企業は投資活動をします。
将来の時代の変化を予測し、
どのように舵を切っていけば良いのかを選択して、
必要な技術・設備・人材に投資をしていきます。
これは個人事業主やフリーランスなどの、
「個人」にも当てはまります。
自分の事業に必要な技術を学ぶために、
本を読んだり、資格を取ったり、
専門家に相談して助言・指導をもらうのは、
立派な技術への投資です。
事業に役立つパソコンやソフトを購入するのも、
立派な設備投資。
自分の業務をサポートしてくれる人を雇うのは、
立派な人材投資です。
ただ、企業と個人で違いがあるのは、
個人の場合は自分の選択に「不安と恐怖」がつきまといます。
もちろん企業にも不安と恐怖がないわけではありません。
でも、個人の場合は「売上=生活費」となっていることがほとんどです。
必要な投資をするために資金を使う(資金を切り崩す)のは、
個人の選択としては、大きな不安をともないます。
ましてや投資のために時間を割かれることで、
現状の事業にまわす労力が減り、売上が下がってしまう場合、
人は恐怖すら感じてしまいます。
個人が自分の事業に投資する際には、
「不安と恐怖の緊急性」が必ずつきまといます。
そもそも人はなぜ投資をするのか?
超かんたんに書いてしまうと、
「もっと良くなりたいから。」
当たり前ですね(笑)
でも投資はパソコンの購入のように、
買えばすぐに効果があらわれるものと、
人材の採用や、技術への投資のように、
お金を支払ってから効果があらわれるまで、
年単位でかかるものがあります。
では効果があらわれるのが遅いから、
その投資をあきらめてしまうのでしょうか?
でもそれでは時代の変化に合わせられずに、
遅れてしまいますよね💦
個人であっても、時には大きな決断を持って、
投資をしていくことが必要です。
そんなときに不安や恐怖をどうやって消したらいいのでしょうか?
結論から言うと、不安や恐怖は絶対に消えません(笑)
でもだめじゃん!って思うのはちょっと早いです。
そもそも不安や恐怖を感じるのはなぜか?
ひとつめは失敗することへのおそれです。
お金がなくなったらどうしよう?
売上が下がったらどうしよう?
人はいまの状態から転落することへ強い恐怖を感じます。
でもちょっと発想を転換して考えて見てください。
いまのまま何も変化を望まずに、
何も投資をしなかったらどうなるのか?
失敗をおそれ、何も見ずに、
何も行動を起こさなかったらどうなるのか?
行動にはどんなに小さくとも、
必ず失敗のリスクはつきまといます。
でも失敗には他にはない良い点がひとつあります。
それは「失敗する方法がわかること」です。
失敗する方法がわかることで、
次の行動に活かすことができます。
逆に失敗しないために行動しないと、
失敗しない方法=うまくいく方法がわかりません。
そうです。
失敗しないために行動=投資しないという選択は、
うまくいく方法をみずから捨てていることなのです。
そう考えると怖くなってきますよね💦
ふたつめの不安や恐怖を感じる原因は、
「成功することへのおそれ」です。
成功するのが怖い?って思いますよね。
僕も初めてこの話を聞いたときはそう思いました(笑)
成功することになぜ恐怖を感じるのかと言うと、
人の脳は「変化することを恐れる」ようにできているからです。
人の脳は、失敗や成功に恐怖を感じているのではなく、
変化することに恐怖を感じているのですね。
だから成功することで起こる変化に、
失敗することと同じように恐怖を感じてしまうということです。
投資をすることに恐怖を感じて、
行動するのをためらってしまったら、
それはもしかしたら、
「本能的に成功することをわかっている」のかもしれません。
恐怖を感じたらそれが失敗への恐怖なのか成功への恐怖なのか、
立ち止まって考えると良いと思います♪