かつて「打ち切り」の噂が絶えなかったフジテレビ昼のバラエティー番組「ぽかぽか」。しかし、蓋を開けてみれば、民放最下位脱却を果たし、一定の注目を集める番組へと成長を遂げていました。一体何が起こったのでしょうか?

番組開始当初は、MC陣や内容をめぐって様々な憶測が飛び交いました。吉本興業との確執説や、坂上忍復活説など、真偽不明の情報も飛び交いました。

しかし、現時点では吉本勢のレギュラー出演が実現しており、フジテレビと吉本の関係悪化は否定されています。むしろ、ガレッジセール・ゴリ、ブラックマヨネーズ小杉竜一、横澤夏子といったベテラン芸人たちが番組を支えています。

視聴率は当初と比べて大きな改善は見られませんが、民放最下位からは脱却。世帯視聴率で1%台後半から2%台前半、個人全体で1%前後に落ち着いています。

ライバル番組であるテレビ東京「昼めし旅~あなたのご飯見せてください~」を逆転し、一定の視聴者層を獲得することに成功しました。

番組の大きな特徴である「ぽいぽいトーク」は、ゲストに対する勝手なイメージを直撃する質問コーナーです。開始当初よりも長尺化し、台本化されています。

このコーナーは、ネットニュースで話題になることも多く、番組全体の注目度向上に貢献していると考えられます。

現時点では、平日昼のバラエティー番組市場は、テレビ東京「昼めし旅」、TBS「ひるおび」、テレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」と棲み分けができており、「ぽかぽか」も一定のポジションを獲得しています。

視聴率は特筆すべきほどの向上は見られませんが、ネットニュースで話題になるなど、一定の注目を集めている番組であることは間違いありません。

このまま視聴率が横ばい状態が続けば、打ち切りの可能性も考えられますが、現状では王道のバラエティー番組として一定期間存続していく可能性が高いと言えるでしょう。