2023年5月8〜20日 手術から2ヶ月〜2ヶ月半
夫は口から食事をすること、薬を飲むことを、かれこれ2週間ほど拒んでいる。
驚くほどガリガリに痩せて、皮膚はカサカサ。
放射線治療の影響で、髪は抜け落ち、
左目はとうとう開かなくなり、右目もどれだけ見えているかわからない。
夫の退院後のことについて検討する中で、
担当医師から胃ろう設置のご提案があった。
このまま食事ができない、薬も飲めない状況が続くことによる懸念、
この後回復期リハに行くことになると、胃ろうをつくることが必須条件とのことからだった。
「胃ろう」と聞くと、どうしてもマイナスなイメージがあり、そこまできたか・・・と。
どう説得しても、もう夫は食べようとしない。
胃ろうをつくるしか道はない。
夫は生きることを諦めている?
私たちは夫に「生きてほしい!!!」を押し付けてない?
当然、そこは悩んだけど・・・
・・・いや、そうじゃない。
病気のせい。
高次脳機能障害の影響で、「食べる」という指令が脳から出にくいだけ。
私はそう思った。
夫はまだ若い。
夫よ、生きよう!!!
そうして、夫は胃ろうをつくることになった。
胃ろうを設置してからは、点滴よりもたくさん栄養が取れるし、薬も入れられる。
結果的に、今となっては胃ろうをつくって本当に良かったと思う!
また、探していた回復期リハビリ病院も、隣の県で少し遠いがなんとか決まった。
環境が変わることで夫の情緒がどうなるかが心配だけど、
とにかく
「車椅子に座れるようになること」
「コミュニケーションが今よりも、もう少しちゃんと、取れるようになること」
だけでも良いから、できるようになってほしい
続きは3月24日(日)19時30ごろ更新します!
「リハ病院へ転院。どうか、暴れないで」