第二薮本歯科医院のブログ

第二薮本歯科医院のブログ

東広島市の歯科医院 第二薮本歯科医院 のブログです。
お口や体の健康情報から、医院の日常まで、幅広く情報発信をしていきたいと考えております。

8月を迎え、厳しい暑さが続いています。

外に出るだけでも体力を奪われるような日が多く、冷房による体の冷えや寝苦しさなどから、疲れがたまりやすい時期でもあります。

皆さま、体調を崩されてはいないでしょうか。

 

これほど暑い日が続くと、歯科医院への通院もつい後回しになってしまうことがあるかもしれません。

「本当はもっと早く来たかったんですけど……」

とお話しされる患者さんも多くいらっしゃいます。

 

歯科が苦手な方にとっては、予約を取り、実際に来院するだけでも大きな勇気が必要だと思います。

今回は、そんな皆さまに、私たちが普段から大切にしている思いをお伝えします。

 

まず、一番にお伝えしたいのは、

「来てくださって、ありがとうございます」

ということです。

 

 

しばらく通院が途切れていても大丈夫です。

以前、治療を中断してしまったことがあっても、気にせずご相談ください。

 

私たちは、

「どうして来なかったのだろう」

と責めることはありません。

 

それよりも、

「また来てくださった」

「相談しようと思ってくださった」

ということを、とてもうれしく感じています。

 

また、

「歯磨きが上手にできていないから、怒られそう」

と心配される方もいらっしゃいます。

ですが、歯磨きには誰にでも苦手な部分があり、毎日完璧に磨ける方はほとんどいません。

 

私たちの役割は、できていないことを一方的に指摘することではなく、

「どうすれば、今より良い状態にできるか、少しでも楽に続けられるか」

を一緒に考えることです。

 

お口の健康は、一度頑張れば終わりというものではありません。

毎日の積み重ねが大切だからこそ、ご自身の生活に合った、無理なく続けられる方法を見つけることが大切です。

不安なことや気になることがあれば、どんなに小さなことでも遠慮なくお話しください。

 

暑さが厳しい時期ですので、来院の際は水分補給をしながら気をつけてお越しください。

「歯科医院は苦手だけれど、ここなら来られる」

そんなふうに思っていただける医院でありたいと、私たちはいつも考えています。

 

これからも、皆さまのお口の健康を一緒に守っていけたらうれしく思います。

 

 

本格的な夏も目の前!

暑さに体を慣らしていかなければならないこの時期、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、今回は少し視点を変えて、私たち歯科衛生士が日々の仕事の中で大切にしていることについてお話ししたいと思います。

 

歯科医院というと、

 

「緊張する」

「苦手」

「できれば行きたくない」

 

というイメージを持たれている方も少なくありません。

 

実際に来院された患者さんからも、

 

「歯医者は昔から苦手です」

「何をされるのか分からなくて緊張します」

 

というお声をよく伺います。

 

そのため私たちは、治療やメインテナンスの技術だけではなく、患者さんが安心して通っていただけるような「雰囲気づくり」を大切にしています。

 

例えば、お話をするときの声のかけ方です。

 

同じ内容をお伝えする場合でも、言葉の選び方ひとつで受ける印象は大きく変わります。不安な気持ちを少しでも和らげられるよう、分かりやすく丁寧な説明を心がけています。

 

また、患者さんの表情や様子をしっかり見ることも大切にしています。

 

言葉にはされなくても、

 

「少し緊張されているのかな」

「痛みが心配なのかな」

 

と感じることがあります。

 

そんな時は、できるだけお声がけをし、不安を少しでも減らせるよう努めています。

 

お口の状態は一人ひとり異なります。生活習慣も、お仕事も、ご家庭の状況もそれぞれ違います。

 

そのため、「みんな同じ方法」ではなく、その方に合ったケア方法を一緒に考えていくことを大切にしています。

 

私たちが目指しているのは、「治療が終わったら終わり」ではなく、

 

「何かあったら相談しよう」

 

と思っていただける存在になることです。

 

歯科医院が少しでも身近な場所になり、

 

「ここなら安心して通える」

 

と感じていただけたら、とてもうれしく思います。

 

これからも患者さん一人ひとりとのご縁を大切にしながら、お口の健康をサポートしていきたいと思っています。

 

歯みがきをしたときに、歯ブラシやうがいの水に血が混じっていて驚いたことはありませんか。

 

「強く磨きすぎたのかな」

「たまたまかな」

 

と思って、そのままにしている方もいらっしゃるかもしれません。

 

