3年かけてつくる舞台、タカチホ春分kamiasobi〜月と鬼と〜に再び参加させて頂くことに決めました。






舞人の衣装を染める貴重な紫根を掘るお手伝いをさせて戴けることになり、大興奮。なんとなく心身整えたく、前日から高千穂入り。




新月の夜神楽は、ちょうど手力雄あたりで地震が。手力雄、揺らしに来られたか?


お話も面白かった!



(今年も地域の夜神楽が地元の方々のみになっているので、高千穂神社の夜神楽は事前予約か、当日チケット販売のはじまる19時より前から並ぶがおすすめです。前の方で観たい方も。畳の上に座る感じなので腰回り冷えないように膝掛けや座布団あるといいかも)


因みに、高千穂では露々がおすすめですよ!

高千穂周辺でしか買えないし、宮崎だけど米焼酎だからさらりと飲みやすく美味しい。地域クーポンで居酒屋で、焼き椎茸アテにお湯わりひっかけて、、、高千穂はおひとりさまに心地よい、、、




そして、現地で思い出して5時起きで国見ヶ丘上がってみたら、、、


ひたすら静かに見事な雲海が広がっていました。 







光と水は刻々と変化し







祖母連山に、二条山から椎葉山
振り返ると優く染まる阿蘇




  




日の出が近づくと共に雲は
ゆっくり上がってきて、瞬く間にすっぽり雲の中。
ほんの数分間の奇跡のよう。
ソフトフォーカスだけど、ひたすらに優しい新しい朝のひかり。











紫根のことしか考えてなくて、マクロレンズとスマホの撮影ですが、構わぬ。
















全てを信頼していける
世界の美しさを経験させてくれてありがとう。





紫根についてはまた、、、


そして2日後には紫根のお掃除と茜を掘りに


そして明日からは紫根の染めにまた高千穂


日帰り弾丸できるようになってしまいました、、、


今日冬タイヤに変えて、100キロでナット締め直しといわれましたが、最短ルート往復山道200キロ超えてしまいますが、、安全運転で高千穂通いがんばります!


🌅春分舞舞台

タカチホkamiasobi

〜日月とけて夜が明ける〜


3年目ファイナルに向けてクラウドファンディングに参加しています!

どうぞ応援宜しくお願いします🤲✨🙏✨🌿✨








先週末やっと福岡アジア美術館のゴールデンカムイ展に行って来ました。めちゃくちゃ楽しかった!!!









野田サトル先生の作画資料となった膨大なコレクションなどが展示されているのですが、とにかく野田先生の私物凄すぎる、、、


一巻の時はまだ手元に無かったので描写が甘かった、、、という杉元の軍帽とか








アシ(リ)パさんのマタンプシ(鉢巻)やニンカリ(耳輪)のモデル





よくしなりそうな、桜の皮を巻いた弓は思ったより大きい




リアルに当時を生きていた存在とキャラクターが重なり、作品や展示に関わった方々、バーニャの原画を連写する隣の女子の熱量らもがあいまって、たまらんでした。


インカラマッのバッグ可愛い




デカい!ヒグマ剥製もいる





チカパシのマキリが鹿の骨と桜の皮使ってあってこれまたいい

先日延期になったアイヌ刺繍ワークショップ、どうぞまた九州にいらしてください、、、



バーニャ!!





鶴見中尉の軍服のもとになった肋骨服

かなり状態がよいし、デザインがすごいな、、




当時の軍服や銃剣を展示することについて、一部物議があったらしいが、作品をちゃんと読んだらそんな薄っぺらいカッコいい礼讃ではないのが解るはずですよね、、


月島たちのモデルになった軍服はフェルト素材で動きにくそうではある、、



有古・イポ(プ)テ家のマキリ 

小刀というより鉈の迫力が。






キラウ(シ)モデル


樺太が地図でみたら想像以上に広い

樺太アイヌらのコーナーも良かった、、、

こんな展示は見たことなかった。







ひとつひとつ観てたら2時間以上いてしまい、鶴見ナイトのお面の方々が入って来て、これまたカオスで楽しかった!


