トランプ大統領の就任式の演説を見ました。
トランプ大統領就任演説 日本語訳全文(NHK)
詳細は上記より。
率直な感想を書きますと大変に名演説だったと思います。またアメリカの大統領就任式の動画は初めて見たのですが、流石にアメリカでなんだか「映画」を見ているような気分になりました。
こういった感想は置いておいてと。幾つかすでにトランプの大統領就任と並行して決定した事項がありまして、それについて書いていこうと思います。
まず第一にTPPの破棄。これは確定的になりましたが、かたや日本は国会でTPPを先走って批准し、どうしようもない状況に追い込まれていると言えます。
何故ならばトランプはこの先NAFTA(北アメリカ自由貿易協定)についての再交渉も視野に入れておりまして、日米の貿易協定ももしかしたら交渉してくるかもしれない。
そうなると日本は「TPP以上の条件」を突き付けられることは、殆ど疑いがありません。何故なら「TPPを国会で批准したから」です。
「お前らTPPの条件はOKつったんだろ？だったらちょっとそれ以上に譲歩しろや」とTPPが「交渉の前提条件」になってしまうわけですね。
我が国の政府はどうも先走って、自らを不利な立場に置くことが大好きなようです。イヤダイヤダ。
第二に円高、ドル安の可能性についてです。
トランプ氏「ドル強すぎる」 通貨安誘導の可能性 米紙インタビューで(日経)
まずは矛先が中国に向かうのは必然でしょうが、その次に日本に向かう可能性が十二分にあります。
また共和党は輸入に対しての課税を強める方向を検討しておりまして、完全にアメリカは保護主義に舵を切ると言えそうです。
演説の中でもトランプは「アメリカ人の雇用を！アメリカの製品を！」と言っておりますし、これは殆ど確定と言って良いんじゃないでしょうか？
三橋氏のブログコメント欄で誰かが「安倍総理は自由貿易がお好きだそうですから、安倍総理を輸出して、トランプを輸入しよう」と言っておりましたが、私も出来るならばそうしたいくらいです(笑)
我が国日本は一体どうするんでしょうか？報道を見る限りでは「安倍総理がトランプ大統領に会いに行って、TPPの重要性を説く」という報道が流れていますが・・・内政干渉では(笑)
そしてもう1つ重要な指摘だと思うのは、安倍政権の景気の演出というのは金融緩和と円安、そしてそれによって演出された日経平均の株高は、これから株安と円高という形になっていく可能性が高いことです。安倍政権としてはかなり苦々しい展開になるかもしれません。
第三にアメリカは中国に対して強い姿勢に出ることが、ほとんど既定路線に見えます。
閣僚人事でも対中強硬路線の閣僚が入るようですし、またロシアと中国の蜜月の破壊、という観点からも親ロシア、反中国という路線の蓋然性は高い。
こうなると中国としては内政もあまりうまく行ってないにも関わらず、外交的にも苦しい状況になるということで、日本に対しての攻勢を仕掛けてくるかもしれない。つまり尖閣諸島ですね。
一気に東アジア情勢が悪化する可能性があるんじゃないか？とも思えます。
まさかトランプが「一つの中国」に異を唱えるとは思ってませんでした。
また韓国の大統領選は、ほとんど親中路線の大統領誕生が確実視されてまして、韓国へのTHAAD配備がどうなるか？も不透明です。
(まぁ流石にこれは、アメリカがなんとかすると思いますが・・・・)
このように考えていきますと、日本を取り巻く国際情勢というのは決して楽観できるものではない、ということが言えます。むしろ不安要素のほうが大きい。
しかし我らが安倍内閣はどうも、未だに「首脳同士の信頼関係で外交が上手くいく！」などというお花畑路線です。
これに対してどうもトランプ大統領は現実主義者と私には見えます。もともと商売人だったのですし、商売人は得てして現実主義の人が多いのですが、トランプもその例に漏れないと言えそうです。
※というか商売人なんて現実主義じゃないと、やっていけませんからね。
つまり日本のメディアが報じるような「過激なポピュリスト」ではなく、案外現実主義的な人物なのではないか？という印象を私はもっております。
でないとあの過酷な大統領選を勝ち抜けるはずがありませんから。
最後にネット界隈の認知不協和について書いておきます。
ネット界隈では「反トランプデモの連中は無茶苦茶だ！左翼なんてこんなもんだな！」とトランプを支持する声が大きいようですが、その口で日本のことになると「安倍総理しゅごい！安倍総理以外に誰がいるんだ！」という論調です。
その安倍総理は「トランプと正反対のグローバリスト、日本弱体主義」の方なんですが(笑)
