学校法人「郁文館夢学園」(東京都文京区)に教師として勤務していた男性(50)が、「上司からいわれのない中傷を受け解雇された」として、同校を相手取り地位保全と慰謝料300万円の支払いを求める訴訟を近く東京地裁に起こすことが13日、分かった。

 「―夢学園」は居酒屋チェーンを展開する「ワタミフードサービス」の渡辺美樹会長(49)が、理事長を務めている。

 訴えによるとこの男性は、2005年4月から09年3月まで同校で体育教師として勤務。学校の備品を購入した際、金銭管理の不備を一方的に責められ、解雇されたという。

 また男性は陳述書などで、渡辺理事長によるパワーハラスメントを指摘。08年10月24日、渡辺氏が同校で行われた職員会議後に、40代の男性教師の髪形が気に入らないとし、ハサミを持ってくるよう部下に命じ、教師の髪を切らせたとしている。渡辺氏自身も、ハサミを手に髪を切り「これは断髪式だ」と言ったという。

 渡辺氏らによるパワハラは、校内で日常的に行われていたとしている。

 この件について、複数の教師が当時の校長に事情説明を要求。校長は複数の学校関係者にメールを送り「断髪式」の事実を認めたという。メールでは「(断髪は理事長と教師の間で)合意がとれていたとはいえ、理事長に『話を知らない人から見れば、理事長の権威を示すような印象のよくない行為である』と意見できなかったことを悔やんでいます」などと説明している。


<スポ-ツ報知>


学校法人「郁文館夢学園」ホームページ

 豊後大野市は13日、同市犬飼支所産業建設課の男性主任(34)が、今年度の市の観光施設使用料約486万円を着服していたと発表した。男性主任は全額弁済する意向で、市は現時点では刑事告訴はしない方針。

 同市によると、男性主任は2005年4月から、同市犬飼町の三ノ岳なかよしパーク、リバーパーク犬飼の両公園内の施設使用料徴収を担当。今年4月から8月にかけ、管理人から受け取った使用料を、市に報告せずに全額着服していた。徴収は男性主任が一人で行っていた。

 徴収した使用料は、週ごとに提出するはずの書類に記載して、課長の決裁を経て会計課に入金することになっている。しかし、男性主任は1度も書類を提出しておらず、課長も気付いていなかったという。

 男性主任は9月4日から体調不良を理由に有給休暇に続けて病欠中。10日、両親に「使用料を使い込んだ」と話し、両親が12日に同支所長に伝えたことから発覚した。

 同市は前年度以前の使用料についても調査し、結果を待って処分するとしている。橋本祐輔市長は「申し訳ない。チェック機能がなかった。今後、再発防止に努めたい」と話している。

<読売新聞>

 13日午後3時20分ごろ、横浜市中区伊勢佐木町の書店「ブックオフ横浜伊勢佐木モール店」で、市立中3年の女子生徒(15)が、同じ男に下半身を3回触られたと、女性店員(25)に訴えた。店員の110番で駆けつけた神奈川県警伊勢佐木署員が、店を出ようとしていた男を県迷惑防止条例違反(痴漢)の疑いで現行犯逮捕した。

 同署の調べでは、男は同市旭区本宿町、市立神奈川中教諭、村中栄治容疑者(50)。逮捕容疑は同3時15分ごろ、店内で生徒の下半身を触ったとしている。調べに対し、「当たっただけで、わざとではない」と否認しているという。

 同署によると、生徒は同級生の女子生徒(14)と来店。4階と1階の売り場で計3回触られたと訴えている。店の4階の防犯カメラには、生徒に触っている村中容疑者が映っていた。

 市教委によると、村中容疑者は社会科教諭で、2年の学年主任を務めている。大野敏美教職員人事・企画部長は「事実なら極めて遺憾であり、厳正に対応したい」とのコメントを出した。


<毎日新聞>

 後続車の運転者からクラクションを鳴らされたことに腹を立て、後続車を破壊したとして、和歌山県警は9日、国土交通省・近畿地方整備局の和歌山港湾事務所に非常勤で勤務する41歳の男を器物損壊の現行犯で逮捕した。男は酒に酔っており、警察は飲酒運転容疑でも調べを進めている。

 和歌山県警・和歌山東署によると、逮捕された男は8日の午後11時45分ごろ、和歌山市永山(N34.12/E135.16)付近の県道を走行中、後続車からクラクションを鳴らされたことに腹を立て、進路を塞いで強制抑止。このクルマの左右ドアミラーやワイパーをもぎ取り、さらにはクルマの屋根部によじ登って暴れるなどして、車体を小破させた疑いがもたれている。運転していた男性は施錠した状態で車内にいたため、ケガはなかった。

