天才のたまご、育て中!

こんにちは。

初級発達支援コーチ、きーちゃんです。


天才のたまごって何?その理由はこちら

 

 

 

桜もだいぶ散ってきた九州です。

ちょうど満開の時に実家から母がやってきました。

高齢なので遠出はせず、近所を散歩する程度でしたが

子供達は久々のおばあちゃんとの時間を楽しんだようです。

母も満足してくれたようでよかった。

 

 

 

お兄ちゃんとばぁちゃんを追いかけるペコ嬢

 

 

 

今まで誰かが来ると

色々観光に連れていかなきゃ!

と思ってせわしなく動いていたのですが

こうやってのんびり過ごすのもいいものだなと

新しい発見がありましたラブラブ

 

 

 

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SMILE① 子供の思惑に乗っているかも?

SMILE② 適切と不適切な行動って、何?

SMILE③ 子供の話を「聴く」

SMILE④ 「ご褒美」と「勇気づけ」

SMILE⑤ 「親」の課題と「子供」の課題

SMILE⑥ 「共同の課題」我が家バージョン

SMILE⑦ 子供に親の意見・要求を伝えよう

SMILE⑧ 「事実ことば」と「意見ことば」

SMILE⑨ 「感情」はコントロールできる

SMILE⑩ 子供の欠点を長所として生かそう

SMILE⑪ その行動の結末から得るものは?

の続きです。

 

だいぶ長くなりました、SMILEシリーズ。

あと少しで終わりそうです。

もうしばらくだけお付き合い下さい。

 

 

 

 

 

 

春休みに入ってから

何かと出かける機会が増えている方も多いと思います。

我が家もそんな中の1家族。

地方らしく、たいてい車で移動します。

 

 

この車に乗る時。

我が家は「大人は前、子供は後ろ」という座り方になっています。

一応ナビの操作があるからという理由ではありますが

長男坊もペコ嬢も、教えたら操作できるでしょう。

けれども「なんとなく」座る場所が決まっています。

 

 

他には食事中にはTVは消す。

食べる前に「いただきます」と言う。

玄関に出す靴は一人1足。

テーブルに座る場所。

などなど。

 

 

このように「なんとなく」決まっている家庭内のルール。

皆さんのご家庭にも色々ありませんか?

まずはそれに気づくところから始まります。

 

 

 

 

 

そこで早速ロールプレイが始まります。

お題は

 

 

 

「中高生のいる家庭。

子供の帰宅時間が遅いので

帰宅時間について親子で約束したい」

 

 

 

という内容です。

 

 

 

 

テキストには2つのパターンが書いてあり

まず1つはガミガミ系。

「何時だと思ってるの!?なんで遅いの!!」という感じ。

 

もう一つは相談系。

「遅いと困っちゃうのよね・・・」という感じです。

 

 

 

 

 

まず最初にここで見えるのは

 

 

「子供は早く帰ってくる」

 

 

というのが、親にとっては暗黙の了解になっている

という事です。

それを破られているので困っています。

ですが部活動があるなど、子供には子供の理由がありそうです。

 




 

ところがこの「早く帰る」というのはとても曖昧。

親にとっての「早く」は18時位だとしても

子供にとっての「早く」は19時過ぎかもしれません。

 


そうすると子供からみたら

「部活があっても頑張って帰ってるのに、なんで?」となるわけです。

これでは話がかみ合わなくて当然ですね。

 

 

 



 

このように「暗黙のルール」は

「皆のルール」ではないのです。

 

 

ですが、それに気づいていないと

守っていない人に対して

「やってないじゃない!守ってよ!」

と強要しがちになってしまうかもしれません。

 

 

 



 

ルールは「皆が気持ちよく過ごす」のを目的としたもの。

守らなければ罰せられる「規則」ではありません。

まずそれに気づいて

全員一致で納得するルールを考える。

 

 

けれど、そうやって決めたルールも

実際にやってみるとうまく機能しない可能性もあります。

ですのでまず1週間とか、期限を決めて試してみる。

そして微調整をする。

 

 

面倒かもしれませんが、そうやって出来上がったルールは

大人も子供も無理なく守れるものになるのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてこの面倒なプロセスを繰り返す事で

我が家の子供達は「話し合いで解決する」という手段を

すんなりと受け入れてくれるようになったと感じています。

 

 

長男坊は先の事を見通した計画を立てるのは苦手です。

ですが話し合いの場面が多いと

他人の意見を聞く機会が増えるので

「ああ、それいいね!」とか

「これをすると、こうなるんだ」とか

自分では思いつかないような考えを知るきっかけになるのかな?

と思っています。

 

 

 

それが身につくかどうかは別問題ですが

とにかく体験しないことには始まらない。

そんな事を思いながら日々を過ごしています。

 

 

 

 

特に凸凹っ子は独特なマイルールを持っていることが多いので

こちらの想像とは違う事がよくあります。

ですので「暗黙の了解」ではなく

「明確なルール」を一緒に考える事は

凸凹っ子には特に大事なのではないかな、と

講座をふりかえり、あらためて思ったのでありました。