一時的な刺激で少し出血することもありますが、何度も続く場合は、歯ぐきに炎症が起きているサインかもしれません。

 

 

歯ぐきから血が出る原因として多いのが、歯周病のはじまりです。

 

歯周病は、歯と歯ぐきの境目に汚れがたまり、歯ぐきに炎症が起きる病気です。

初期のうちは痛みが少ないことも多く、歯みがきのときに血が出る、歯ぐきが少し腫れている、口臭が気になるといった変化で気づくことがあります。

 

また、歯みがきの力が強すぎる場合にも、歯ぐきが傷ついて出血することがあります。

「しっかり磨こう」と思うほど、つい力が入りすぎてしまうこともありますが、歯みがきは強くこするよりも、毛先をやさしく当てて細かく動かすことが大切です。歯ブラシの毛先がすぐに開いてしまう方は、少し力が入りすぎているかもしれません。

 

そのほか、疲れや睡眠不足、体調の変化などで歯ぐきが敏感になることもあります。忙しい時期だけ出血しやすい、という方もいらっしゃいます。

ただし、出血が何日も続く場合や、歯ぐきの腫れ、痛み、口臭、歯が浮くような感じがある場合は、一度歯科医院で確認しておくと安心です。

 

血が出ると、その部分を磨くのが怖くなるかもしれません。

ですが、磨かないままにしてしまうと、汚れが残って炎症が続きやすくなることがあります。強くこする必要はありませんので、やわらかめの歯ブラシで、やさしく丁寧に磨いてみてください。

 

歯と歯の間の汚れは、歯ブラシだけでは落としきれないこともあります。

フロスや歯間ブラシを使うことで、歯ぐきの状態が落ち着いてくる場合もあります。ただし、サイズや使い方が合っていないと歯ぐきを傷つけることもあるため、気になる方はスタッフにご相談ください。

 

歯ぐきからの出血は、必ずしも大きな病気というわけではありません。

ただ、繰り返し起こる場合は、お口の中からの小さなサインかもしれません。

「少し血が出るだけだから」と我慢せず、気になることがあればお気軽にご相談くださいね。

 

こんにちは。歯科助手・受付のホリエです。

風薫る季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

 

「毎日きちんと歯磨きをしているのに、なぜかむし歯になってしまう…」

 

そんな疑問をお感じの方も多いのではないでしょうか。

 

実は、むし歯の原因は単純に「歯磨きの回数」だけではないのです。今回は、その理由について解説します。

 

1. 磨き残しがある

歯磨きをしていても、すべてのプラーク(歯垢)や汚れを落とすことはできません。

特に以下の場所は磨き残しが多いポイントです。

 

・歯と歯の間

・奥歯のかみ合わせ部分

・歯と歯ぐきの境目

 

これらの部分にプラークが残ると、むし歯菌が活動しやすくなります。歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシの併用が重要です。

 

2. 歯磨きのタイミング

歯磨きのタイミングもむし歯予防に大きく関係しています。

特に重要なのは以下の2回です。

 

・就寝前

・食後

 

特に、寝ている間は唾液の量が減り、むし歯菌が増えやすくなります。夜の歯磨きが不十分だと、むし歯リスクが一気に高まります。

 

image

 

3. 食生活の影響

甘いものを頻繁に摂取していると、むし歯になりやすくなります。

ポイントは「量」よりも「回数」です。

 

・間食が多い

・ダラダラ時間をかけて食べ続ける

・甘い飲み物を頻繁に飲む

 

このような習慣があると、口の中が常に酸性になり、歯が溶けやすくなります。

 

4. 唾液の量や質

唾液には、口の中を洗浄したり、歯を修復する働きがあります。

しかし、以下のような場合は唾液の働きが弱くなります。

 

・口呼吸の習慣

・ストレス

・加齢

・水分不足

 

唾液が少ないとむし歯菌が増えやすくなるため注意が必要です。

 

5. 歯並びや詰め物の影響

歯並びが複雑な場合や、古くなった詰め物・被せ物がある場合も、プラークや汚れがたまりやすくなります。

見た目では問題がなくても、内部でむし歯が進行しているケースもあります。

 

まとめ

毎日歯磨きをしていてもむし歯になる原因は一つではありません。

 

・磨き残し

・歯磨きのタイミング

・食生活

・唾液の状態

・歯並びや補綴物の影響

 

これらが複合的に関係しています。

正しいセルフケアに加えて、定期的な歯科検診を受けることで、むし歯や歯周病などの口腔内疾患の予防、早期発見が可能になります。

 

