けて完成!
一手間かけるなら、ブリを塩で締めても良いです。