第二薮本歯科医院のブログ

第二薮本歯科医院のブログ

東広島市の歯科医院 第二薮本歯科医院 のブログです。
お口や体の健康情報から、医院の日常まで、幅広く情報発信をしていきたいと考えております。

こんにちは、歯科衛生士のアガワです。

今年も残りわずかとなりました!一年はあっという間ですね・・・。皆さん充実した1年を過ごされましたでしょうか?

本格的な寒さもやってくる季節です。体調を崩さぬよう元気に年末を過ごしましょう!

 

 

私が今年を振り返って印象に残ったことは、糖尿病と歯周病の関係についてのセミナーを受講させていただいたことです!

今回はそこで学んだ内容をみなさんにお話しできたらと思います。

 

●歯周病とは?

歯周病とは、細菌によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯肉や、歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。

 

引用:写真素材フォトライブラリー

 

 

●糖尿病とは?

糖尿病とは、インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖(血糖)が増えてしまう病気です。インスリンは膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています。

 

◆なぜ、歯肉の炎症である歯周病が糖尿病に関わってくるのでしょうか?

出血や膿を出しているような歯周ポケットからは、炎症に関連した毒素が血管を経由して体中に放出されています。

 

炎症を起こした歯周ポケットが口の中全体にある場合、そのポケット表面積の合計は掌(てのひら)と同じ程度と考えられています。手のひらサイズの出血や膿が治療なしで放置されていると考えると、からだ全体からも無視できない問題であることが理解できると思います。

 

ポケットから出て血液にのった炎症関連の毒素は、身体のなかで血糖値を下げるインスリンを効きにくくします。そのため、糖尿病が発症・進行しやすくなります。

 

引用:クラブサンスタープロ

 

 

そして最近の研究では、歯周病の治療をきちんと行うと血糖値が改善するということも分かっています。

そのためには、患者さん自身のブラッシングによるセルフケアと、歯科医院で炎症の原因となるプラークや歯石除去を行うプロフェッショナルケアが大切になってきます。

 

引用:糖尿病情報センター

 

 

◆お口の中のトラブルがあれば、すぐに歯科医院を受診しましょう!

早期発見・治療することが、重症化させないために重要なポイントです。

 

治療が必要になった際にもし血糖コントロールが悪かったら、治療効果が出にくかったり、治療をすぐに行えなかったりする場合もあります。

 

治療を進めてよいか、歯科医だけでは判断できない場合には、糖尿病の主治医に確認をする場合もあります。

 

まずは、ご自身が糖尿病をお持ちであること、薬の治療を行なっていることなどを歯科医に伝えてください。

 

また、糖尿病連携手帳やお薬手帳を拝見したり、HbA1cの数値をお聞きしたりすることもございますので、お持ちの方はおっしゃってください。

 

今後も、皆様が健康的な毎日を過ごせるようサポートさせていただければと思います。

 

こんにちは 歯科衛生士のムカイです。

秋も深まり、肌寒さを感じる気候となりました。皆さんは、どんな秋を楽しんでおられますか⁈

行楽、スポーツ、読書、実りの収穫、そして食の秋…

秋は美味しい食べものが沢山ありますね、皆さん、毎日しっかりお食事されていますか?

 

 

私は、どの患者様にも、しっかり咬めて美味しく楽しくお食事して頂きたいといつも願っております。

 

さて、今回は「訪問診療」についてお伝えしたいと思います。

一般歯科、口腔外科、歯周病治療を中心に、当院では訪問診療もおこなっております。

 

訪問診療は、これまでご通院されていた患者さまの身体の変化により、歩行困難や、寝たきりなど、ご通院が難しくなられた場合に、ご自宅や施設などに訪問して、歯科治療をおこなうことです。

 

 

私は当院の訪問診療担当として、口腔ケアに携わりながら、訪問先でも、できるだけ歯科診療室と同じような空間作り・診療体制を考え、患者さまも術者も心地よく安心して治療ができるように努力しております。

そして、常に願っていることは、直接ご通院されている患者さまにも、訪問診療の患者さまにも是非、定期的な口腔ケアを受け続けて頂き、健口な口腔内環境を維持して頂きたいと願っております。

 

 