気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談くださいね。

 

 

春は花粉症の影響で鼻づまりが起こりやすく、無意識のうちに口呼吸になってしまう方が増えます。

 

口呼吸が続くとお口の中が乾燥し、唾液の分泌量が減少します。

唾液には、細菌の増殖を抑えたり、食べかすを洗い流したりする「自浄作用」がありますが、これが弱まることで、むし歯や歯周病、口臭のリスクが高まりやすくなります。

 

 

さらに、花粉症の治療で使用される抗アレルギー薬の中には、副作用としてお口の渇きを感じやすくなるものもあり、乾燥状態に拍車をかけることがあります。

お口の中が乾燥すると、歯ぐきの炎症や出血が起こりやすくなるほか、細菌が繁殖しやすい環境となり、さまざまなお口のトラブルが悪化しやすくなります。

 

こうした春特有のリスクを防ぐためには、まず、こまめな水分補給を心がけ、お口の中の潤いを保つことが大切です。

 

また、食後や就寝前の丁寧な歯みがきに加え、デンタルフロスや洗口液を活用し、清潔な状態を維持しましょう。ガムを噛んで唾液の分泌を促すのも効果的です。

さらに、定期的に歯科検診を受けることで、初期のむし歯や歯周病を早期に発見し、適切に対処することができます。

 

花粉症の季節は、お口のケアを見直す良い機会でもあります。日々のセルフケアと歯科医院での専門的なケアを組み合わせながら、健康なお口の環境を保っていきましょう。

 

こんにちは。歯科衛生士のトモヒロです。

 

「毎日欠かさず歯を磨いているのに、どうしてむし歯や歯周病になるんだろう?」

そんな疑問を感じたことはありませんか?

 

実は、お口のトラブルの多くは、歯ブラシだけではどうしても落とせない「バイオフィルム」という強敵が原因です。今回は、このバイオフィルムの正体を、身近な「あるもの」に例えて解説します。

 

バイオフィルムは「キッチンの排水口のヌメリ」と同じ

想像してみてください。キッチンの排水口や、お風呂場のタイルにいつの間にか発生する、あの「ヌメリ」。

あれこそが、バイオフィルムの正体です。

 

細菌たちは、自分たちの身を守るためにバリアのような「膜」を作り、そこにこびりつきます。お口の中でもこれと同じようなことが起きています。歯の表面に細菌が集まり、ネバネバした強力な膜を作って定着してしまうのです。

 

わずか数日で「落ちない汚れ」に変化する

このバイオフィルムの恐ろしいところは、その成長の早さです。

歯磨きで落としきれなかった汚れは、わずか数日で成熟し、強固なバリアへと変化します。

 

一度成熟してしまったバイオフィルムは、キッチンの排水口のヌメリと同じで、うがい薬を流したり、表面を軽く歯ブラシでなぞったりするだけでは、びくともしません。特に歯と歯の間や、歯ぐきの溝(歯周ポケット)に入り込んだ汚れは、セルフケアだけで100%除去するのは至難の業なのです。

 

 

歯科医院は、お口の「プロによるバイオフィルム除去」の場所

そこで必要になるのが、歯科医院での定期的なメインテナンスです。

 

私たちは、専用の器具を使い、歯ブラシでは太刀打ちできなくなったバイオフィルムを物理的に「破壊」して剝がし取ります。

 

一度バイオフィルムをリセットすると、歯の表面はツルツルになり、新しい汚れもつきにくくなります。終わった後のあの爽快感は、バリアが取り除かれてお口が本当に清潔になった証拠です。

 

定期的なリセットが、将来の歯を守る

日々作られるバイオフィルムを完全にゼロにすることはできません。だからこそ、細菌が悪影響を及ぼす前に、定期的に「プロの手でリセット」することが重要です。

 

数カ月に一度、歯科医院でリセットを受けること。これが将来にわたって自分の歯でおいしく食事を楽しむための、最も確実で大切な習慣です。

 

 

「最近、お口の中が粘つく気がする」「しばらくクリーニングを受けていないな」という方。

キレイなキッチンのようにお口をスッキリさせて、大切な歯を守るための「プロによる除去」を、ぜひ当院にお任せください。

 

こんにちは!歯科衛生士のサカイです。

 

先日、水上歯科クリニックの下田裕子先生のセミナーに参加させていただきました。

 

当日は雪の降る寒い一日でしたが、会場には多くのドクターや歯科衛生士の方が集まり、学びへの熱意にあふれた時間となりました。

 

