鉄道模型の楽しみ方って色々あるでしょう。うちの場合、ちょっと前までは改造をメインに楽しんでいたもので、仙台の地下鉄などの改造作例をこのブログでも多数載せてきたわけです。けど昨今は鉄コレなどでちょっと前では想像もできないような車両まで製品化されて、あんまり改造とかはしなくなってしまった。工作するにしても、多数のストックを抱えるGMキットの余りパーツを駆使して鉄コレを改造する、というパターンばっかり。

 

 マイナー車両まで鉄コレで出るようになって、あんまり改造などをする気も起らなくなってくる。それならとりあえずは運転でも楽しむか...、などと考えていたそんなとき、きっくみっとさんの真似して家でスチレンボード(わざわざコーナンまで買いに行って、手で抱えて徒歩10分かけて家まで運んだ)の上に線路を敷いてみたら、片付けなどが相当にラクになった。というか線路敷きっぱなしでOK。当時の家は仙台の長町。東京へ行く機会も多くなり、長編成が行き来するのを見てると15両編成を運転してみたくなってきたところだった。とりあえずボードは2枚接続し、余分な部分をカットして部屋の端から端まで置いた。線路はもちろん複々線。15両とか、狭い家に暮らしていた人間からすると全く未知の世界だったわけで、色々試行錯誤を繰り返す。線路は地平。最初に買ったレールセットが地平だったからね(高架にしたら高架下に工具やら部品やらが散乱してぐちゃぐちゃになる)。とりあえずホームを置いてみて、駅用のプレートみたいなのを置いたら13両しか収まらず、急遽曲線を買い足したりなどした。車両のテスト走行路線を兼ねるため、外周の快速線には駅を設けない、大井町や東十条みたいな感じの駅とした。こうして、「複々線で15両編成を運転する」以外、全ての要素を切り捨てたレイアウトが出現。

 

 E231系やE233系などが15両編成で行き来するのは壮観。これが4列車同時ですからね。

 

 E233系などを並べれば湘南新宿ラインや上野東京ライン、横須賀線っぽく。223系や225系、681系も12両編成として走らせれば大阪っぽく。快速線を新幹線、緩行線を在来線と思えば仙台や北陸、名古屋にも。313系はうちは6両編成しかまだできないけれども。ホームもとにかく長くした。15両編成が止まってもまだあと2両ほどいける。東海道新幹線のフル編成どころか、はやてとこまちの連結編成もちろん止まれる。ただ、一方で運転の変化はほとんどなし。なにしろヤードどころかポイントすらも1台もないわけだから。

 

 札幌へ引っ越ししてからもこうしてレイアウトの基本配置は変わらずやっているのだが、移動のしやすさを考えるにレイアウトの風景は簡易なものにせざるをえない。道路はコーナンで売ってたグレーの薄い工作用スチレンボードを切り出してつくるとしても(ジオコレのベースと同じ厚さだった)、結局まだ駅前の配置が決まらない。これが決まらないと道路を引けない。道路や交差点を決めないと建物が置けない。写真のように仮に置いてる状態がすでに一年も続いている。フジミのモノレールやゆりかもめ、あるいはバスコレの道路、路面電車の併用軌道なども「テスト路線」としてどこかに置こうとか考えると、ああでもないこうでもないと全然話が進まないわけ。配置が決まってるのは奥の工場とスカイツリーくらい。

 

 

 そうこうしてるうちに空いてるスペースに部品やら工具やらが置かれてしまうはめに。なんとかしないとなとは思うんですけどねえ...。