日本の未来を考える勉強会への支持表明 | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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日本の未来を考える勉強会とは?

日本の未来を考える勉強会(三橋貴明氏)

第1回「日本の未来を考える勉強会」 講師 藤井聡 
http://www.nicovideo.jp/watch/sm31079045 
第2回「日本の未来を考える勉強会」 講師 中野剛志 
http://www.nicovideo.jp/watch/sm31134997 
第3回「日本の未来を考える勉強会」 講師 青木泰樹 
http://www.nicovideo.jp/watch/sm31204531 
第4回「日本の未来を考える勉強会」 講師 島倉原
http://www.nicovideo.jp/watch/sm31257396 
第5回「日本の未来を考える勉強会」 講師 会田卓司
http://www.nicovideo.jp/watch/sm31388835 
第6回「日本の未来を考える勉強会」 講師 三橋貴明
http://www.nicovideo.jp/watch/sm31427954

 どうやら上記記事によると三橋氏や藤井氏、中野氏、青木氏等々が講師を務める「日本の未来を考える勉強会」という自民党若手集団があるんだそうで。

 私はまだ動画は第3回までしか見ていないのですが、論者を見れば非常に強力な「財政出動派講師」が勢揃いといった印象です。

 藤井聡氏の「国土強靭化計画」、中野剛志氏の「富国と強兵」、そして三橋貴明氏はおなじみ「PBを破棄して財政出動」という主張、青木泰樹氏は私が思う日本でまともな数少ない経済学者のお一人。

 

 私が印象に残っているのは第2回の中野剛志氏の講演で、ようはこういうことを言っております。「本当の金融政策、金融緩和とは財政出動による『お金の供給』です!」と。

 つまりは政府が借金をして仕事を創出し、需要を生み出し、だからこそ『本当に』民間にお金が回るんですという論理建てです。

 こういった「財政出動と国土への投資、経世済民」を勉強するのが「日本の未来を考える勉強会」なのだそうです。

自民党内にもまともな人がいるらしい

 どうも「日本の未来を考える勉強会」は自民党の若手2回生の議員の集まりらしいです。

 私は政治家にあったことはないし、喋ったこともないので、政治家という人種がどういう人種なのか?はメディアを通してしか知りません。

 冒頭の記事で三橋氏が「政治家にもまともな人はいます!」と仰るが、あったことがないので分からない、が本音です。

 西田昌司議員も最初は応援していたのですが、どうも最近はよくわからない、という印象を持っておりますし、そもそも大衆化、マス化していく日本社会において炎上を武器として使う政治家ばかりが人気を集める昨今。橋下徹だとか小池百合子だとか安倍晋三だとか。維新の足立議員なんて大嫌いな部類で、見ているだけで嫌になる(笑)

 国会質疑の安倍総理の答弁なんて「おちょくってるのか」と思わず思ってしまうくらいで、実にネトウヨの詭弁術を地で行ったような答弁で見てられないわけです。

 

 つまりは半ば政治には絶望しかけていて、いやいやこの表現は正しくないです。民主主義(民主制)とグローバリズムという最悪の状況に絶望しかけている、と言ったほうが正しいかもしれません。

 大きな構造、経路依存性等々でいうと「さらにポピュラリズム(人気主義)の深みに日本ははまっていくのではないか?」という可能性のほうが、冷静にいくら考えてみても大であり、日に日にその深刻度は増しているとすら思えます。

 

 つまりは「政治家も国民もまともでいることが難しい時代」なのだと思います。

「日本の未来を考える勉強会」はまともでい続けられるか?

