今日は妙に気温が高く、金曜土曜に積もっていた雪はきれいさっぱりなくなってしまった。まあ除雪なんて面倒だから、このまま降らなきゃいいのにとか思ってますが、週後半からまた寒くなるらしいんだよな。ほんとこの島は....。冬場は飛行機や船の就航率が悪くなるもので、資格試験を受験しに島外へ出るなんて、非常に危険な行為。体調不良でもないのに不戦敗などという最悪の事態になりかねない。消防設備士の甲5は取りにいきたいとか思ってるんだけど、なかなかね。

 

 工作のほうはまずまず。どうせ誰も見てないとはいえ「ブログに載せる」と決めたら、案外さくさくと進むものです。12600系とそれに繋げる12200系もだいぶ形になってます。

 

まあそれでも私の全盛期の工作に比べれば、随分と地味なものですが。おそらく今後も絶対製品が出ないであろう車種にして私の三大迷作「仙台地下鉄1000系、泉北高速7000系、ゆいレール」、なんてものを作り上げていた頃は、自分でもすごかったなって思うわ。一応今回の近鉄特急は更新車なので、12600系は号車番号表示の移設、12200系は前面ライトと表示幕の変更という、けっこう面倒な作業が残っている。こういう面倒な作業は、ブログとか関係なく工作してたら、「はい面倒、明日」になって、その明日はなかなかやってこないのである。

 

 どうでもいいけど、近鉄特急のキットには12410系、12600系前面のサービスパーツが入ってて、「沿線在住の腕に自信のベテランモデラーにお勧め」などと説明書には書いてあるのだが、実は。

 

 

 このキットにプラスしてパンタ付き先頭車車体のバルクパーツ1枚ゲットしてきて、その妻板側の端の窓部分を切り落としてスナックカー中間車用のドアをくっつければ、それ以外車体の切り継ぎ無しで12600系のパンタ無し先頭車になったりするのよね。トイレ部分などの窓埋めは必要だけど、付属の窓埋めパーツを使えばそんな難しくないし、余る窓埋めパーツも全て使えば作例のような喫煙室のある状態にだってできてしまう。パンタ付き車両のクーラーはさすがに切り継ぎが必要だが、パンタ無し車はクーラーそのまま載せてもほとんどの人はわからないと思う(作例のようにね)。

 

 このキットを以前作ったときは南大阪線の16010系になったりした。スナックカーなんて初めてまともに作る気がする。今週末に完成できればいいんだけどな。

 なるべく頻繁にブログを更新する!などと大それたことを先日決意したのはいいものの、正直こんな離島じゃネタなんてそうそうあるわけでもなく、もう早速ネタがない。昨日今日(というかもう昨日だけど)は天気大荒れで船も飛行機も止まってて、ヨドバシ通販の荷物も来ない。寒いし工作なんてする気にもならない状態。いやまあそれでも年明けにどうやら道外へ出れそうなので、それまでになんとか手元にあってできるものだけでもやっていく。

 

 昔からあったグリーンマックスの近鉄特急のキット。うちも何度か改造して作ったことある。ただ側板が薄くてゆがみやすく、強度ははっきり言って無い。室内も無いし、普通に作っただけじゃ今の完成品には到底敵わないと思うんだけど、それでも意外と売れてる模様。南海3000系の鉄コレをゲットした折、同じく都内某所でこの近鉄特急キットをゲット。また、塗装が汚くて一部破損している12400系が手元に。以前このキットから作ったものの、やっぱ普通に作っただけじゃ面白くないし、破損などしていてはどうにもならない。窓ガラスを外したりして、ただちにIPAプールへどぼん。

 

 札幌の家にあった、近鉄特急キットに使えそうな部品なども持ってきた。パンタ付き先頭車の側板1両分と、パンタなし先頭車の屋根板ランナー一式が出てきたので、それも持ってきた。部品をまとめて手近な箱に放り込んでから、先日ゲットしてきたキットの説明書などを読み込んでみる。何作ろうかね。キットの場合、これ考えてる時間が一番楽しい。