 通報を受けた同署員が出動し、なおも暴れていた男の身柄を取り押さえ、器物損壊の現行犯で逮捕した。後の調べで、逮捕されたのは紀の川市内に在住し、国土交通省・近畿地方整備局の和歌山港湾事務所に非常勤職員として勤務する41歳の男と判明している。

 逮捕当時、男は酒に酔った状態。呼気からは酒気帯び相当量のアルコール分も検出されている。被害を受けた男性は「前のクルマが蛇行していたので、注意喚起の意味でクラクションを鳴らした」などと話しているという。

 男は容疑について大筋で認めており、「同僚らと酒を飲み、自宅に帰る途中だった」などと供述しているようだ。警察では道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑でも調べを進める方針だ。

<Response.>

 介護ヘルパーとして派遣された障害者宅から現金を盗んだとして愛知県警西署は11日、岐阜県関市、アルバイト介護ヘルパーで私立大学4年、後藤清尊容疑者(21)を窃盗容疑で逮捕した。

 

 容疑は8月26日夜から27日朝にかけて、ヘルパーとして派遣された名古屋市西区の男性(37)宅で、男性の財布から現金3万3000円と電子マネーカード1枚を盗んだとしている。西署によると、後藤容疑者は「生活費が欲しかった」などと容疑を認めているという。

 

 西署によると、後藤容疑者はアルバイトのヘルパーとして男性宅に派遣され、介護をしていた。


<毎日新聞>

 福島医大の大学院生による覚せい剤取締法違反(使用)事件で、大学は逮捕された福島市の同大大学院医学研究科2年、吉野勝治容疑者(28)が過去にも同法違反で摘発された事実を把握した上で、大学院への入学を許可していたことが11日、分かった。


 大学によると、吉野容疑者が最初の摘発で執行猶予付き有罪判決を受けた後の平成19年12月ごろ、吉野容疑者から大学関係者に大学院受験の相談があった。


 大学側は吉野容疑者と面談し、薬物を2度と使用しない覚悟があるかなど意思確認をした上で受験を認めた。


 大学は「薬物使用による逮捕歴などは大学院の受験資格の制限事項に該当せず、本学卒業生である吉野容疑者の更生を支援する考えだった」としている。


 入学させた後は、教員らが吉野容疑者を見守り注意を払っていたという。


 大学は今後、受験資格の見直しなどを検討する方針。


 大学は今後、薬物使用に関する全学調査を行う方向で検討に入った。


 調査方法など詳細は今後詰める。


<福島放送>



執行猶予期間中に大学院に入学 大学側 「更生させようと」


 覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで警視庁渋谷署に逮捕された福島医大大学院医学研究科2年の吉野勝治容疑者(28)=福島市=が以前にも同法違反で有罪判決を受け、執行猶予期間中だったことを把握した上で、昨年4月に吉野容疑者の入学を認めていたことが11日、同医大への取材で分かった。同医大学生課は「更生させようと思い入学させた。今回の逮捕は残念で、大学としても申し訳なく思う」と話している。
 

 厚生労働省によると、吉野容疑者は同医大卒業後に研修医として東京都の病院に勤務していた2007(平成19)年7月、新宿区のホテルで覚せい剤を使用したとして逮捕、起訴され、同10月、東京地裁で懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受けた。また昨年10月から2年間、医業(医師免許)停止の行政処分を受けていた。
 

 同医大は吉野容疑者の入学を認めた後、一部の教員に判決について説明し、吉野容疑者が再び覚せい剤に手を出さないよう注意するよう指示したほか、更生の妨げにならないよう課題の数を減らすなど配慮していたという。同医大には執行猶予期間中の入学希望者の扱いについて明確な取り決めはないが、事件を受け、入学資格の見直しも検討したいとしている。

全学生に薬物調査実施へ
 

 同医大は、覚せい剤の使用の有無などについて、全学生を対象としたアンケートなど何らかの方法で調査を早急に行う方針。


<福島民友ニュ-ス>

 千代田区が景気刺激の一環として実施している金券カード事業で、業務委託している財団法人の男性職員(23)が使用済みカードを不正に使用し少なくとも13万1千円分の私的な買い物をしていたことが分かり、11日、同区が発表した。

 

 同区は生活支援策として今年5月から年末までの期間中、加盟店で買い物をすると500円ごとにスタンプ1個をもらえ、20個集まれば1千円の金券として使えるカードを区民1人5枚(18歳未満と65歳以上は6枚)配布。カードの管理を区が出資する財団法人「まちみらい千代田」に委託していた。