訪問口腔ケアを実施するにあたり、患者さまのご家族、介助者のかたから、健康状態、食事内容などの生活背景を伺っておりますが、口腔ケア時の患者さまの体位などの要注意点や不明な点がある時は、院長と相談の上、担当ケアマネージャーさん、担当看護師さんに連絡をとって、情報共有をしながら口腔ケアを実施しています。

 

ご自身のこと、ご家族のことで、訪問診療が必要かもと考えておられる場合は、かかりつけ歯科や、お住まいの地域包括支援センターのケアマネージャーさんにご相談されることをお勧めいたします。

 

訪問口腔ケアが必要な理由は、

誤嚥性肺炎の予防、全身の健康維持、QOL(生活の質)の向上、そして口腔機能の維持・改善のためです。

 

特に、ご自分で適切なプラークコントロールを行うことが難しい高齢者や要介護者にとって、専門家による訪問口腔ケアはむし歯や歯周病を防ぎ、健康を保つ上で不可欠です。

適切な口腔ケアは、口臭の改善、味覚の改善、そして何よりも口から食事を美味しく食べられることにつながり、精神的な満足感も高めます。

脳の活性化にもつながりますので、QOL向上により、認知症の進行抑制にも役立つ可能性があります。

 

訪問口腔ケアでは、誤嚥を防ぐために注意しながら口腔ケアを実施しています。

ブラッシング後は「ブクブクうがい」は嚥下機能に合わせておこなったり、うがいが困難な場合は、潤いケアシートなどで清拭したり、吸引をこまめにおこないます。

その日の体調によっては休憩を取りながら、患者さまのペースに合わせてゆっくりおこなっています。

 

 

誤嚥性肺炎の大きな原因のひとつに「口腔機能低下症」があります。

口腔機能低下症は、噛む、飲み込むなどの機能が低下した状態であり、唾液の分泌低下による口腔内細菌の増加や飲み込む力の低下が原因で、誤嚥性肺炎のリスクを高めます。

そこで当院では、口腔機能検査もおこなっています。

 

(引用:日本老年歯科医学会より)

 

口腔機能検査とは、加齢や疾患などによるお口の機能低下(オーラルフレイル)を評価する検査で、当院では50歳以上のかたを対象に、チェック項目を元に実施しております。

 

 

ご自身のお口の中の状態を少しでも早く知ることから、口腔ケアや嚥下訓練などによる早期対策をとることができますので、将来的に健口な口腔内環境の維持に必ず繋がることが期待されます。気になられるかたは、スタッフまでお声かけくださいませ。

 

これからも当院は、口腔機能低下の予防に努めながら、ご通院が困難になられた患者さまに頼りにして頂けるような訪問歯科診療をご提供していきたいと願っております。

 

こんにちは、歯科衛生士のホリです。

朝晩は少し涼しくなり、秋の気配を感じることが増えてきました。

紅葉、読書、芸術…秋にはさまざまな楽しみがありますが、やはりなんといっても「食欲の秋」ではないでしょうか。

 

秋は、さんま・さつまいも・きのこ・栗・柿・ぶどう・新米など、おいしい旬の食材がたくさん登場します。

 

 

栄養価も高く、体にも良いものが多いのですが、その分ついつい食べすぎてしまったり、間食が増えてしまったりするのもこの季節の特徴です。

しかし、この「食欲の秋」こそ、歯の健康を意識していただきたい時期でもあります。

 

🍰甘いもの・粘着性のある食べ物には要注意

秋は特に果物やスイーツがおいしく感じる季節。梨やぶどう、りんご、栗を使ったスイーツなどは、自然の甘みが魅力ですが、むし歯のリスクにもつながります。果物にも果糖という糖分が含まれており、歯の表面に糖が残るとむし歯菌のエサとなってしまいます。

 

また、栗ごはんや焼き芋、お団子などの、粘着性が強く歯にくっつきやすい食べ物も要注意です!食べた後はなるべく早くうがいや歯磨きを行っていただき、口腔内を清潔に保つよう心がけましょう!