 

 そして12400系だった車体をIPAプールから引きあげ、破損個所の修復や改造に移る。いや、引き揚げてから数日、空き箱に部品といっしょに突っ込まれていたんですけどね。まあ気合入れて工作を開始するとこまではいつも通りなのだが....、

 

 

 もうなんか早速ぐちゃぐちゃになって収拾つかなくなってます.....。ただでさえキットにはサービスパーツが多数あるのに、ランナーも似ているが一つ一つ違ってややこしい。いや、正直ぐちゃぐちゃになっていても部品なんて見りゃわかる。こちとらキット制作歴27年のベテランよ。それに1/700の艦船もそうだが、私は説明書通り作らない人。しかしこのぐちゃぐちゃさを見てしまうと「あー面倒くせー、今日はここまでにしよ」という愚かな考えにつながりやすい。結局12400系は傷みのひどかった前面はガラスを傷つけないよう上手に取り外し、前面自体を除去。今回ゲットしたキットに入っていたサービスパーツのドアなどを駆使して傷みのひどい部分を除去して切り継ぎ、12600系4両に化けることになった。写真右側に写ってる4両。クーラーの切り継ぎに少々難儀したが、まあこんなもんでしょ。明日塗装でもやる。この空き箱に突っ込まれた車両パーツは合計9両、ここからなんとか4両を取り出せた形になる。あと2両はスナックカーにするとして、こちらも早々になんとかなりそう。問題はあと3両ぶんなのよねえ..。どうしよっかねえ。

 

 もうかれこれ一年以上も、コロナのせいで地元へは戻っていない。地元を走る南海電車も、模型でしか見られない状況が続いています...。今日の話題はいまさら南海3000系。一か月ほど前に東京へふらっと行ったとき(地元には戻らずでね)、都内某所の中古模型店で発見したのがこの南海3000系の鉄コレ。

基本4両セットが、なぜか定価以下で売られていたのでもちろんゲット。ついでにこの前札幌へ戻ったとき、それに合わせて通販サイトで増結っぽい3両セットも定価よりだいぶ安かったのでゲットしておいた。だいぶ前に限定品で売られたんだけど、発売日はちょうど東京からの来客があって対応しないといけなくて、買いに行けなかったのよね。まあ安くゲットできたから、これはこれでよかったのだが。

 

 南海3000系って、もともとは泉北3000系でその余剰車両が南海へ移籍となった模様。社会人になってから6年ほどは地元に住み、通勤は南海電車(というか高野線乗らないとどこもいけないし)という暮らしだった。毎日乗ってれば変化なんて気にも留めない。それで気づけばいつのまにか泉北高速線の10両編成も見かけなくなり、高野線の日中の各停は15分に1本しか来なくなったし、各停で4両編成というのも増えた。最近だと帰省したとき泉北高速に特急ができたことに驚いた。小学校6年生のとき、金剛駅に急行も特急も止まるようになったのと同じくらい衝撃だった。

 

 鉄コレはもちろん早速動力などを入れてみる。そして入れ替わりにGMキットを改造して作った6200系を廃車(車輪などはそこからとった)。

 

 基本4両と増結3両、6両編成なら1両余る...。なんでこんな売り方するんだろうとか思ってたけど、増結に含まれるのは中間に押し込まれた先頭車なわけね。帯の塗分けが違う。ちなみに手元にある南海他車との兼ね合いやケース収納の都合で6両にした(だから改造車の入った増結を買ったんだけど)。南海通勤車は21m車で20m車より長く、それが手に取ってみるとよくわかる。近鉄も21mだが屋根上がすっきりしてる分南海はなんだか間延びした印象。とってつけたような乗務員ドアが印象的な改造先頭車も、泉北で初めて見たときはダサいと思ったが、今こうしてみれば悪くない。鉄コレの南海1000系の行先が空港急行関西空港行だったので、3000系は急行なんば行にしてみた。