非公開エリアのゲンジロちゃんの絵が、、、母性が、、、、じーん


福岡は27日までだけど、次は札幌らしいです。


グッズコーナーも充実していましたが、福岡アジア美術館のグッズ書籍コーナーのアイヌにまつわる諸々も素敵でした。私はアイヌ柄トートを買いました。収益の一部は二風谷の伝統技術継承に支援されるそうです。


隣のアジア現代アート、近代インドアートも素晴らしかったですがいかんせん集中力が、、、



韓国布や紐、ポジャギ展も美しかった!





30年近く前にバスとヒッチで二風谷のアイヌ資料館を訪れたことがあります。薄暗い小さな館内は誰も居なくて、イオマンテの儀式の道具や、鮭の皮の靴がやたら生き生き動き出しそうに感じて手に汗握った記憶。
入り口のところに地元のおばーがいらして、身振り手ぶりでムックリ(口に当ててビョンビョン鳴らす楽器)の鳴らしかた教えて頂き、何かで編んだポシェットを買わせてもらったんだけど、、


その夏は、探検部の数人で知床先端縦走を試み、今GPSあれば2日くらいで歩けそうなところを何日も道なきハイマツの中を彷徨い、(水は全て運ばないとだめで)夢に見そうなしんどさと尾根からの海の青さ、知床岬の先に湧き出る真水の美味しさはきっと生涯忘れません。。

ヒグマの痕跡だらけで、ひたすら笛吹いて歩きましたが、たぶん、、ヒグマの方が避けてくれたのでしょう。今思うとかなりやばかったですが、世界遺産になる前の、ひたすら静かな知床でした。
そのままひとり残って羅臼の漁師さんとこに住み込みで昆布漁(洗い)バイトしたら、賄いが大ボールいっぱいの花咲蟹の卵の醤油漬けで🧡
ソフィアの日本人版みたいな漁師の姐さんに「まんまばっか食って力ねぇ!」とどやされ、、(でも優しかった♡)いや、、生の昆布があんなにでかくて重いとは知らんかった。。。




先日の高千穂でのアシリレラさんのユーカラ以来、いろいろ思い出しています。熊楠、忘れられた日本人、土を喰う日々、、学生時代に出会った本を再び読み返す機会が続いてる。これが人生折り返しってやつかしら。いろんな巡り合わせの感謝とともに、、、

長々とお付き合い頂きありがとうございました。
素敵な週末を!






今年は、数年ぶりに
ケンポナシが豊作❣️
粒も大きく肉厚です




そしてこの現代アートのようなビジュアル、、、
ほんのり発酵臭のような甘い香り 膨れた果軸という部分を齧ると梨っぽいほのかな甘さ。




こちらの樹は、薬草会員さんのご主人が幼い頃、お宮の周りで遊んではおやつに拾って食べてたって思い出の木で、それはそれはどれがケンポナシかわからないくらい見上げるような大きなふるい木です。




沢山拾ったからとりにおいでと連絡くださった。

以前も拾いに連れて来て貰ってた道がうろ覚えで、、、丁寧にまた教えて頂き久しぶりに来たら

改めて新しく、絶滅危惧種ケンポナシの御神木ですって立派な看板ができていました!! 

下からご挨拶して、鳥居の外側のアスファルトに降り積もった落ち葉の上にバラバラ落ちてたのを分けて頂きました。





膨れた果軸の両側の白いのが種。

大分の宇佐四日市では、かつて12月の本願寺のおとりこしの露店に特産品のケンポナシがずらり並んでいたそうです。

このコアな野草・薬草好きが反応する、日本ではマイナーなケンポナシは酔い覚ましの利尿、解毒に良いとされていて、

お隣韓国では酒毒を消す二日酔い対策の飲み会アイテム(ペパリーゼとかウコンのチカラ的な?)として、

ケンポナシのお茶、ホッケ茶なるものが、あちこちのコンビニで売られているそう。テレビでCMまで流れてる! 
(韓国や台湾の日常にふつうに薬草がある感じ、本当に素敵ですよね)

