こんにちは。歯科助手・TC(トリートメントコーディネーター)の新井です。
5月に入り、暖かい日を通り越して暑い日も感じられますね。
雨の降る日もありますが、雨の次の日の緑がモクモクと喜んでいるように見える感じが、個人的に好きです。
過ごしやすい季節とは裏腹に、まだハンノキやヒノキ、イネ科の花粉も飛んでいるのでアレルギーの反応がある方や、連休後に感じる五月病からの体調不良を感じられる方もおられると思います。
そんな体調を崩しやすい季節にご紹介したいのが
プロバイオティクスで始める健康習慣です。

プロバイオティクスとは?という方もいらっしゃいますよね。
プロバイオティクスとは、生きた乳酸菌(善玉菌)を摂取しヒトの健康に付与する事です。
当院がお勧めするロイテリ菌は、ヒト由来の生きた乳酸菌なので、安全かつ生きて腸に届いて体も口腔内も健康に保ちます。
ロイテリ菌摂取による効果
・歯周病菌の増殖を抑制
・重度の歯周炎を緩和
・むし歯菌量の減少
・口臭の減少
さらに・・・
・生きた乳酸菌が腸まで届き免疫力を上げる
・便秘・排便回数の正常化
・ピロリ菌の除菌
・アレルギー抑制の効果
よくある質問
Q.ヨーグルトの乳酸菌と何が違うの?
A.ロイテリ菌は「ヒト由来」なので人間への定着が良いのです。(ヨーグルトの乳酸菌はウシ由来)
ちなみにヨーグルトに含まれている乳酸菌はそのほとんどが腸に届く前に胃酸で数が減少すると言われています。
Q.どのように摂取するの?
A.1日1回タブレットを舐めるだけでOK です!
1錠あたり約100円なのでヨーグルトよりもお得に健康習慣を手に入れることができます。

プロバイオティクスのおはなし
ヒトのお口の中には、500種類以上のいろいろな細菌が約5000億個、1本の歯には約10億個以上住みついていると言われています。人によってその種類や数は全く異なります。
むし歯が頻発する方のお口の中は、歯を溶かすむし歯菌の割合が多く、善玉菌の割合が少ないのです。
歯周病の方のお口の中には、歯茎を腫らしたり、歯茎に痛みを与える歯周病菌の割合が多いのです。
これまでは、これらの悪い菌に対して抗菌剤などのお薬を使用して除菌する方法がとられてきました。
しかし、
*お薬はお口の中にいる良い菌までも一緒に除菌してしまう。
*何度も使用し続けることで悪い菌が薬に負けないように強くなってしまい薬が聞かなくなる。
このような事が起こって来ます。お薬を急性的な処置で使用することは必要ですが、使い続ける事はお口や体にとっては良くありません。
お口の中の悪玉菌への連鎖反応
最初に付く菌と他の菌がどんどん手をつないでいきます。
治療を行い歯の表面をキレイにした後、最初に付く菌が大事です。
最後に最強の悪玉菌がガッチリと手をつなぎ、悪玉菌のすみかが完成します。
お口の中を善玉菌のすみかへ改善
歯の表面につく菌を優秀な善玉菌(ロイテリ菌)でコントロール
すると・・・
悪玉菌が歯にくっつけない環境になります。
ロイテリ菌はお口の中だけではなく、胃(ピロリ菌)・腸・さらに免疫などの全身の健康にも期待できます。
また、抗菌剤とは違い体にとって良い菌には影響がないので、お子様からお年寄りの方までどなたでも安心して取り組む事ができます。
毎日の歯みがきや歯科医院でのケアに加えて原因菌への対策が必要です。
歯みがきや歯科医院での診療に加えて、歯周病の原因菌に作用する善玉菌「ロイテリ菌」を摂取することで、より良い口内環境を作る事ができます。
歯周病対策に欠かせない3つのケア
1. 毎日の歯みがき
食後の歯みがきは、歯垢のたまらない口内環境づくりの基本です。
2. 歯科医医院でのケア
定期的に口内を検査し、歯みがきでは取りきれない歯垢や歯石を除去しましょう。
3. 原因菌への対策(バイテリアセラピー)
歯周病菌やむし歯菌の繁殖を抑制する善玉菌「ロイテリ菌」によって口内の菌質をコントロールしましょう。
ご興味がある方や気になった方は、ご説明させていただきますのでいつでもスタッフにお声掛けください。
皆さんで楽しく美味しくお口からの健康を意識していきましょう。