 

 カプラーは最近うちの車両はハイペースでアーノルドカプラーからTNカプラーやKATOカプラーへの交換を進めてる。長編成レイアウトの一番内側の線路に、ただでさえホームが邪魔で載せにくいのに、アーノルドカプラーだとさらに増解結しにくい。長編成だと本当にいらいらする。かといって鉄コレ動力にはTNカプラーをつけるのは結構難儀する。

 

 

 なのでうちではこうしてます。左2両が1000系、右2両が3000系、それぞれ左側が動力車。動力車だけアーノルドカプラーポケット対応のTNカプラーを装着する。非動力車はボディマウントのものを使う。意外と違和感ない。動力車に取り付け改造するの面倒だったり自信なかったりする人は、こういう風にしてる人も多いんじゃなかろうか。

 

 とまあ今日のネタはこんな感じで。それにしても泉北から移籍した3000系が、高野線じゃなく本線を走るなんてね。ズームカー2000系が本線の普通車になって走ってたのにも驚いたけれど。さて、余剰となった先頭車1両をどうするか。まあどうするかはもう決めてるけどね。

 夏に休みを取れなかった反動で、11月後半にもまた札幌の家へ。仙台から友人がやってくるということで、急遽札幌へ。離島割引があるとはいえ、けっこう財布には厳しい...。それは置いといて、昨日はあんまり天気もよくなくて、ちょっとがんばって駅前のロータリーなどを作成してみた。

 

 手稲駅などの駅前を参考に、小規模なロータリーにしてみた。カトーのバス停を使ってみたが、買ったのは2年以上も前で一回踏みつけてしまい屋根にはヒビが入ってる有様。道路標示は1mm幅の白いテープがAmazonで買えたので使ってみた。使い勝手は悪くないが、曲線にすると皺ができるのが難しいな。ひとまずロータリー奥の横断歩道の部分(横断歩道は3mmのテープ)までを工作。信号機や各種標識類はまだ取り付けていない、というか時間なくて今回ここまで。モノレール、新交通システム、バスコレの道路なども、どこかになんとか組み込む予定だけど、いつになることやら。それにしてもカトーの駅舎は駅の片方にしか出口無いのが今一つだな。

 

 仙台からの友人がきて仙台の話になったこともあり、お土産にもらった笹かまぼこでも食べつつ、今回は仙台の車両を並べてみる。

 

 

 701系、E721系、コンテナ列車などなど、仙台近郊で見かける電車はほぼ制覇。あとは特急ひたちと仙台空港線の車両があればね。うちは長町在住だったので、仙石東北ラインの気動車よりは(仙台駅乗り入れは1日2往復だけだけど)職場近くを走っていた阿武隈急行の車両をひっぱり出す。マイクロのE721系は後ろ2両は同じくマイクロの青い森鉄道を改造した(帯を張り替えただけ)701系2両をつなげて、カトーの701系と揃えて6両編成としてます。仙台駅からは4両編成でもけっこう混雑するので、情緒的に6両編成としたい。仙台とて通勤時は首都圏なみのラッシュなんですよ...。ところがマイクロのE721系とカトーの701系はカプラーが違うので連結できない。こういうとこ本当に不便だなと感じる。連結して遊びたい人って多いと思うんだけど。それであえて手元にあった青い森鉄道の帯を張り替えたと。青い森鉄道は4両で走ってるのなんて見たこと無いし、カトーのと違う100番台にしたから、まあこれはこれでいいわって感じです。

 

 EH500でコンテナ車を10両もつなげて運転してたら楽しい。貨物列車にほとんど興味なかった私ですら楽しいと感じるんだから、ファンが多いのも納得。ところで、コキはジャンクで買ったりするとカプラーがバラバラだったりする。もしかしたらよそのコキと連結することもあるかも。なんて考えて、うちはコキの一部は両側で違うカプラーつけてます。こんな感じ。

 

 