これが認知不協和と言うやつか・・・・と苦笑いしながら、私は絶望的な気分になります(笑)
一つ予言しておくとすると、日本のメディア、有識者のトランプへの評価というのは「チンプンカンプンなこと」を連発するんじゃないか？と思います。
アメリカにおいてもメディアが「反トランプ」であり、現実を受け入れられない、自らのイデオロギーを優先してバイアスをかけるという行動をしておりますし、日本においてもそれは変わらない現象として続くでしょう。
しかしそのような「矛盾に満ちた行動」というのは、いつかは破綻するものです。
何にしましても世界は激動の時代を迎えました。そして一つ断言できるのは、安倍総理の思想、信条ではこの激動する世界に日本は立ち向かっていけないということです。
彼の外交音痴は既に日露首脳会談、日韓合意、フィリピンへのバラマキで証明されておりますし、また国会でのTPP批准を急いだことからも、日本政府及び現在の政治家が「世界情勢の把握」ができているとは思えません。
内政においても「強い日本」が求められているにも関わらず、相変わらずの緊縮財政、規制緩和、構造改革路線を貫いております。
今必要なのは「財政出動によって、強い日本を作っていく」ことであり、外交的には「何もしない、無能」であっても構いません。というか構造的に日本は現段階では「強い外交」ができないんですから。国力の停滞で。時間稼ぎができりゃいいんですよ(笑)
日本はどうしたら良い？と考えられたらクリック！
↓↓
発信力強化のためにクリックいただけたら～ヽ(=´▽`=)ﾉ
進撃の庶民：毎日、気鋭の論客が政治、経済、思想に切り込む！コテヤン(月曜担当。気鋭じゃないw)も寄稿メンバーの一人です。影法師氏の進撃の朝刊も情報盛りだくさん！
新聞の社説とかより全然こっちのほうがいいです。いやほんまに！
進撃のツボッターでは毎日注目のニュースが有志によって投稿されています！
国家戦略特区blog：超人気ブロガーみぬさ よりかず氏による政治、経済コラムが毎日更新！ブログ名は新自由主義者を釣るためだとか(笑)
コテヤンの尊敬するブロガーの一人&先達です！コテヤンがファンって相当やで？
ずるずると道・郷・話を愛でる：重厚かつ濃密な論考をされるzuruzuru4氏が政治ブログランキングへ参戦！！
更新されたら必ず読みに行くブログの一つであり、氏の知的思考をたどることは大変に面白い！
ナスタチウムのブログ：ナスタチウム氏が海外の報道から、移民、難民、マスメディア、政治などに深く切り込んでいきます
特に移民、難民系の記事は「今そこにある危機！」として、皆様に是非とも見ていただきたいブログです。
うずらのブログ：うずら氏の記事ははっきり言って、そこら辺の社説よりレベル高い！
ストンと腑に落ちる言語能力、目の付け所が魅力的で、基本更新されたらいつも見るブログです！経済系が多いかも～
経済はA+B+Cの足し算です：tasan氏のわかりやすく、明快な経済理論満載！
コテヤンも愛読しているブログの1つです。数字の苦手な方でも「ストン」と腑に落ちる説明が魅力的です！
本日の男の料理～揚げ出し豆腐～
伝統的な揚げ出し豆腐なのですが、少し一工夫して酒のツマミにしてしまいましょう。
材料
・木綿豆腐
・カイワレ
・みょうが
・小麦粉
・片栗粉
・塩
・サラダ油
・出汁つゆ(自作したほうが美味しいですよっと)
1)豆腐に塩をして下味をつける&水抜きをします。だいたい15分～30分くらい放置でOK。カイワレは水にさらして、みょうがは千切りにしておきます。
2)小麦粉1、片栗粉1で衣を作り、キッチンペーパーで拭いた豆腐にまぶし、170度～180度の油であげていきます。
3)揚げ出し豆腐を皿に盛って、野菜を添えて、出汁つゆを下に張れば完成！！
出しつゆですが、小鍋に水を張って火にかけ、沸騰してきたら鰹節を入れて火を止めて3分放置した後に、キッチンペーパーとザルで濾します。
出汁を火にかけて、みりん、濃口醤油で味をつけたら完成。
上にのせる添え合わせは大根おろし、葱、鰹節、糸唐辛子、大葉などでも良さそうです。
私の場合大根おろし→すりおろすの面倒くさい、葱→あり、糸唐辛子→近くで売ってない、大葉→冷蔵してもすぐ痛む、ということで今日はカイワレとみょうがにしました(笑)
揚げ油もったいない(´・ω・`)
と思う方は、フライパンに油を厚めに引いて、中火～弱火の間で調整しながら豆腐の全面を焼いていく、という方法もありだと思います。
酒の肴に良さそう！と思われたらクリック！
↓↓
発信力強化のためにクリックいただけたら～ヽ(=´▽`=)ﾉ