 

🦷「しっかり噛む」ことの大切さ

秋の味覚には、噛みごたえのあるものが多いのも特徴です。きのこご飯やれんこんのきんぴら、根菜の煮物など、秋の食卓は自然と「咀嚼回数」が増えるメニューが並びます。

 

実は、よく噛むことは歯や顎の筋肉を鍛えるだけでなく、唾液の分泌を促し、むし歯や歯周病の予防にもつながります。また、満腹中枢を刺激して食べ過ぎを防ぐという効果も。おいしく食べながら健康に繋がる、一石二鳥の習慣です!

 

ただし、「噛むと痛い」「かたいものが噛めない」などの症状がある方は要注意。むし歯や歯周病、あるいは歯の詰め物のトラブルなどが隠れている可能性があります。

このような不調を放置していると、さらに症状が悪化し、せっかくの秋の味覚も楽しめなくなってしまいます。

 

🏥「秋の歯科健診」をおすすめします

秋は比較的生活が落ち着きやすい季節です。春のような新生活の忙しさもなく、年末の慌ただしさの前。この時期に歯の定期健診を受けてみませんか。

 

当院では

 

・歯石の除去
・むし歯や歯周病の早期発見
・正しい歯磨きの仕方
・自分に合った歯ブラシの選び方

 

などを口腔ケアで行っています。

 

気になるところがなくても、プロの目でお口の状態をチェックしてもらうことで、将来的なトラブルを未然に防ぐことができます。

 

🍁おいしい秋を、健康な歯で味わおう

「おいしく食べること」は、日々の幸せを感じるうえでとても大切なことです。そして、その喜びを支えているのが、健康な歯とお口の状態です。

 

旬の味覚を思いっきり楽しむためにも、この秋はぜひ、ご自身の歯の健康にも目を向けてみてください!!

 

当院では、むし歯や歯周病の治療だけでなく、顎関節症や生活習慣へのアドバイスも行っています。気になることがあれば、どんな小さなことでもお気軽にご相談くださいね。

みなさまが健やかで実りある秋を過ごされますように🍂

 

こんにちは、歯科衛生士のシンカワです。

まだまだ暑い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、当院では8月2日に「歯っぴい親子セミナー」を開催しました。今回は6組13名のキッズたちと、お父さま、お母さまにもご参加いただきました。

 

 

まずは「歯みがきの大切さ」をテーマにした「にこちゃん劇」からスタート。続いて○×クイズでは、子どもたちが元気いっぱいに答えてくれ、笑顔あふれる時間になりました。

 

 

次のプログラムでは、ちびっ子ドクターに変身! 白衣に着替えて、それぞれのチェアで型取り体験に挑戦しました。

 

 

印象材を自分たちで練って、指の型を取るのですが、粉と水を混ぜて「スライムみたい!」と大盛り上がり。とても楽しそうな様子が印象的でした。

 

 

 

さらにチェアの探検も行い、ドクターチェアに座ってみたり、バキュームでお水を吸ってみたりと、普段は触れられない器具にふれながらワクワク体験をしてもらいました。

 

 

最後には院長からのスペシャルプレゼントもあり、子どもたちも保護者の方も、院長やスタッフも、みんな笑顔で締めくくることができました。

 

今回ご参加いただいた皆さまには、歯科での「予防のための歯みがきの大切さ」を知っていただくとともに、子どもたちが安心して虫歯予防のために今後も通っていただければ嬉しく思います。

 

キッズイベントの開催は実に6年ぶりでしたが、笑顔で学び、楽しんでいただける場となったことに、スタッフ一同心から感謝しています。

 

 

こんにちは🪷

いつも当院のブログをご覧いただき、ありがとうございます😊

歯科衛生士のオツジです。

 

毎日使っている「お口」も、じつはとってもがんばり屋さん。

おしゃべりしたり、ごはんを食べたり、笑ったり…

たくさん働いてくれているお口の中の筋肉、ちょっとお疲れかもしれません💭

 

今回は、そんなお口をやさしくケアする「口腔内マッサージ」についてご紹介します🦷💖

簡単にできて、唾液の分泌やお口のスムーズな動きをサポートしてくれる嬉しいケアです🌿

 

「口が開けづらい…」「なんとなく乾く…」と感じている方や、介護に関わるご家族にもぜひ知っていただきたい内容です✨

 

ほんの少しのケアで、お口の中がスッと楽になるかもしれません🍀

ぜひ最後まで読んでみてくださいね🌸

 

みなさん、お口の中が「こってる」ってご存知ですか?