 

 男性職員は店から回収した使用済みカードの管理を担当していた立場を悪用し、使用済みを示す店の押印が不鮮明なものを盗んで再利用。判明しているだけで13万1千円を11店舗で使用したほか、未使用のカード428枚を自宅に保管していた。区の事情聴取に対し、「携帯音楽プレーヤーやDVDを購入したり飲食費に使ったりした」と認め、「15万円くらい使った。破って捨てたものもある」と話しているという。

 

 職員は今年4月に採用された新人の非常勤職員で、動機については「仕事で注意されたことでムシャクシャし、気が動転していた」などと説明。すでに辞職願を出しており、同法人は懲戒解雇の予定という。

 

 石川雅巳区長は「誠に遺憾で、関係職員を厳正に処分させる。区も指導監督に努める」とコメントした。


<産経新聞>

 「幹部は辞職しろ」「おれたちの納めた税金を返せ」--。5年間で約30億円にも上る不正経理が発覚した県庁には10日、県民から怒りや苦言の電話、メールが500件以上寄せられ、職員たちは対応に忙殺された。

 

 不正の調査を担当する行政改革推進室には、県民から抗議の電話がひっきりなしにかかり、職員らは事情説明や謝罪に追われた。不正経理額が突出して高く、逮捕者も出した農林水産部(支出ベース7億1600万円)と県土整備部(同8億6300万円)を含め、個別の課に直接電話がかかってくるケースもあったという。また、県庁前の交差点には右翼団体の街宣車が乗り付け、終日拡声機で批判し、県職員がうつむき加減で足早に通り過ぎる姿が見られた。

 

 森田健作知事は10日も記者団の取材に応じた。「聞いたところでは『税金返せ』などという大変なおしかりの内容だった。本当に申し訳ありません」と改めて謝罪。9日の記者会見では時に声を荒らげて職員への怒りをこらえきれなかった森田知事だが、苦情殺到の事態に終始、沈痛な表情だった。

◇ 国庫補助事業の多い2部で突出

 今回の内部調査で発覚した不正経理額は、推計値も加えて総額29億7914万円。これを部局ごとに比較すると、国庫補助事業の多い県土整備部と農林水産部で突出して多い。この2部で全体の約57%を占めている。県が独自の基準で定めた「使途不明金」(計1億1168万円)でも、両部が飛び抜けている。

 

 一方、健康福祉部、教育庁、総務部は2億円台で並んでいる。元職員3人の公金横領事件を手掛けた県警本部でも、1億4048万円の不正が発覚した。


◇ 県庁部局ごとの不正経理額と使途不明額


部局名           不正総額    使途不明額

総合企画部       6008万円     151万円

総務部        2億3603万円     941万円

健康福祉部    2億9219万円      58万円

環境生活部       7370万円      14万円

商工労働部       6786万円     303万円

農林水産部    7億4053万円    3413万円

県土整備部    9億4721万円    5774万円

教育庁       2億7332万円     191万円

行政委員会など     416万円       0

水道局         3348万円       0

企業庁          1693万円       0

病院局          9312万円     321万円

警察本部      1億4048万円       0

合計       29億7914万円  1億1168万円


<毎日新聞>

 農林水産省は11日、無断欠勤した徳島県の事業所に勤務している男性係長を同日付で減給1カ月としたのをはじめ、計3人を懲戒処分にしたと発表した。

 

 男性係長は、愛媛県内で勤務していた1月中旬から4日間、家庭のトラブルなどを理由に無断欠勤。また福岡県の事業所の男性係長は勤務中、ソフトボールで使うグラウンドの使用許可を取るため、官用車で受付場所に向かったとして、戒告処分を受けた。無断欠勤した農水省経営局の男性職員も戒告処分となった。


<日刊スポーツ>

 大分南署は10日、大学構内で女子大生(20)に乱暴しようとしたとして、強姦(かん)未遂と建造物侵入の疑いで大分県生活環境部生活環境企画課主幹の後藤一朗容疑者(46)=大分市鴛野=を逮捕した。同署によると、容疑を認めている。逮捕容疑は、8月30日午後6時10分ごろ、大分市の大分大構内の建物の一室に1人でいた女子大生の頭を殴ったり体を押さえつけたりして乱暴しようとした疑い。

 2人に面識はない。事件当日やそれ以前にも数回、構内で後藤容疑者に似た人物を見たという目撃情報があった。

 県によると、後藤容疑者は予算編成などを担当。30日は休みで、翌日以降も普段と変わらず勤務していた。


<スポニチ>