 片側はアーノルドカプラー、もう片方がカトーカプラー。大昔雑誌に載ってた方法なんだけど、貨車の場合は連結する向きに制約がない限りではこういう車両を数両用意しておくと、なにかと便利だったりするんだよね。同様にEH500も片方アーノルド、もう片方カトーカプラーにしてある。

 

 まあコキの場合、水色のじゃなくてあずき色のコンテナを最初から搭載して売ってほしいんですけれども。

 鉄道模型の楽しみ方って色々あるでしょう。うちの場合、ちょっと前までは改造をメインに楽しんでいたもので、仙台の地下鉄などの改造作例をこのブログでも多数載せてきたわけです。けど昨今は鉄コレなどでちょっと前では想像もできないような車両まで製品化されて、あんまり改造とかはしなくなってしまった。工作するにしても、多数のストックを抱えるGMキットの余りパーツを駆使して鉄コレを改造する、というパターンばっかり。

 

 マイナー車両まで鉄コレで出るようになって、あんまり改造などをする気も起らなくなってくる。それならとりあえずは運転でも楽しむか...、などと考えていたそんなとき、きっくみっとさんの真似して家でスチレンボード(わざわざコーナンまで買いに行って、手で抱えて徒歩10分かけて家まで運んだ)の上に線路を敷いてみたら、片付けなどが相当にラクになった。というか線路敷きっぱなしでOK。当時の家は仙台の長町。東京へ行く機会も多くなり、長編成が行き来するのを見てると15両編成を運転してみたくなってきたところだった。とりあえずボードは2枚接続し、余分な部分をカットして部屋の端から端まで置いた。線路はもちろん複々線。15両とか、狭い家に暮らしていた人間からすると全く未知の世界だったわけで、色々試行錯誤を繰り返す。線路は地平。最初に買ったレールセットが地平だったからね(高架にしたら高架下に工具やら部品やらが散乱してぐちゃぐちゃになる)。とりあえずホームを置いてみて、駅用のプレートみたいなのを置いたら13両しか収まらず、急遽曲線を買い足したりなどした。車両のテスト走行路線を兼ねるため、外周の快速線には駅を設けない、大井町や東十条みたいな感じの駅とした。こうして、「複々線で15両編成を運転する」以外、全ての要素を切り捨てたレイアウトが出現。

 

 E231系やE233系などが15両編成で行き来するのは壮観。これが4列車同時ですからね。

 

 E233系などを並べれば湘南新宿ラインや上野東京ライン、横須賀線っぽく。223系や225系、681系も12両編成として走らせれば大阪っぽく。快速線を新幹線、緩行線を在来線と思えば仙台や北陸、名古屋にも。313系はうちは6両編成しかまだできないけれども。ホームもとにかく長くした。15両編成が止まってもまだあと2両ほどいける。東海道新幹線のフル編成どころか、はやてとこまちの連結編成もちろん止まれる。ただ、一方で運転の変化はほとんどなし。なにしろヤードどころかポイントすらも1台もないわけだから。

 

 札幌へ引っ越ししてからもこうしてレイアウトの基本配置は変わらずやっているのだが、移動のしやすさを考えるにレイアウトの風景は簡易なものにせざるをえない。道路はコーナンで売ってたグレーの薄い工作用スチレンボードを切り出してつくるとしても(ジオコレのベースと同じ厚さだった)、結局まだ駅前の配置が決まらない。これが決まらないと道路を引けない。道路や交差点を決めないと建物が置けない。写真のように仮に置いてる状態がすでに一年も続いている。フジミのモノレールやゆりかもめ、あるいはバスコレの道路、路面電車の併用軌道なども「テスト路線」としてどこかに置こうとか考えると、ああでもないこうでもないと全然話が進まないわけ。配置が決まってるのは奥の工場とスカイツリーくらい。

 

 

