【鬼滅の刃】最終巻(23巻)を読んで感じた感想とこれからの生き方のあり方とか | ブログ

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鬼滅の刃の最終巻が出たので、

先日買って読んでみた。

 

ふだん僕が見るのはアニメばかりで、

あまりコミックは買わない派。

 

でもさすがに超話題作だし、

好きでずっと読んでいたので、

発売してすぐに買って読んだ。

 

何でもコミック週間売り上げ歴代1位を記録したんだとか。

本当に鬼滅ブームの流れはすごい。

 

あらすじに関する感想は、

それこそ本当にたくさんの人が書いていると思うので、

ここでは僕なりの視点で感じたことを書いてみたいと思う。

 

※この先ネタバレをふくむ場合があります。

鬼滅のここがすごい!主人公がそこまで強くない

よくあるバトルものの漫画だと、

主人公がとにかく強いのが特徴。

 

いわゆる最強の血筋を持って生まれていたり、

最強の一撃必殺を持っていたり。

 

チートクラスになると〇〇の細胞を取り込んだことで、

無限の再生能力を獲得したとか💦

 

とにかく主人公とは強いのがバトルものの鉄板。

 

でも主人公の炭治郎がそこまで強くない(笑)

いや、普通よりは…というかけっこう強いんだけど、

ラスボスの鬼舞辻無惨を倒すほどでは全然ない。

 

はじまりの呼吸とされる「日の呼吸」の使い手ではあるけど、

超強力な一撃必殺があるわけではない。

 

実は戦いのあとで最強の血筋だったことをほのめかす描写があったけど、

でも無惨を倒す決定打にはならなかった。

 

作中でおそらく、無惨を単体で倒しそうな最強の存在は、

 

無惨を倒したのはまさに団体戦の総合力。

 

まず毒で弱体化させて油断したところを、

再生するより早いペースで鬼殺隊の総攻撃でたたみかける。

 

そして持久戦に持ち込んで、最後は日の出を待って、

太陽の光のもとにさらして消滅させる…。

 

炭治郎たち3人組に残った柱も全員で総攻撃して、

やっと倒せた状態。

 

最強と呼ばれた柱は最終的に2人しか残らなかったし、

残った人たちもみなボロボロ…。

 

僕はこれを見て、今の時代に合っているなーと感じた。

 

これからは「個の時代」とよく言われるようになってずいぶん経つけど、

僕はむしろ逆なんじゃないかと思う。

 

これからは「個だけの時代」ではなくて、

『団体戦』の時代だと思っている。

 

今までは個人が集まって大きな力を持とうとすると、

大企業とか公共団体に所属して「組織」に入る必要があった。

 

もちろん組織の良さもあるし、それは残っていくけど、

でも今はSNSで個人がよりかんたんに繋がれるようになって、

もっと自由に個人が繋がれる時代になった。

 

鬼殺隊は公には存在を知られていない、

正義感を持った人たちのまさに義勇隊。

 

鬼滅の刃が大人にまでこんなに熱狂されるのは、

本当に良いとか正しいと思ったことを全うできるんだ、

するべきなんだという、

時代の空気感をうまくとらえたからじゃないかと思っている。

 

これからは個人と個人が直接繋がって、

大きなことを成し遂げていく時代になったなぁと、

感じている。

 

自分自身の生き方も感じさせられる、

素晴らしい作品だった。

 

最後まで、アニメ2期とか映画化とかして欲しいなぁ。