 

講義では、歯周治療における基本の大切さはもちろん、患者さんとの向き合い方や関係性の築き方についてもお話がありました。

 

「技術の前に在り方がある」

 

という言葉がとても印象的で、日々の臨床の中で自分の姿勢を見つめ直す大切さを改めて感じました。

 

 

他にも印象に残ったのは、「歯科衛生士として患者さんの人生に寄り添う視点」を常に持つことの重要性についてのお話です。

 

技術や知識だけでなく、患者さんとの信頼関係を丁寧に築いていく姿勢が、治療結果や継続的な来院にもつながるのだと改めて感じました。

 

また、OHI(口腔衛生指導)やSRP(スケーリング・ルートプレーニング)についても詳しくご講義いただき、普段行っている処置の目的や根拠を再確認する良い機会となりました。

基本を丁寧に積み重ねること、そして患者さん一人ひとりに分かりやすく伝えることが、長期的な口腔健康の維持につながるのだと実感しました。

 

今回の学びを第二薮本歯科医院での診療に活かし、これからも患者さんに寄り添った丁寧なケアを提供できるよう、知識と技術の向上に努めてまいります。

このような貴重な機会をいただき、心より感謝申し上げます。

 

広島で久々と言える量の雪が積もりましたので記念に写真も撮りました⛄

 

皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのこと、心よりお慶び申し上げます。

 

本年が皆様にとって実り多く、穏やかな一年となりますよう、お祈り申し上げるとともに、お口の健康を通じて、その一助となれましたら幸いです。

 

おかげさまで当院は、本年、開業29年目を迎えることができました。

スタッフ一同、心より感謝申し上げます。

 

本年も『チーム薮本』としてチームワークを大切にし、『心・技・体』の充実を図りながら、お口の健康から全身の健康へとつながる

安心・安全な医療サービスの向上に努めて参ります。

 

歯周病治療およびメインテナンス、口腔外科を主体とした診療に加え、顎関節症や口腔機能低下症などの機能面への取り組みも、これまで以上にしっかりと取り組んでいく所存です。

 

また、糖尿病をはじめとする生活習慣病をお持ちの患者様に対しても、歯周病治療やメインテナンス、日常のセルフケア指導に力を入れ、皆様が安心してご通院いただける環境づくりに努めて参ります。

 

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

院長  薮本正文

 

こんにちは、歯科衛生士のアガワです。

今年も残りわずかとなりました!一年はあっという間ですね・・・。皆さん充実した1年を過ごされましたでしょうか?

本格的な寒さもやってくる季節です。体調を崩さぬよう元気に年末を過ごしましょう!

 

 

私が今年を振り返って印象に残ったことは、糖尿病と歯周病の関係についてのセミナーを受講させていただいたことです!

今回はそこで学んだ内容をみなさんにお話しできたらと思います。

 

●歯周病とは?

歯周病とは、細菌によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯肉や、歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。

 

引用:写真素材フォトライブラリー

 

 

●糖尿病とは?

糖尿病とは、インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖(血糖)が増えてしまう病気です。インスリンは膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています。

 

◆なぜ、歯肉の炎症である歯周病が糖尿病に関わってくるのでしょうか?

出血や膿を出しているような歯周ポケットからは、炎症に関連した毒素が血管を経由して体中に放出されています。

 

炎症を起こした歯周ポケットが口の中全体にある場合、そのポケット表面積の合計は掌(てのひら)と同じ程度と考えられています。手のひらサイズの出血や膿が治療なしで放置されていると考えると、からだ全体からも無視できない問題であることが理解できると思います。

 

ポケットから出て血液にのった炎症関連の毒素は、身体のなかで血糖値を下げるインスリンを効きにくくします。そのため、糖尿病が発症・進行しやすくなります。

 

引用:クラブサンスタープロ

 

 

そして最近の研究では、歯周病の治療をきちんと行うと血糖値が改善するということも分かっています。

そのためには、患者さん自身のブラッシングによるセルフケアと、歯科医院で炎症の原因となるプラークや歯石除去を行うプロフェッショナルケアが大切になってきます。

 

引用:糖尿病情報センター

 

 

◆お口の中のトラブルがあれば、すぐに歯科医院を受診しましょう!