 そうこうしてるうちに空いてるスペースに部品やら工具やらが置かれてしまうはめに。なんとかしないとなとは思うんですけどねえ...。

 ブログを再開するのも久しぶり。転職やらなにやらで色々あり、北海道に流れてきた私。札幌の家にはボードの上に複々線を敷いて15両編成を運転できるようにして(というか15両編成を複々線で運転する以外の要素を全て切り捨てた格好)、長大編成をただ走らせるだけ状態になってしまったせいで工作もほとんどせず、ブログのネタになるようなこともほとんどありませんでしたと。

 

 しかし札幌の家に帰れるのは月に一回程度で、普段は田舎の職場近くの家でこそこそ模型趣味をやってる状態。なんだかねえって感じだったのだが、RMモデルズにジオラマシートが付属してきたのを見て、「これだ」と思い、さっそく線路を敷いてやってみた。カーブが急でどうもちょっと...と思ったがそこは走らせる車両を選べばいいや。ジオラマシートは両面テープで固定、線路も固定。その上に中古で安値で買った駅とか、都会的風景にマッチしないような建物を札幌の家からいくつか持ってきて、とりあえず配置してみた。

 

 

 

基本的にはジオコレだが、食玩の建物も。駅前は駐車場、建物の配置は最近訪れた愛媛県の松丸駅や三重県の伊勢奥津駅前のイメージで。道路をペイントしたらシートが波打ってしまったが...。やはり急カーブが気になるものの、ここを家の近所を走るスーパー宗谷とかキハ54を走らせるとまあまあ悪くはない。ボードは押し入れの中、ドアを閉めれば真っ暗なので実験的に照明を入れてみた。通販で買った街灯と、あと駅舎は専用の照明セット、建物はジオコレの電飾キットを使用してみたらこれ。
 
 
 電源はKATOのどこでもコネクタからとったので12V、明るすぎ(怒)。駅舎のほうはLEDが三個入ってたが、3個は絶対不要。1個でもこれだから。ジオコレの照明も街灯も途中に12Vに対応するよう抵抗を挟んであるが、それでも明るい。なんか昼間みたいだし、押し入れの壁が照らされて背景画も置けないわこれ。なんどかしたいが北海道は緊急事態宣言が明日にでも出るようで、職場からは往来を禁止されてる。回路に挟む抵抗や定電流ダイオードを探しにいくこともできないのかよ....。こうして工作はまだまだ始まったばかりなのであった。

 八戸運転会の一週間後。私はまだ東京にいたので、再度運転会を決行することとなった。今度のテーマは「地下鉄丸ノ内線」である。どことも乗り入れをしていない地下鉄、それも第三軌条方式だなどとは前代未聞のテーマである。言い出した私ですら「このテーマ...、大丈夫なのかね」とか不安に思っていたくらいである。車両は昔雑誌の付録であったキットを作ったものや、最近は完成品も出ているのだが、やはりなんとなく不安がぬぐえない。

 

 

 ところがよ、実際こうして走らせてみれば、思ったよりはるかにいい感じではないですか。後ろの東京タワーはこれに先立つ数日前、私は東京タワーを見学(人生初)に行き、そこで模型を見つけてきたもの。東京タワーは立体パズルもあったが、テーマによってはスカイツリーの立体パズルと両方使うことも今後考えられるため、一回り小さな模型にしておいた。

 

 第三軌条の部品が足りないので駅にだけ置いてみたが、これもまたいい感じです。こうしてみればまるで四ッ谷駅。当初感じていた不安など一切消し飛ぶレベルのはまりぶり。

 

 普通なら上の中央線がメイン、地下鉄はダミーのストラクチャーというのが相場だが、我々は全くその逆のことをやってのけてます。なにせ中央線がダミーなのだから。御茶ノ水駅周辺のつもりで、線路のカーブなどは逆なのだが、それでも雰囲気は出ていると思う。

 

