【課題図書】2024考察『いつかの約束1945』について | ライター&おへやニスト芝垣茜のIt's my LIFE !!

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 こんにちは。元・読書感想文ニガテのライター、芝垣茜です。このご挨拶を定着させよう(笑)

 (初めましての方はこちら!)  

 
 さあ、夏休みまでは時間がありそうで、実はない??爆笑
 
 今年の読書感想文全国コンクールの課題図書についての考察記事。今回は3~4年生の課題図書の1冊について。
 

 

 \2024年の課題図書一覧はこちら!/

 

 ※この記事はあくまでも私が感じた総体的な印象と、「こんな子におすすめ」、「こういう子なら書きやすいかも」 という点だけピックアップしています。私の感想や作品のあらすじ、書き方のポイントなどには一切触れませんのでご承知おきください

 

 

 いつかの約束1945山本悦子・作/平澤朋子・絵

 

 

 著者の山本悦子さんは児童文学作家として30年近いキャリアがある方で、2022年刊行の『マスク越しのおはよう』で、のちに第63回日本児童文学者協会賞を受賞されています拍手

 

 挿絵は平澤朋子さん。イラストレーターとして児童書を中心にご活躍スター 宮沢賢治氏の『双子の星』のほか、数多くの児童書の絵を担当され、最近では毎日小学生新聞の連載、『ガリヴァー旅行記』の挿絵なども手がけています流れ星

 

 さて、今年の小学3~4年生の課題図書に選出されたこの1作ですが……

 

 

 

 主人公は、みくちゃんという9歳の女の子

 
 まず、大人の方はタイトルにある 1945 でピンとくると思いますハッ 終戦の年、つまりこの作品が 戦争に関するお話 であることは想像がつくところではないでしょうか。
 
 夏休みである8月は終戦記念の月でもあり、課題図書の題材としては、戦争関連のお話は定石のひとつでもありますね。
 
 私は40代ですが、「ちいちゃんのかげおくり」が未だに国語の教科書に掲載されていたことにもちょっと驚きました。
 
 小学生のお子さんが読書感想文を書く場合、時代設定が古すぎるものは少々書きにくい傾向にありますアセアセ(なかなか想像しづらく、共感しにくいものですしね)
 
 しかし。 この作品は現代を舞台とした、現代の9歳の女の子が主人公 です。お子さんが主人公の気持ちに共感しやすく、3~4年生の子がすんなりと読みやすい設定となっています。
 
 100ページ以上に渡る作品ですが、挿絵も多いので、それほど長く感じることはないと感じますひらめき(あくまで私の意見ですが)
 
 平澤さんのイラストは秀逸に子どもの表情に心情を表していて、微笑ましく読めます。(表紙の3人の女の子の笑顔は、最後まで読み進めると腑に落ちるものがあり、感慨深いものでしたキューン
 
 ただ、小学生のお子さんによっては戦争のお話というだけで抵抗があったり、怖い話という先入観を持つ子もいます。
 
 私なら戦争の話というよりも 「女の子たちとおばあちゃんの心が通じ合う、すてきなお話だよ」 とおすすめしたいところです。
 
 私はもちろん、小学生の親御さんたちも戦争を知らない世代ですクローバー この本は戦争に関心がある子ではなく 「史実を受け入れることに理解がある子」に読んでほしいなと思います。
 
 (中には本当にあったことなんだと信じられない、受け止められない子もいるでしょう。きっと)
 
 そう、1~2年生ではなく3~4年生の課題図書に選出されているのも、納得できるところですね虹 お子さんだけでなく、それ以外の世代の方々にもぜひ一読してほしい、素晴らしい1作です。
\平澤朋子さんのサイトはこちら!/
 
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 お子さまの夏休み、読書と作文を少しでも楽しんでいただけるようがんばりますバイバイ

 

 お読みくださりありがとうございました♪