2023年10月27〜11月23日 <抗がん剤治療4クール目> 手術から9ヶ月目
4クール目が始まった。
が、血小板の数値が低くて抗がん剤治療は中止となった
抗がん剤治療の副作用で、血小板が少なくなり血が止まりにくくなることはよくあるそうだ。
なので、今回は1度お休み。
胃ろうをつくってから半年近く経ったので、新しいのと交換する手術をする予定だったので、
点滴の抗がん剤は中止だけど、予定通りの日程で入院することになった。
抗がん剤の点滴の見守りはないけど、面会時間にはなるべく病院へ行った。
私の誕生日が近かったので「来月私の誕生日があるよ〜」と伝えると
夫「何か欲しいものある?」と聞いてくれた!!
「ケーキかな!大きいやつ!とにかく大きいやつが欲しい!」と言うと
夫「うん、それは知っている」と
最近の中では、一番まともな会話
夫婦らしい、私たちらしい会話ができて本当に嬉しい
今回は抗がん剤をやっていないから、機嫌もあまり悪くなく調子も良いからかな。
面会の時に一緒に昔のJ-POPを聴きながら、これは夫が好きだった曲だよ〜と教えてあげたりした。
覚えていなくても、昔好きだった曲は聴いてて心地よいかな?
無事入院を終えて、退院の日。
介護タクシーが来るまで時間があったので、病院の外を車椅子を押して一緒に散歩した!
自宅と病院の行き帰りで、介護タクシーの乗り降りの時に少し外に出るぐらいで、
こうやって外に出てゆっくり散歩したのは、手術して寝たきりになった以来9ヶ月ぶり!!
うれしい、本当にうれしいまたこうやって夫と2人で散歩できるなんて!
でも、、、 目はずっとつむったまま
夫よ、目を開けて〜 外の風景を見ようよ〜
眩しかったのか、興味がなかったのか、しんどかったのか、
ここがどこかわからずあまり見たくなかったのか
せっかくの散歩なのに、目を開けようとしなかった。
でも!!!
夫は風を感じて「気持ちいい〜」と言っていた
脳の刺激になったかな?よかった
今日の夫の異世界語録
「どうぶつえんで、ひげをきる」
(夫の?動物の?何を言いたかったんだろうな)
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重度認知症の夫が発する言葉は、いつも謎解き。それを私は「夫の異世界語」と心の中で呼んで、和ませてもらっています
いつか夫がいなくなって、涙が止まらなくなった時、これを見て笑顔になるきっかけにしようと思っています。
続きは4月18日(木)19時30ごろ更新します!
「ショートステイ先からの、悲しい報告」