こんばんは、ヤッコです
随分とお久し振りですが、お変わりありませんか?
ブログの更新を中断している間、多くの方から再開を待ち望むお声を頂きました。
ありがとうございます
昨年の2月頃から新型コロナウイルスの国内での感染者が増え始め、3月に入ると身近な脅威になり始めました。
私の趣味は大自然の中で動植物を観察する事で、元来から人が増える休日には仕事をし、人が働いている時に休みを取り、人の来ない所に行っていたので、コロナ禍になってもライフワークを変える事はありませんでしたが、世間を暗いムードが包み医療が逼迫する中、ブログを更新する気持ちになれませんでした。
私自身の仕事も感染リスクが高く、同僚達も不安が大きく、職場でもピリピリと空気が張り詰めていたので、毎日神経を擦り減らしてもいました。
職種柄ワクチンに関しては比較的早い段階で優先接種のお話しを頂いたのですが、 私自身も大病を経験し持病を抱えていたので、副反応の事を考えると接種に不安を覚え、受ける気になれませんでした。
ですが高齢の母自身が接種を希望し、独居生活を送る母の様子を観る為に週に何度か実家を訪れていたので、自分から感染させてしまうリスクを抑える為には自分自身も受けるしかないと思い、先日2回目の接種を終えました。
2度の接種を終え抗体が出来ても、職業柄、そして高齢の母の事を考えれば、マスクは勿論、感染対策を怠るつもりはありませんが。
さて皆さんは、夏の水辺を舞う宝石の様に美しいトンボを観た事がありますか?
そのトンボは蝶の様にヒラヒラと舞い、陽の光を浴びると宝石の様に輝きます✨
そのトンボの名はチョウトンボです。
チョウトンボの翅は多層膜干渉による構造色で、多層膜干渉では複数の層で光の屈折や回折それに反射が起こるので、光の当たり方や観る角度で、深い青色や金属光沢に似た複雑な構造色を見る事が出来ます。
昆虫で構造色と云えば有名なのはタマムシですが、チョウトンボの美しさもタマムシに引けを取りません。
この青く美しい翅を持つのがオスのチョウトンボで、この美しさから昆虫好き以外にも人気があります。
こちらの渋い金属光沢の翅を持つのがメスです。
オスの方が派手なので人気があり、投稿されている写真を拝見しても殆どがオスですが、私はメスの翅の渋さが好きです
こちらの写真は一見するとオスに見えますが、オス型のメスで、アンドロモルフと呼ばれます。
この様にトンボには極稀にオスの外見をしたメスが発生する事があり、私自身も これまで数種のトンボで確認しています。
オスの外見をしていると言っても、正確には翅や体色がオスと同じですが、生殖器等の体自体はメスです。
何故この様な現象が起こるのかは、説明が長くなるので機会があればまた
本日の最後の1枚は交尾中のチョウトンボです。
蝶やトンボは交尾をしながら飛びますが、蝶は腹端同士を連結し雌雄の頭が反対方向を向くので上手く飛ぶ事が出来ず、交尾中に鳥等の天敵に襲われるリスクが増します。
それに対してトンボは雌雄が同じ方向を向き、オスの意思で飛ぶので、交尾中もスムーズに飛ぶ事が出来ます。
チョウトンボ(蝶蜻蛉)
トンボ科チョウトンボ属
ここ数日は西日本を中心に激しい雨が降り、避難生活を余儀なくされている方々もいらっしゃいますが、これ以上被害が拡がらないよう お祈り申し上げます。
一日も早く安心して暮らせる日々が戻ってきますように。
最後までお付き合い下さり、ありがとうございました