別の視点からも糖と認知症の関係が考えられます。
イギリスの権威ある栄養学の大著『ヒューマン・ニュートリション』には、「グルコースおよびインスリン値の定期的な上昇は、糖尿病、環状動脈疾患、がん、老化など多くの点で健康に有害であることが強く指摘されている」と明記されています。
これはつまり、定期的に日に何度も糖質を摂取して、そのたびに血糖値を上げてインスリンを追加分泌することは、老化を促進すると指摘されているのです。この現象は「糖化」と呼ばれています。糖化は血液中の糖と、体内のたんぱく質がくっついて発生するもので、我が国でも認知症との関連を指摘されています。
認知症の原因の大多数を占めるアルツハイマー型認知症では、脳内に老人斑と呼ばれるシミのようなものができます。その老人斑からAGEs(終末糖化産物)が大量に検出されたことが報告されています。
このため、アルツハイマー型認知症の原因のひとつに、糖質の過剰摂取による糖化からできるAGEsが影響しているのではないかと考えられているのです。
🎶
じゅん君&外猫ちゃん兄弟
🎤いつも見て頂き、有り難うございます!