私は密かに、宇佐といえば秦氏だし、渡来系の方々が半島からケンポナシを持ち込んで御神木として各地に残したのでは、、と勝手に思っています、、、


ケンポナシの葉っぱ

青い葉っぱは腰痛などの浴剤にもなります



ヤスデがおらんしゃいました




今や絶滅危惧と聞いて種蒔いてみようかな、とよぎりますが、狸やハクビシンが食べることで拡げてくれるのだそうです。

確かに動物好きそうな香り、、、
以前試しに柚子双和茶に詰めてみたら、えらい虫が来てえらいことに😅

なかなかあまり飲まずに終わってしまいますが、こんど野草サークルの忘年会で、本当に酔い覚ましになるか一緒に試して貰えそう🧡 こんなマニアックなんいっしょに楽しんでくれる仲間がいてくれることがもう幸せだなぁとしみじみ。

どこかにまだ背が低いケンポナシいたら教えてください!お花見てみたいんだけどこちらは背が高すぎるの

ケンポナシ(Hovenia dulcis) クロウメモドキ科 玄圃梨(けんぽなし) 
Japanede raisin tree
生薬名  枳椇 (枳椇子)
利尿、解毒薬として二日酔い、嘔吐、口渇など

                  
      (原色牧野和漢薬草大図鑑より)

青い葉っぱは浴剤にも。
ロッテのフラボノガムの原材料には、お酒の後の口臭緩和に、ケンポナシ抽出物が入っていると記載されています。


帰りの木々も綺麗でした


ニシキギ


ヒノキ


山帰来


ハゼっぽい


ウルシっぽい


アスファルトの落ち葉を土中環境改善用に






ナンキンハゼ


センダン





このふたつきほど、薬草庭畑収穫&お茶づくりラッシュ!ラッシュ!で、、、


少しずつ、可愛い方々を紹介させてくださいね




鞘の中に綺麗に並んでるこの種たち、、見覚えのある方も多いかも




こちらのエビスグサの種です。



このエビスグサの種こそが決明子(ケツメイシ)

葉っぱの尖ったハブソウ(羊角豆)とともに江戸時代に北アメリカから伝来し、一部は沖縄などで野生化、ともに焙煎したものがおなじみのハブ茶 肝熱を冷まし腸を潤す、、ので民間では目の症状、利尿・膀胱炎や健胃整腸・緩下剤としても飲まれてきました。虫刺されにも。妊婦さんは単品やたくさんは飲まれない方が良さそうです。






こちらは、、、


カワラケツメイの種

ホウセンカみたいに弾けます

左右の鞘に綺麗に交互にわかれて可愛い



お花はこんな感じ

荒れ地、草原でもおなじみの野草

木みたいに繁ります




カワラケツメイ(黄瓜香)、刈り取るのが遅れて種がバンバン弾けちゃう!こちらも地上部をお茶に。生命力が強くてハマ茶、ガラ茶、マメ茶として親しまれてきました。強壮、健胃、緩下、明目、腎臓のサポートなど。


こんないろんな効果が云われてるのって、昔からたくさんの方々が農作業の合間とかにお茶にして飲んで、あの人はこうなった、このじいさんは胃が楽になってたとかって、日本の各地に集積した膨大な体験談によるものなんだろうな〜とか、種むしりながら妄想してしまいます、、、、こうした植物と人間の営み、なんかいいなぁ



鞘ごと焙煎してみましょう!