 タイトルで「日本の未来を考える勉強会を支持する」と書いていながら、否定的見解ばかり述べているように見えますが、現状の把握からの希望を書きたいと思っています。

 といいますのも今回は30人ほどが連帯し勉強会に参加したそうで、これは私には「良いことだ」と思えるからです。

 

 過去に三橋氏が確か、政治家1人1人に正しい知識をインプットする、という活動をしていた時期があったかと思います。その中には麻生太郎氏も含まれていたようで。

 しかしこれは結果的には上手くいかなかった、というのが正直なところでしょう。なぜなんだろう?と考えてみた場合に”個”にインストールしても、容易に財務省やそのた緊縮派に影響され左右されるからだと思います。

 

 であれば今回は30人の連帯ということで、わずかながら希望が見えるのではないか?圧力に対しても集団で連帯し合うことで、一定の耐性を持ち得るのではないだろうか?と考えます。

 最初に書いたように、私にはこの議員集団が「まともかどうか?」の判断は不可能です。今はまともであっても変節の可能性だって少なからずあります。

 しかし今回は「集団」と「連帯」という構造がこの議員団に含まれているのならば、わずかばかりの希望を見いだせるのではないか?と判断するわけです。

アカデミズムとポピュ”ラ”リズム(人気主義・炎上主義)の対決

 原子論的個人に分解されつつある日本社会での大衆は、果たしてアカデミズムとポピュラリズム(人気主義、炎上主義)のどちらを支持するのでしょうか?

 藤井聡氏が大阪都構想騒ぎから住民投票で反対派勝利のときに「今回は稀有な例だ」と書いたのを、今でも鮮明に覚えています。

 

 私なりにその「稀有な例」がなぜ、かろうじて成立したのか?を考えてみると以下のようになります。

 大阪市解体という「ショッキング性」での炎上、それに対しての橋下徹のデマゴーグにカウンターして、藤井聡氏の正当な「事実に基づく主張」が「ほぼ同時期に出されたこと」が勝利の原因だったのではなかろうか?と。

 また政治勢力として大阪自民、共産党、民主党といった「公明党を除く3党」の大同団結も、猛威をふるう維新への対抗といった動機から可能であったのでしょう。

 大同団結を可能にしたのは藤井聡氏の事実の告発であり、それが大同団結の大義名分となり得るほどに強固かつ正当だったと言えます。

 

 そして「日本の未来を考える勉強会」の動画はまだ3部までしか見ていないのですが、講師である諸先生方はこの「大義名分とカウンター」を非常に強く意識している、と思われます。

 

 ポピュラリズム(人気主義・炎上主義)に対抗するためには、ポピュラリズムが燃料を投下するとほぼ同時に、反対陣営を形成するための論理を投入しなければならない、という話になります。これは非常に困難な話ですが、それでもそこに僅かな希望を見出したいと私は思います。

 

 私は学歴もない一般庶民で、時間も会社勤めの方よりは融通できるとしても、やはり有限です。現在の様相はナショナリズムvsグローバリズムという面も大きいのですが、一方で国内政治では「アカデミズムvsポピュラリズム」という面もあるのです。

 心ある社会学者がより多く立ち上がってくれることを祈念します。

最後に

 1つ断っておきたいのですが、私は自身の支持、不支持を「誰々が言っていたから支持する!」などというお馬鹿なことはいたしません。それを人は思考停止といいますしね。

 つまり「三橋氏が『日本の未来を考える勉強会を支持してくれたら感謝する』」と言っていたから支持するのではなく、三橋氏が出した情報によって判断可能になったという訳です。

 

 まあ、アンチ三橋の人たちは「やっぱり三橋信者!」とかなんとか言うんでしょうが(笑)

 私は中野剛志信者だ!と何度言わせれば・・・

 「日本の未来を考える勉強会」の皆様は、連帯し頑張って頂けたらいいなぁ・・・と正直に思っておりますが、どうも最近は「ネガティブなことをまず考える癖」がどんどん酷くなってきておりまして、支持するにも関わらずこのような陰鬱な文章になったこと、お詫び申し上げます。

 

P.S

 藤井聡太4段がな、な、な、なんと!歴代初の29連勝を昨日、飾ったようです!!!ヽ(=´▽`=)ノスゲー

 なんとも明るいニュースで、もしかしたら竜王戦、最後までいっちゃう?なんて思ったり。藤井聡太4段にお祝い申し上げます。いやはや・・・すごい中学生棋士が出てきたものです。

 

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