 うまくレイアウトを考え、出来上がったところを走る丸ノ内線車両。一つの駅や路線をテーマにする運転会は数こなしたものの、こういう地下鉄の一路線だけをテーマにしたものは初めてであり、まさに新しい挑戦となった。年に一回くらいは、こういう少し変わった、普通の人ならやらないような運転会テーマもこなしてみたいものである。

 

 ようやく秋めいてきた、と思ったらまた暑くなる、の繰り返しで体に負担のかかるこの時期。まだ暑かった先月に、八戸をテーマにした運転会をキックミットさん宅で執り行った。東京、いや仙台から見ても盛岡ってまだ割と「行きやすい」のだが、そこから向こうは18切符が使えないこともあって、ずいぶんと遠く感じるものである。盛岡から八戸まで二時間弱、仙台から一関までと同じくらいで、実際乗ってみればそこまで遠くもないのかもしれないが...。

 

 八戸ということで、青い森鉄道と八戸線。八戸は臨港鉄道もあるということで、長大なコンテナ列車も行きかう。

 

 実際こういうコンテナ列車はよく見かける。また、盛岡カラーのキハ40系(もう引退したんだったか)も登場。八戸線で走ってたけど、意外と人は乗ってるんだよな。

 

 なにしろ八戸区間の普通電車は実質この青い森鉄道の車両しか無いもので、気動車やコンテナ列車も重要なのである。今回投入のストラクチャーは根城。実際は八戸駅から離れていて、八戸線からも見えないのだが、こういうのがあるだけで雰囲気がそれっぽくなるというもの。

 

 もうちょっと木と囲いがあれば、それっぽくなっただろうか。根城の横を、「滝沢」行きというおよそ八戸とは関係の無い行き先シールを張り付けた701系青い森鉄道版が走る。ちなみに北東北や道南地域の中世の城館は、だいたいこの根城と同じような復元図が多かった。

 

 蕪島神社っぽいものも作ってみたが、やっぱ手を抜かずお椀をひっくり返したような山まで作るべきだった。どうもいまいちそれっぽくない。

 

 こんな感じに青森県東部、八戸地域の車両運転会は大成功に終わった。今回は「八戸駅」でみられる車両だけをこうして走らせたわけだが、一つの場所をテーマにしてそこでみられる車両だけを投入する運転会は、非常に実感的であり面白い。そりゃいろいろ持ってる車両を走らせる「模型ならでは」も楽しみ方の一つかもしれないが、なんでもかんでも走らせるよりは、こういうのの方が私はいいと思う。今回もまた大成功、キックミットさんに感謝である。

 

 一週間後、函館や弘前へ行った帰りに八戸で一泊し、八戸の郷土料理「いちご煮」の缶詰を買った。一本なんと1400円近くもした。だが、中はウニやアワビの潮汁ということで、値段に恥じぬ贅沢なものだった。いちご煮すごいわ。

  もう気づけば再来週が運転会。とか言いつつ、今日は台風が来るし、就活だなんだで結局あまり工作に精進できていない。まあそれでもなんとかしないと。ってことで、八戸祭りということで、根城をストラクチャー化。やっつけ仕事感満載だし、それにそもそも列車から根城は見えないんですが、まあそれはいいでしょう。

 

 城、と言えば白い壁に石垣、瓦屋根と言った特徴を想像してしまいがちなのだが、それは安土桃山時代以降の近世の城の話。えてして中世の城とは山城であって、有事の際に立てこもる場所。平時は居館っぽいとこで政務を行う、ということである。八戸にある根城は、さすが100名城に選ばれるだけあって、中世の城跡の特徴をよく残していた。居館の御殿が復元され、他にも鍛冶工房やら厩なども再現されていて、戦国時代マニア、城マニアならずとも、八戸行ったら一度は根城を見に行くべきでしょう。

 

 まあさすがに建物全てを作るのは時間的にも無理なので、根城だけでなく一乗谷朝倉遺跡、九戸城、大内氏館跡、浪岡城など中世の城郭も参考に、かなりスケールダウンをして、さくっと作ってみた。

 

