先週末やっと福岡アジア美術館のゴールデンカムイ展に行って来ました。めちゃくちゃ楽しかった!!!
野田サトル先生の作画資料となった膨大なコレクションなどが展示されているのですが、とにかく野田先生の私物凄すぎる、、、
リアルに当時を生きていた存在とキャラクターが重なり、作品や展示に関わった方々、バーニャの原画を連写する隣の女子の熱量らもがあいまって、たまらんでした。
当時の軍服や銃剣を展示することについて、一部物議があったらしいが、作品をちゃんと読んだらそんな薄っぺらいカッコいい礼讃ではないのが解るはずですよね、、
有古・イポ(プ)テ家のマキリ
小刀というより鉈の迫力が。
キラウ(シ)モデル
樺太が地図でみたら想像以上に広い
樺太アイヌらのコーナーも良かった、、、
こんな展示は見たことなかった。
ひとつひとつ観てたら2時間以上いてしまい、鶴見ナイトのお面の方々が入って来て、これまたカオスで楽しかった!
非公開エリアのゲンジロちゃんの絵が、、、母性が、、、、じーん
福岡は27日までだけど、次は札幌らしいです。
グッズコーナーも充実していましたが、福岡アジア美術館のグッズ書籍コーナーのアイヌにまつわる諸々も素敵でした。私はアイヌ柄トートを買いました。収益の一部は二風谷の伝統技術継承に支援されるそうです。
隣のアジア現代アート、近代インドアートも素晴らしかったですがいかんせん集中力が、、、
韓国布や紐、ポジャギ展も美しかった!
30年近く前にバスとヒッチで二風谷のアイヌ資料館を訪れたことがあります。薄暗い小さな館内は誰も居なくて、イオマンテの儀式の道具や、鮭の皮の靴がやたら生き生き動き出しそうに感じて手に汗握った記憶。
入り口のところに地元のおばーがいらして、身振り手ぶりでムックリ(口に当ててビョンビョン鳴らす楽器)の鳴らしかた教えて頂き、何かで編んだポシェットを買わせてもらったんだけど、、
その夏は、探検部の数人で知床先端縦走を試み、今GPSあれば2日くらいで歩けそうなところを何日も道なきハイマツの中を彷徨い、(水は全て運ばないとだめで)夢に見そうなしんどさと尾根からの海の青さ、知床岬の先に湧き出る真水の美味しさはきっと生涯忘れません。。
ヒグマの痕跡だらけで、ひたすら笛吹いて歩きましたが、たぶん、、ヒグマの方が避けてくれたのでしょう。今思うとかなりやばかったですが、世界遺産になる前の、ひたすら静かな知床でした。
そのままひとり残って羅臼の漁師さんとこに住み込みで昆布漁(洗い)バイトしたら、賄いが大ボールいっぱいの花咲蟹の卵の醤油漬けで🧡
ソフィアの日本人版みたいな漁師の姐さんに「まんまばっか食って力ねぇ!」とどやされ、、(でも優しかった♡)いや、、生の昆布があんなにでかくて重いとは知らんかった。。。
先日の高千穂でのアシリレラさんのユーカラ以来、いろいろ思い出しています。熊楠、忘れられた日本人、土を喰う日々、、学生時代に出会った本を再び読み返す機会が続いてる。これが人生折り返しってやつかしら。いろんな巡り合わせの感謝とともに、、、
長々とお付き合い頂きありがとうございました。
素敵な週末を!