実は、口の中の筋肉も肩や首と同じように、毎日たくさん働いていて、こりや疲れがたまりやすいんです💦

 

そんなときにおすすめなのが、

「口腔内マッサージ」です🧼💖

 

🌸どんな効果があるの?

口腔内マッサージには、こんなうれしい効果があります👇

 

🦷 顎のこわばりをやわらげる

→ 口が開けやすくなって、会話や食事が楽に✨

 

💧 唾液が出やすくなる

→ お口の乾燥(ドライマウス)や口臭予防に!

 

🍚 飲み込みがスムーズに

→ 食事中の「むせ」や「飲み込みにくさ」の改善に😊

 

💆‍♀️ 顔まわりのむくみケアにも

→ 血流やリンパの流れがよくなって、すっきり感🎀

 

🪄やり方はとっても簡単!

1. 手をキレイに洗って、指に清潔な手袋や指サックをつけます🧤

2. 人差し指をそっと口の中へ。頬の内側を、円を描くようにやさしくマッサージ🌀

3. 強く押さず、「なでるくらいの優しさ」でOKです✨

4. 1〜2分ほど、1日1回〜数日に1回が目安🕒

 

🐣こんな方におすすめ!

• 顎の疲れや口の開きづらさがある方

• 乾燥や口臭が気になる方

• 飲み込みにくさやむせやすさを感じる方

• くいしばり・歯ぎしりが気になる方

• 顔のむくみやたるみが気になる方

 

お口の中にも、ちょっとした“いたわり”を。

口腔内マッサージは、毎日の健康を支えるやさしい習慣です🌿

ご不安なことやご質問があれば、どうぞお気軽にご相談くださいね😊

あなたのお口の健康を、これからも私たちがサポートいたします🪥✨

 

こんにちは!歯科衛生士のシゲモリです。

いよいよ夏本番、暑い日が続きますね。冷たいものが恋しくなったり、つい水分をたくさんとってしまう季節。実はこの時期、お口の中も意外な影響を受けやすいんです。

 

🌞 夏は「お口の乾燥」にご注意!

汗をかいて水分が不足すると、唾液の分泌も減ってしまいます。唾液が少ないと、むし歯や歯周病、さらには口臭の原因になることも…。

 

🟡 こんな方は特に要注意!

• マスクの下で口呼吸している方

• 水分補給をあまりしない方

• お薬の副作用で口が乾きやすい方

 

こまめな水分補給鼻呼吸を意識することが、夏のお口の健康につながります。起床時や就寝前に、お口が乾いていないかチェックしてみましょう。

 

🍧 冷たいものがしみる…それ「知覚過敏」かも?

アイスや冷たい飲み物がしみると感じたら、それは「知覚過敏」のサインかもしれません。歯の表面のエナメル質がすり減ったり、歯ぐきが下がることで、冷たさを感じやすくなるのです。

 

 

🟢 対策には…

• 知覚過敏用の歯みがき粉を使う

• 正しいブラッシング方法を見直す

• 歯ぎしり・食いしばりのチェックも重要です

 

気になる症状がある場合は、我慢せずにご相談くださいね。

 

🗓 夏休みは、定期検診・クリーニングのチャンス!

お子さんも夏休みに入り、ご家族での通院がしやすい時期です。

このタイミングでのお口のメンテナンスがおすすめです。

 

☑ むし歯・歯肉炎のチェック

☑ フッ素塗布でむし歯予防

☑ 歯並びや矯正のご相談もお気軽に!

