えーとですね、LS196 のチューニングが合わねぇって文句言ってきましたよね↓

 

 

例えばですね、Take It Easy のイントロで G から G のフォームのまんま Am7 乗せる(コード名は知らん。耳コピしたらそうなった)とことか、解放弦でチューニングしといて弾くと Am7 乗っけた瞬間「なんじゃこりゃー」って速攻で弾くのやめるくらいピッチが狂ってるんですよ。

なので上のブログで書いたように妥協点を見つけるチューニングで弾いてたんですね。

 

あと、弦高。これもね、1弦側がクソ高くて非常に弾きにくいので色々調整してきました↓

 

 

 

 

 

続Tokai LS196 の弦高下げ」で書いたように 1F で 1弦側が 6弦側に比べて 0.5mm も高いんです。

で、応急処置で薄いブリッジナットを自作して下げて、別所に置いてあるナットファイルを持ってきたらナット削ってもう 0.5mm下げる予定でした。

 

でね、今日から CoolZ の Greeny 化やるんでナットも交換しようかとサイズ測った時に比較で LS196 も測ったんだけど、その時気がついたんです…

 

ナットが浮いてる?!

 

 

嘘でしょ?

全然気が付かなかった…

東大もと彼氏っていうの?

あれだけ色々やっててもこっち側から見たことなかったのか。アホだ…

こんなんじゃそりゃチューニング、つかピッチ外れるよね。

なんなら 1mm近く浮いてるし。

 

とりあえず弦緩めて押し込んでみたんだけどびくともしない。これだけ浮いてれば普通カポカポしてるはずなんだけどね。どうも単純な浮きではなさそう。

てなわけで外します。

もしヘッドが歪んでるとしたら DIY で修理できるレベル超えてるけど…

まあ、普通に弾けてるんでそこまで酷くないだろうと楽観。

 

ナット外したら結構木肌荒れてて、盛られた接着剤が固まってた。

丸で囲んだところがひどい↓

 

 

外したナットをはめてみるとこいつが当たってる感じ。諸悪の根源確定。

さすがに Tokai がこの状態で出荷するわけがないから、何かのはずみで外れて前オーナーが自分でくっつけて失敗したんだろうと推測。

 

とりあえず彫刻刀で慎重に木目に沿って接着剤を削り取る。

でもかなり慎重にやってもマホガニー部に細かいささくれできちゃうんだよね…

指板下のマホガニーの木肌ってこんな荒れてるもんなの?

 

接着剤をこそぎ取った後、ささくれて取れた木片、つか木クズ(1mmもない)を木工ボンドつけて戻した。

1時間後固まったところで仕上げにまた彫刻刀で少し均してから、#1500のサンドペーパーで指板側面含め接着部表面をなだらかにしてナット溝の掃除は完了。

いい感じ↓

 

 

ナットの方もくっついた接着剤を彫刻刀でこそぎ落としてペーパーで均した後、いざ組み付け!

いつもナット接着で使ってるこちらで↓

 

 

結果↓

 

6弦側

 

1弦側

 

カ・ン・ペ・キ!!

 

寸分の隙間もなし。

これにより予想では 1弦側の弦高が 1F で 0.5mm以上、18F で0.19mm くらい下がるはずなので、ダイムのナットもお役目御免にした。お疲れ様でした↓

 


レギュラーチューニングして弦高測ったら 1弦 17F で 1.8〜1.9mm くらい↓

 

 

まえはノーマルブリッジで限界まで下げて 2mm ちょっとあったからね。良きかな良きかな。

で、弾いてみたら…

 

理想的高さです!

音詰まりもないです!

コードも音痴じゃなくなりました!

サステインも伸びた〜!

 

よかったぜ、まったく。

しかし気が付かないもんですね。って僕の注意力の問題か。

 

オープン系のコード押さえるとなんかチューニングがおかしいって人はナット疑ってみてください。もしかしたら浮いてるかもです。

このくらいなら彫刻刀と接着剤があれば自分で簡単にできます。

上記は午前中仕事の合間にやりました。

 

以上ご参考になれば幸いです。