まあこんな感じ? 歪みの修正もできてなかったり、継ぎ目が汚かったりして見苦しい限りだが、遠くに置けばばれないでしょ。本殿の他、板蔵と納屋っぽいものを作ってみた。根城は室町時代ごろの城跡のようだが、この時代でもまだ竪穴式構造の建物が存在することに驚かされる。手前の建物跡は、さすがに根城のものはスケールが大きすぎるので(本殿に合わせてフルスケールにしたら、運搬容器に入らないのよね)、一乗谷のものを参考に一棟だけ作ってみた。あとは蕪島神社だが、こっちは鳥居は宮島のものを改造、本殿(実物は再建途上だった)は寺を改造すればどうにかなりそう。

 

あとはこうして、今頃になって慌てて八戸周辺の車両にシールを貼ったりする。手持ちの中から、ちょうどいい具合に「八戸ー久慈」というシールを発見、さっさと貼り付ける。奥の青い森鉄道、カプラーが破損してて焦ったわ。今日気づいてよかった。明日TNカプラー買いに行く。バスはバスコレの南部バスのラッピングのやつを使用。八戸市バスの塗分けは、私の技術力ではどうにもできん。

 

 こんなやっつけ仕事ばかりで、果たして運転会に間に合うのか..。

 

 先月、キックミットさん宅で運転会を執り行った。今回のテーマは佐賀。吉野ケ里遺跡などで有名な佐賀県。まあ地味さは否めない佐賀県であるが今回の祭り、長崎本線を走る車両はほぼ「博多近辺でみられる車両」なわけで、春日市生活5年福岡生活1年の私としては、実質初の「九州の車両の運転会」であり、力の入れようは尋常ではないのであった。

 

 

 奥からキックミットさんとこの415系、私の415系1500番台、キックミットさんとこの485系、私とこの811系、817系。リバイバルカラーの415系は、2003年頃に走っていたが、1編成だけなのになぜかよく当たった。415系1500番台はロングシートで、博多近辺のラッシュ時は着席確率が高く「当たり」電車。485系は私が大学に入った2000年頃までは博多近辺でも見れたが、いつの間にか鹿児島周辺でしか見れなくなった。811系スペースワールドカラー、2005年頃、私が通学に使っていた春日駅8時54分発の快速門司港行きは、ほぼ毎回これが来た。817系は、長崎本線の電化区間の普通電車は、90%これが来る。こんな具合で思い入れがある車両ばかり。そりゃテンション上がるってもんでしょう。

 

 

 

 佐賀平野のイメージ。こんな具合で田園風景が広がっている。水路が発達しているのだが、そこまでの再現は難しい。佐賀バルーンフェスタなんて行事もあり、真似して熱気球など並べたいのだが、適当な熱気球の模型が無いのでボツ。

 

 佐賀と言えばこれ、吉野ケ里遺跡。実際に線路は遺跡のすぐ横を通っている。吉野ケ里公園と神崎が最寄になるが、どちらも駅から徒歩15分ほどかかるので、入場時間ぎりぎりに行くとゲートから集落まで、走って見学するはめになる。博多に宿をとり、博多→大宰府(ここで昼食)→吉野ケ里→佐賀城→博多(夕食は博多ラーメン)と見学するのが、もっとも無駄がない私のおすすめコース。

 

 

 吉野ケ里公園や神崎では、時折特急退避も行われる。18切符で長崎本線に乗れば、特急退避の多さに辟易することになる。まあこんな感じに、私としては色々思い入れのある車両や風景を取り入れた運転会、その力の入れように比例し、今回も大成功に終わった。古代遺跡と鉄道の組み合わせも、一見無謀にも思えるが、こうして観れば違和感は全くないのである。北部九州には、他にも古代遺跡は多い。吉野ケ里遺跡のみならず、水城など鉄道路線のすぐ横に遺跡があるパターンもある。いつか西鉄祭りが実現すれば、大宰府政庁跡や水城と、西鉄電車とを組み合わせてみたいものである。