来シーズンのニュートラル野草茶には焙煎+(プラス)バージョンも作れるか、果たして手が回るか思案中です




これまたちょこちょこ収穫していたものの、種が太りすぎたローゼル、、、種とり用のを残して


お尻を少しカットして種を出して萼を乾かしてハーブティー用に。ジャムまでは手が回らず、酵素ジュースにも投入


お花は午前中にしぼみます。

シーズン最後のほうの、小さなお花

なんとか冬越しできないかなー




友人から種を分けてもらった和綿ちゃん





大和当帰とホーリーバジル(トゥルシー)の種


タネ取りできたらひとまずホッとする〜



レモングラスを乾かして




バタフライピー(蝶豆)の鞘





保存用に乾かしたお花



カワミドリ 爽やかな香りの和ハーブの代表選手

夕方だから青っぽく写っちゃってるけど、もう少しうす紫色です。


暑湿の邪による寒熱頭痛、、なので夏の風邪、芳香性健胃、暑気あたりなど、、、今年はカワミドリとミント、レモングラス、トゥルシー、あたりのお茶がめちゃくちゃ自分にヒットでした、、、、、(遠い目) 藿香(シソ科のパチョリ)の代用になるのだそう 


続きはまた!


お付き合い頂きありがとうございます😊








先月、日田のおとなり、天ヶ瀬のおかげさまcafeにこんさんにて「植物と人 雨の森」さんによる土中環境改善のWSに参加させて頂きました。




雨の森の轟まことさんは、長野のナチュラルガーデンの造園家ポールスミザーさんのところで以前ずっと働かれていて、その在り方や土や植物との向き合い方にいつも心動かされます。土中環境の高田さんと、ポールさんと、まことさん独自の様々な観点や技術が融合した、土中環境に配慮し、お庭の持ち主の気持ちに寄り添った、素敵なお庭づくりをサポートしてくれる、人間的にもめちゃくちゃ素敵な方で、、、芸術家でもある相方の坂本さんとの掛け合いもこれまた楽しく、、、






”雨じまいができる庭”

今回のお施主であるcafeにこんのポンちゃんに初めてお会いしたのは、この春のあめつちのお家での土中環境のWSで、とても傷んだお家を譲り受けて、雨が降ると庭に川ができるほど大変で、、と話されていたのですが、




ポンちゃんはそれからずっとコツコツと自分で手を入れられ、カフェスペースには素敵な囲炉裏ができていて、建物のまわりのスペースには初めは猪がやってきて地面をボコボコ掘り返していたのが、手を入れるうち、今は穴熊に変わってきたのだそう!ポンちゃん予測によると、今回の大規模な土中環境改善によって、さらに小さなモグラに変わるのでは?ですって。全てがすごいなぁ!なんて興味深い!


落ち葉の菌糸


空気や水の流れ、菌や植物たちの繋がりなどを五感を使って、かつ理論的にみていくこちらの技術・観点では、動物たちは詰まった場所にまさに風穴をあける存在で、私たちも穴熊にならって、斜面に穴をグリグリし、有機物を挿れていきました。


栗のイガもいれてみた!


お二人のお話を伺いながら、実際に風が抜けるように剪定したり、数日前から進めておられたいちど水を受け止める池や斜面への施術を実際見せて頂いたり、水が滞り灰色で匂いのするグライ化した土を掘りあげて盛って、竹などの植物で通気口をとった周りに、剪定した枝木を使って『しがらみ』を編んだり、、、その場所のものを使って施すそれが、また美しく、古墳のような、祭壇のようにも見えました。




自然と調和するかたちで、この天ヶ瀬の地にコミットして、さらにみんなの息のしやすい空間を目指されているカフェにこんさん。クラウドファンディングは明日11日までだそうです!(投稿がギリギリですいません!)来月にはハーブ王子山下智道さんの観察会も予定されておられるそうです🧡

おかげさまcafeにこんさん
cafe._.nicon 

HP、クラウドファンディングはこちらから
cafe-nikon.hita.fun




あとから読んだ土中環境の本が素晴らしくわかりやすすぎました!!!ことしこそ落ち葉あつめまくるぞ! もう全ての学校の図書室に置いて欲しい、、、 先日の坂田昌子さんのお話もそうでしたが、いろんなニュースに凹みそうに馴るけど、私たちの庭先からできること、プランターから出来ることたくさんある。それは、私たち自身が幸せでいる瞬間瞬間が、集合意識に一滴一滴影響を及ぼしていることと同じように感じる。一緒にすごしてくれたキッズたちも、なんだか希望だわ。