人に与えることって難しいですよね?
特に日本には相手に感謝の意を示す
「御礼返し」の週間など、
人によっては日本人でも複雑だなと感じる風習があったりします。
でも個人的には、日本特有の豊かな表現方法が好きだったりもします♪
与えることについて、
まず僕が絶対にしないと決めていることがあります。
『自己犠牲は絶対にNG』だと考えています。
恋愛、仕事、家族…すべてに当てはまるのですが、
自分がギリギリの状態なのにむりに与えようとすると、
必ず辛くなってきます(当たり前ですね笑)
自分を犠牲にしてまで人に与える姿は、
一見いいこと、美しい姿に映ります。
でも自分が金銭的に、時間的に、精神的に…等々
自分がカツカツの状態で与え続けていても、
しんどくなってしまいます。
相手を救おうと思っても途中でくじけて、
相手の不利益になってしまう可能性もありますし、
こちらが善意で差し伸べた手のはずが、
相手に見返りを求めてしまう心の隙間も
生まれてしまうので要注意です。
ふたつ目は相手に与える際に気をつけていることです。
商売をやっていた僕のおばがよく言っていた言葉があります。
『見栄はいらない、でも義理張りは絶対に欠いちゃだめ』
義理張りというのは、人に親切にしてもらったときは、
感謝やお返しをきちんとしなさいということです。
もっと単純に言うと、
人へのお礼やお返しはきちんとしなさい
ということですね。
自分を大きく見せるために見栄をはる必要はないけど、
人へのお礼はの義理はきちんとはりなさいと、
引退した今でもおばからはよく言われます。
みっつ目は『見返りを求めない』ということです。
見返りを求めないなんて当たり前でしょ?
と思われるかも知れませんね。
善意の気持ちから人に与えていれば、
さすがに物理的な見返りは求めないでしょうが、
精神的な見返りは求めてしまうものです。
ひとつ目の自己犠牲は絶対にNGともつながるのですが、
善意から誰かに与えていても、自分自身が辛いと、
心の片隅で見返りを求めてしまう隙間ができてしまいます。
相手との健全な距離を保つためにも、
これくらいなら無理なく支援できる、
というさじ加減で、与えると良いと考えています。