 

夏を元気に過ごすには、お口の健康もとっても大切です。小さな不調も放っておかず、気になることがあればいつでもご相談ください。

皆さまが笑顔で夏を楽しめますように☀️

 

こんにちは。

歯科助手•TCの横山です。

6月に入り、雨の多い季節となりました。

この時期は、気圧や気温の変化により体調を崩しやすくなる方も多く、実はお口のトラブルも起こりやすい時期でもあります。

 

そんな6月の第一週は、毎年「歯と口の健康週間」として、全国の歯科医院で啓発活動が行われています。

“歯と口の健康を見直すきっかけ”として、ぜひ多くの方に知っていただきたい期間です。

 

 

■ 歯と口の健康は、全身の健康の入り口

「痛くないから大丈夫」「今は特に困っていないから」

そう思っていても、実際に検診を受けてみると、初期のむし歯や歯周病の兆候が見つかるケースは少なくありません。

 

特に歯周病は自覚症状が出にくいため、知らないうちに進行してしまうことも。

歯ぐきの腫れ・出血・口臭・歯が浮くような感覚など、小さなサインを見逃さず、定期的なチェックを受けていただくことが大切です。

 

さらに近年では、歯周病が糖尿病や心疾患、認知症などの全身疾患と関係していることも明らかになってきました。

お口の健康を保つことは、身体全体の健康を守ることにもつながります。

 

■ 歯医者が苦手な方へ ― 私たちトリートメントコーディネーターの役割

とはいえ、「歯医者に行くのは緊張する」「治療がこわい」「説明が難しくてよく分からない」という声も多く耳にします。

 

そんなときこそ、私たちトリートメントコーディネーター(TC)の出番です。

 

TCは、患者さまが安心して治療に臨めるよう、

✔ 治療の流れや選択肢のご説明

✔ ご不安やご希望のヒアリング

✔ 費用や通院回数などの相談調整

などを、治療前にしっかり行います。

 

一方的な説明ではなく、「患者さまと一緒に考える」姿勢を大切にしており、どんな小さなお悩みも遠慮なくお話しいただける場をつくっています。

 

「治療の前にきちんと話ができて安心した」

「聞きたいことを聞ける時間があるのはありがたい」

そんなお声をいただくことも増えてきました。

 

歯科医院は、決して“こわい場所”ではなく、

“これからの自分の健康を守るためのスタート地点”として感じていただけたら嬉しいです。

 

■ 今、このタイミングだからこそ

・歯ぐきが腫れている

・冷たいものがしみる

・口臭が気になる

・最後の検診から半年以上あいている

 

もしひとつでも当てはまるものがあれば、この「歯と口の健康週間」をきっかけに、ぜひご相談ください。

ちょっとした違和感も、気軽にお話しいただければと思います。

 

こんにちは。歯科助手・TC(トリートメントコーディネーター)の新井です。

 

5月に入り、暖かい日を通り越して暑い日も感じられますね。

雨の降る日もありますが、雨の次の日の緑がモクモクと喜んでいるように見える感じが、個人的に好きです。

過ごしやすい季節とは裏腹に、まだハンノキやヒノキ、イネ科の花粉も飛んでいるのでアレルギーの反応がある方や、連休後に感じる五月病からの体調不良を感じられる方もおられると思います。

 

そんな体調を崩しやすい季節にご紹介したいのが

プロバイオティクスで始める健康習慣です。

 

 

プロバイオティクスとは?という方もいらっしゃいますよね。

 

プロバイオティクスとは、生きた乳酸菌(善玉菌)を摂取しヒトの健康に付与する事です。

当院がお勧めするロイテリ菌は、ヒト由来の生きた乳酸菌なので、安全かつ生きて腸に届いて体も口腔内も健康に保ちます。

 

ロイテリ菌摂取による効果

・歯周病菌の増殖を抑制

・重度の歯周炎を緩和

・むし歯菌量の減少

・口臭の減少

 

さらに・・・

・生きた乳酸菌が腸まで届き免疫力を上げる

・便秘・排便回数の正常化

・ピロリ菌の除菌

・アレルギー抑制の効果

 

 

よくある質問

Q.ヨーグルトの乳酸菌と何が違うの?

A.ロイテリ菌は「ヒト由来」なので人間への定着が良いのです。(ヨーグルトの乳酸菌はウシ由来)

ちなみにヨーグルトに含まれている乳酸菌はそのほとんどが腸に届く前に胃酸で数が減少すると言われています。

 

Q.どのように摂取するの?

A.1日1回タブレットを舐めるだけでOK です!

