反自由貿易・国家論 | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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反新自由主義・反グローバリズムの立場での政経論、時事ニュースなどを解説。
ヤン・ウェンリー命は2ちゃんねるのコテハンです。

反新自由主義・反グローバリズムコミュニティ【ブルーオーシャン】の管理人もやっています。

タイトルが漢字ばかりで「なんだか難しそう・・・・読むのやめよう」と思ったそこのアナタ!まぁちょいとお立ち会い。そんな難しい話じゃございませんから、騙されたと思って読んでみてください(笑)

 

さて、グローバリズムという文脈で、もしくはリカードの比較優位論などの素朴な理論で語られる自由貿易。

そこには新自由主義というイデオロギーに侵された主張の塊がありまして「自由貿易ハンタイ!」とでも言おうものなら、経済学徒から経済学者から有識者やらなんやらが「君は何を言っとるんだ!!けしからん!」と怒られるわけですね。

なんでも経済学によると、自由貿易で機会損失が減り、だから豊かになるんだそうでございます。あ~そうですか(ハナクソホジホジ

 

全くもってバカバカしい話でありまして、貿易を考える際に一番重要なのは「足りないものを輸入する、足りているものを輸出する」じゃございません?

日本で言えばエネルギーやらはありませんから、これは輸入するしかない。でもこのエネルギーを輸入した分の代金くらいを、輸出で稼げりゃそれでOKなわけですね。

誰かの所得は誰かの消費、といわれる通り貿易だって「誰かの黒字は誰かの赤字」なわけでして、これが凄い拡大したのが2008年までのアメリカの消費、金融でしょう?その結果、大クラッシュを引き起こしまして、アメリカの消費に依存していた発展途上国なんかは、全滅状態になったわけです。

中国経済が悪いのも、根本にはこの問題、つまりこーいうのを「グローバル・インバランス」とか言うらしくて、輸出依存型だとアメリカ様が風引いたら、こっちまで風邪引くか肺炎になるかするわけですね。

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なぜこのようなモデルが持て囃されたか?

このモデルの特徴は「人件費の安い国が外資を入れて、輸出に依存して発展していく」ということでして、たしかに手っ取り早いんですね。

それに人口の少ない国だと、全て自分の国で賄うと言うのは難しいですから、貿易依存型もしょうがない。

でもそういったモデルを人口の大きな国までが採用する、というのはちょっと待って下さいと。

(特にBRICsといわれた中国、ブラジルなどはちょっと待てと)

 

要するにそんな人口のでっかいところが、貿易黒字を重ねたら、どっかの国(アメリカですが)が貿易赤字を垂れ流す構造になるわけで、持続不可能なんですね。

(そして実際にクラッシュしたわけです)

※実際には貿易黒字のぶんのお金がアメリカに流れ込み、それがサブプライムローンなどの金融工学で詐欺的バブルになった、というのが実情ですが。

 

こうなってくると人口の大きな国は特に、さっさと内需主導の経済に転換して、貿易の不均衡を是正しなきゃいけないわけです。

じゃぁそれにはどうするか?というと、自国の産業保護と育成、中間層の拡大が必要になるわけで、そうなると自由貿易・グローバリズムなんてやってたら「不可能」なんですね。

中国にしたって中間層の拡大ができてないのは、多すぎる人口という要素もありますけど、どっちかというと「グローバリズムへ組み込まれたから」という理由のほうが大きいでしょう。

 

韓国にしましてもそうです。2008年までの日経新聞とかはしきりに「韓国経済を見習え!!」的なバカなことを書いてましたけど、今や風前の灯&格差絶賛拡大中。

韓国の「非主流派」経済学者、ハジュン・チャンによりますと、1960年~1980年と1980年~2010年までの世界の経済成長率を比較しますと、後者は半減、激減だそうです。

これは「貿易黒字による他律的な経済成長に転換した結果」でしょうね。

 

ということで、世界経済を考えても、日本経済を考えてもいい加減に「自由貿易で経済成長」なんて幻想はさっさと捨てるべきです。

※日本は高度成長期ですら輸出依存度は10%~17%程度ですからね。高度成長期は輸出の拡大で~!などという馬鹿げた議論はやめましょう。

 

自由貿易幻想とは「国家を超えてヒト・モノ・カネが行き来すれば」という「政治、企業のパワーポリティクスを無視」したフィクションだったわけです。

実際には政府は自国企業が少しでも稼げるように便宜を図りますし、企業は金の力で政治に働きかけて政治を動かすわけです。

(韓国なんかはまさにその典型例ですね。企業と政府が一体となって、日本の白物家電市場を蹂躙していったわけでしょ)

つまりこの世界のどこにも経済学の想定する「自由貿易」なんぞ存在していなかったと。

 

であれば次善の策というわけじゃありませんが、国家を主とし、貿易を従とするといいますか、国家の枠組みにもう一度貿易を埋め込む事が必要です。

また行き過ぎたグローバリゼーションは、まるで必然だったかのように、保護主義という帰結に達する、と私なんかは思います。

ならば日本はいち早く「自由貿易幻想」から抜け出し、自国の産業を保護、育成し、中間層を再生させることが「肝要」なのだ、と強く思います。

 

またそうすることで、国内需要は活性化して、自然と輸入だって増えます。

(TPPで強制的に輸入させられるより、よっぽど健全でしょ?)

こうなるとアメリカにとって日本は「健全なお客様」になるわけで、ちっとは気を使うようになるだろう、なんて楽観的なことも申し添えて本日は終了と(笑)

 

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本日の男の料理~ローストポーク四川風~

 

四川風かどうか?といわれると微妙ですが、山椒と五香粉を使ってるのできっと四川風です。異論は認める(笑)

材料

・ローストポーク低温調理したやつ

http://ameblo.jp/yangh-wenly/entry-12194456386.htmlを山椒、じゃなくて参照。記事下部。

・きゅうり

・人参

・レタス

・味噌

・米酢

・五香粉

・山椒

・醤油

・ガーリックパウダー

 

1)ローストポークは薄切りにしておく。レタスはちぎって水にさらして、きゅうり、人参は千切り。レタス、きゅうり、人参はボールでまぜまぜ。味付けなし。

 

2)味噌1、酢1、醤油適量を混ぜて、五香粉、山椒、ガーリックパウダーをたっぷりと。お好みでチリペッパーか七味をいれても良いです。これでソース出来上がり。

 

3)ローストポークとレタスきゅうり人参混ぜたものを盛って、2)のソースを掛けて出来上がり!!

 

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