早期発見・治療することが、重症化させないために重要なポイントです。

 

治療が必要になった際にもし血糖コントロールが悪かったら、治療効果が出にくかったり、治療をすぐに行えなかったりする場合もあります。

 

治療を進めてよいか、歯科医だけでは判断できない場合には、糖尿病の主治医に確認をする場合もあります。

 

まずは、ご自身が糖尿病をお持ちであること、薬の治療を行なっていることなどを歯科医に伝えてください。

 

また、糖尿病連携手帳やお薬手帳を拝見したり、HbA1cの数値をお聞きしたりすることもございますので、お持ちの方はおっしゃってください。

 

今後も、皆様が健康的な毎日を過ごせるようサポートさせていただければと思います。

 

こんにちは 歯科衛生士のムカイです。

秋も深まり、肌寒さを感じる気候となりました。皆さんは、どんな秋を楽しんでおられますか⁈

行楽、スポーツ、読書、実りの収穫、そして食の秋…

秋は美味しい食べものが沢山ありますね、皆さん、毎日しっかりお食事されていますか?

 

 

私は、どの患者様にも、しっかり咬めて美味しく楽しくお食事して頂きたいといつも願っております。

 

さて、今回は「訪問診療」についてお伝えしたいと思います。

一般歯科、口腔外科、歯周病治療を中心に、当院では訪問診療もおこなっております。

 

訪問診療は、これまでご通院されていた患者さまの身体の変化により、歩行困難や、寝たきりなど、ご通院が難しくなられた場合に、ご自宅や施設などに訪問して、歯科治療をおこなうことです。

 

 

私は当院の訪問診療担当として、口腔ケアに携わりながら、訪問先でも、できるだけ歯科診療室と同じような空間作り・診療体制を考え、患者さまも術者も心地よく安心して治療ができるように努力しております。

そして、常に願っていることは、直接ご通院されている患者さまにも、訪問診療の患者さまにも是非、定期的な口腔ケアを受け続けて頂き、健口な口腔内環境を維持して頂きたいと願っております。

 

 

訪問口腔ケアを実施するにあたり、患者さまのご家族、介助者のかたから、健康状態、食事内容などの生活背景を伺っておりますが、口腔ケア時の患者さまの体位などの要注意点や不明な点がある時は、院長と相談の上、担当ケアマネージャーさん、担当看護師さんに連絡をとって、情報共有をしながら口腔ケアを実施しています。

 

ご自身のこと、ご家族のことで、訪問診療が必要かもと考えておられる場合は、かかりつけ歯科や、お住まいの地域包括支援センターのケアマネージャーさんにご相談されることをお勧めいたします。

 

訪問口腔ケアが必要な理由は、

誤嚥性肺炎の予防、全身の健康維持、QOL(生活の質)の向上、そして口腔機能の維持・改善のためです。

 

特に、ご自分で適切なプラークコントロールを行うことが難しい高齢者や要介護者にとって、専門家による訪問口腔ケアはむし歯や歯周病を防ぎ、健康を保つ上で不可欠です。

適切な口腔ケアは、口臭の改善、味覚の改善、そして何よりも口から食事を美味しく食べられることにつながり、精神的な満足感も高めます。

脳の活性化にもつながりますので、QOL向上により、認知症の進行抑制にも役立つ可能性があります。

 

訪問口腔ケアでは、誤嚥を防ぐために注意しながら口腔ケアを実施しています。

ブラッシング後は「ブクブクうがい」は嚥下機能に合わせておこなったり、うがいが困難な場合は、潤いケアシートなどで清拭したり、吸引をこまめにおこないます。

その日の体調によっては休憩を取りながら、患者さまのペースに合わせてゆっくりおこなっています。

 

 

誤嚥性肺炎の大きな原因のひとつに「口腔機能低下症」があります。

口腔機能低下症は、噛む、飲み込むなどの機能が低下した状態であり、唾液の分泌低下による口腔内細菌の増加や飲み込む力の低下が原因で、誤嚥性肺炎のリスクを高めます。

そこで当院では、口腔機能検査もおこなっています。

 

(引用:日本老年歯科医学会より)

 

口腔機能検査とは、加齢や疾患などによるお口の機能低下(オーラルフレイル)を評価する検査で、当院では50歳以上のかたを対象に、チェック項目を元に実施しております。

 

 

ご自身のお口の中の状態を少しでも早く知ることから、口腔ケアや嚥下訓練などによる早期対策をとることができますので、将来的に健口な口腔内環境の維持に必ず繋がることが期待されます。気になられるかたは、スタッフまでお声かけくださいませ。

 

これからも当院は、口腔機能低下の予防に努めながら、ご通院が困難になられた患者さまに頼りにして頂けるような訪問歯科診療をご提供していきたいと願っております。