1錠あたり約100円なのでヨーグルトよりもお得に健康習慣を手に入れることができます。

 

 

プロバイオティクスのおはなし

ヒトのお口の中には、500種類以上のいろいろな細菌が約5000億個、1本の歯には約10億個以上住みついていると言われています。人によってその種類や数は全く異なります。

 

むし歯が頻発する方のお口の中は、歯を溶かすむし歯菌の割合が多く、善玉菌の割合が少ないのです。

 

歯周病の方のお口の中には、歯茎を腫らしたり、歯茎に痛みを与える歯周病菌の割合が多いのです。

 

これまでは、これらの悪い菌に対して抗菌剤などのお薬を使用して除菌する方法がとられてきました。

 

しかし、

*お薬はお口の中にいる良い菌までも一緒に除菌してしまう。

*何度も使用し続けることで悪い菌が薬に負けないように強くなってしまい薬が聞かなくなる。

 

このような事が起こって来ます。お薬を急性的な処置で使用することは必要ですが、使い続ける事はお口や体にとっては良くありません。

 

お口の中の悪玉菌への連鎖反応

最初に付く菌と他の菌がどんどん手をつないでいきます。

治療を行い歯の表面をキレイにした後、最初に付く菌が大事です。

最後に最強の悪玉菌がガッチリと手をつなぎ、悪玉菌のすみかが完成します。

 

お口の中を善玉菌のすみかへ改善

歯の表面につく菌を優秀な善玉菌(ロイテリ菌)でコントロール

すると・・・

悪玉菌が歯にくっつけない環境になります。

 

ロイテリ菌はお口の中だけではなく、胃(ピロリ菌)・腸・さらに免疫などの全身の健康にも期待できます。

また、抗菌剤とは違い体にとって良い菌には影響がないので、お子様からお年寄りの方までどなたでも安心して取り組む事ができます。

 

毎日の歯みがきや歯科医院でのケアに加えて原因菌への対策が必要です。

 

歯みがきや歯科医院での診療に加えて、歯周病の原因菌に作用する善玉菌「ロイテリ菌」を摂取することで、より良い口内環境を作る事ができます。

 

歯周病対策に欠かせない3つのケア

1.    毎日の歯みがき

食後の歯みがきは、歯垢のたまらない口内環境づくりの基本です。

 

2.    歯科医医院でのケア

定期的に口内を検査し、歯みがきでは取りきれない歯垢や歯石を除去しましょう。

 

3.    原因菌への対策(バイテリアセラピー)

歯周病菌やむし歯菌の繁殖を抑制する善玉菌「ロイテリ菌」によって口内の菌質をコントロールしましょう。

 

ご興味がある方や気になった方は、ご説明させていただきますのでいつでもスタッフにお声掛けください。

 

皆さんで楽しく美味しくお口からの健康を意識していきましょう。

 

こんにちは。最近あちこちで色とりどりの花が見られるようになり、春が来たんだなぁとウキウキしている受付のおかもとです。

 

当院にも院長の奥様が生けてくださっているミモザやラナンキュラスが玄関を明るく彩ってくれています。

来院された際には、院内に飾られている季節のお花にも注目されてみてくださいね。

 

 

春は新生活が始まる季節です。

進学や就職、引っ越しなどで生活リズムが変わる方も多いのではないでしょうか?

新しい環境に慣れるのに精一杯で、つい食生活が乱れたり、歯磨きをおろそかにしてしまったりすることもあるかもしれません。しかし、忙しい時こそ口腔ケアを大切にすることが重要です。

 

そこで今回は、新生活を迎える皆様に向けて、忙しい毎日でも簡単にできる口腔ケアのポイントをお伝えします。

 

【新生活と口腔トラブルの関係】

新生活が始まると、これまでと異なる生活リズムに適応するために、ストレスがかかることがあります。その結果、次のような口腔トラブルが起こりやすくなります。

 

1. 歯磨きの時間が不規則になる

朝早く起きる必要があったり、夜遅くまで仕事や勉強をしたりすることで、歯磨きをつい忘れがちに。特に疲れている日は、歯磨きをしないまま寝てしまうことも…。

 

2. 食生活の変化によるむし歯リスクの増加

忙しくなると、手軽に食べられるパンやおにぎり、インスタント食品に頼ることが多くなります。しかし、これらの食品は糖質が多く、むし歯の原因になりやすいです。また、間食が増えると口の中が酸性に傾き、むし歯ができやすい環境になってしまいます。

 

3. ストレスによる歯ぎしり・食いしばり

慣れない環境での緊張やプレッシャーが、無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりを引き起こすことがあります。これにより、歯がすり減ったり、顎の痛みが出たりすることも…。

 

 

【忙しくてもできる口腔ケアのポイント】

新生活が始まり、忙しい毎日でも、少しの工夫で口腔ケアを続けることができます。

 

1. 朝晩の歯磨きを習慣にする

忙しくても、最低限「朝」と「寝る前」の歯磨きを徹底しましょう。

特に寝る前の歯磨きは重要で、就寝中は唾液の分泌が減るため、細菌が繁殖しやすくなります。フッ素入りの歯磨き粉を使うことで、むし歯予防の効果も高まります。電動歯ブラシを活用すると、短時間でも効率よく磨けるのでおすすめです。

 

2. デンタルフロスやマウスウォッシュを活用する

歯ブラシだけでは落としきれない汚れを取り除くために、デンタルフロスやマウスウォッシュを活用しましょう。特にデンタルフロスは、歯と歯の間の汚れを効果的に除去できるので、1日1回夜の歯磨き時に使うことをおすすめします。

 

3. 間食を減らし、キシリトールガムやタブレットを活用する

間食が増えると、口の中が常に酸性に傾き、むし歯になりやすくなります。できるだけ間食を控え、どうしてもお腹が空いたときは、キシリトール配合のガムやタブレットを活用してみてください。キシリトールはむし歯菌の活動を抑え、唾液の分泌を促す効果があります。

 

4. 水分補給をしっかり行う

忙しいと水を飲むことを忘れがちですが、口の中が乾燥すると細菌が増えやすくなり、口臭やむし歯の原因になります。こまめに水を飲むことで、口の中を潤し、汚れを洗い流す効果が期待できます。

 

5. 定期的に歯科検診を受ける

新生活が始まると、歯科医院に行く時間がないと感じるかもしれません。しかし、むし歯や歯周病は早期発見が大切です。3ヶ月~半年(期間は患者さんごとの口腔内リスクによって変わります)に一度の定期検診とプラーク(細菌)や歯石の除去を習慣化し、歯の健康を守りましょう。

 

新生活が始まる4月は、生活リズムの変化によって口腔ケアが疎かになりがちですが、ちょっとした工夫で健康な歯を維持することができます。

皆様が新しい環境で健康的な毎日を過ごせるように、第二薮本歯科医院でぜひお手伝いさせてください。

 

寒さのなかにも、ようやく春の訪れを感じる頃となりました。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

歯科衛生士の、北原です。

 

今回は「食べる」ということについて改めて考えてみたいと思います。

 

「食べる」ということは、ただ体に栄養を補給するだけではありません。

「おいしかった」「お腹がいっぱいになった」という満足感が得られると、体が元気になるとともに気持ちも明るくなってきます。

「おいしさ」とは、味、香り、食感(歯ごたえ、舌ざわり、口あたりなど)見た目、噛む音など五感を使って感じるものです。

 

さらに、気のおけない人たちと、会話を楽しみながら食べる、という付加価値があれば、食べる楽しみは更にふくらみます。

楽しんで食べると、心の満足度が増して、消化吸収が良くなり、脳や体も元気になると言われています。

 

私事ですが、先日、大崎下島に人生初のレモン狩りに行ってきました。

 

青い空と海が見える地で、友人と癒され、集まった皆で食事の支度をし、会食しました。

食事の楽しさを感じられる幸せな時間でした。

 

皆さまにも美味しいものをしっかり食べ、元気いっぱい、笑顔いっぱい、幸せいっぱいで、毎日お過ごしいただきたい、と切に思います。

 

口腔ケアはお口のトラブルの予防だけでなく、食べることや、話すことをサポートし、生活にリズムを作ってQOL(生活の質)を向上させる目的もあります。

 

私たちスタッフは常に患者さま個人の、お口と心と体の健康に対する「最善」をご提供させていただきたいと考えています。

気になられることは、いつでも何でもご相談くださいね。

ご来院、お待ちしています。