はじめに
シルクホースクラブの2025年募集馬の全頭分析【61~70】です。
評価は機械学習により構築したモデルを使用して算出しています。
そのため、自分の評価と齟齬が生じる場合もあります。【総評】に書いてあるコメントが、機械的に出した評価も踏まえた私の最終評です。
AI評価は純粋な成績評価でありコスパ的な観点からの評価ではないので、価格の低い馬は低い評価になりがちで、期待値の観点からの評価は別途必要になります。
あくまで私個人の評価です。 『私を楽しむ。(それが競馬)』という昔のJRAのキャッチコピーのとおり、皆さんそれぞれの一番があるはずなので、皆さんの一番を大切にしていただければと思います。
ツイッターでは、シルクツアーの情報などをアップ予定!
評価の見方
評価一覧(61~70)
シ61 リズムオブラヴ 評価 D+
シ62 トレジャーステイト 評価 D+
シ63 セリユーズ 評価 B-
シ64 シャンボールフィズ 評価 F
シ65 サラキア 評価 A+
シ66 ローブティサージュ 評価 A+
シ67 ロザリンド 評価 C
シ68 ラシンティランテ 評価 C
シ69 キャンディケイン 評価 E+
シ70 ミッキーオリーブ 評価 D
個別評価(61~70)
~総 評~
母リズムオブラヴは、芝1800mで1勝した1勝馬。勝利時に骨折して長期休養となり、約1年ぶりの復帰レースで2着となるもまたもや骨折が判明。結局、能力の底はわからず仕舞いでした。AI評価ではそのあたりは拾えていないので、もう少し母評価は上げてやる必要があると思います。
母母からの派生で大量の重賞勝馬が出ていますね。直仔からミッキークイーン、直仔の産駒からブレイディヴェーグ、、エピファニー、ショウヘイ。
今熱い牝系ですね。
馬格は、牝馬としては及第点の454kg。4月生まれですし、ここから成長してくれると思います。
高柳厩舎といえば、直近でリオンディーズ産駒で結果を出していますし、育成は期待できそうです。
条件は悪くないですね。AIでは拾えていない評価が多そうな馬で、Cぐらいはありそうです。
2500万円でCなら十分買えます。
馬体が気に入ったなら。
~総 評~
シルクお馴染みの母トレジャーステイトです。
母はダート1400mで準OPまで出世しており、能力は高めです。
近親に英国重賞2勝馬がおり、牝系活力はそこそこで、初仔として毎日杯勝馬ピースオブエイトを出しました。
その後の産駒も期待されたものの、011と期待には応えられていません。
測尺はやや小さめではありますが及第点。育成はピースオブエイトを預かった奥村厩舎ですね。
ピースオブエイト後の成績を考えると、シルバーステイトの牝馬で4000万円というのは高いなという印象。測尺もそんなに良くはないですし、ちょっと手が出にくいですね。
~総 評~
今年はレイデオロ牝馬にやたらと良い母がついてますね、、、
この年の産駒は23年3月~5月頃に種付けされているので、まだ初年度産駒が走り始める前ですからね。仕方ないとは思いますが。
母セリユーズは芝マイル~1800mで3勝を挙げており、能力は高めです。
母母は超優秀な繁殖ミュージカルロマンスです。米国BCフィリーメアスプリント勝馬で能力は折り紙付きで、繁殖成績は43133と大物が出ていない以外は完璧です。
母も競争能力は高かったですから、その繁殖能力を引き継いでいることに期待したいです。
ウインドインハーヘアクロスで、レイデオロが種牡馬になりたての頃はやたらともてはやされていた配合のイメージですが、今ではすっかり失敗配合のイメージが定着しています。まだサンプル数が少ないので、これが単にレイデオロの種牡馬としての能力の問題なのか、それとも組み合わせの問題なのかは分かりませんが、少なくともプラスにはできない要素ですね。
セリユーズの23はリオンディーズの牝馬で3000万円で募集されていましたね。
出資するならこの仔かなと思っていましたが、初仔牝馬という条件で二の足を踏んで結局出資しませんでしたが、その後順調に調教が進み、8月9日の札幌芝1800mという芝王道新馬でデビューするようです。(出資しておけばよかった、、、)
母のポテンシャルは高いと思いますね。
馬格も十分で、管囲も太いです。
クラブとの相性は微妙ですが、池江厩舎ならノーザンとして期待しているということなんでしょう。
いやーー、この母にはめちゃくちゃ期待していて、絶対いつかは出資したいんですし、良い馬だと思うんですが、レイデオロどうかなぁ…
この母で3000万円は、レイデオロだからこその感じもしていて、コスパは悪くないのではと思い始めてます。個人的にはレイデオロの中で一番推してます。
25年産はシュネルマイスター牡馬なのでそちらでも良いかもと思ってしまいますが、来年は人気になりそうだな、、、うーーーーーん悩む。
~総 評~
母はマイル2勝馬。能力はそこそこです。
牝系は素晴らしいです。名繁殖マンハッタンフィズが母母ですから、近親にアプリコットフィズ、クレスコグランド、ダービーフィズがいる血統になります。
繁殖成績はクズ馬は出さないものの、2勝が限界という現状で、決して褒められたものではありません。
ダート種牡馬で牝馬に出て、予測430前後で馬格が足りない。
ちょっと厳しいと思います。2000万円とはいえ、手が出にくいです。
~総 評~
めっちゃ期待してたけど思ってたのと違う、ウィクトーリアパターン、、、
母サラキアは府中牝馬勝馬でラストランの有馬記念で2着に入った女傑。競争能力は当然非常に高く評価できます。
初仔はエピファネイア産駒でいかにも初仔牝馬という馬格で、気性も非常に危うくまだ勝ち上がれていませんが、第2仔の同父産駒はそれらの点を解消し、関西遠征で新馬勝という偉業を達成します。ここ20年で関西遠征で新馬勝を決めたのは、クロワデュノールとロジユニヴァースしかいません。重賞級以上だろうと思っています。青田買いしたいところです。
エピファネイアとサートゥルナーリアは現状、同じぐらいの評価なので、牡馬から牝馬に変わったとはいえ、6000万円というのは安めの値段設定だなと思います。
ただ、馬格は流石にもう少しほしいですね。これから成長してくれればと思いますが。
厩舎はここまで何度か言及してきたとおり、クラブ民とAIの間で評価に乖離がある池添学で、AIはかなりの高評価を与えています。個人的には受け入れていますが、これは各々意見があるところでしょう。
馬格が多少小さいとはいえ、この母で6000万円は魅力的に映ります。
ただ、馬体がなんかアンバランスじゃないですか?気のせい?腹袋がやたら大きくて窮屈そうだなと思ってしまいました。なんかある気ものっそりのっそりであまり前進気勢を感じないというか、、、
サレジオの募集時写真ですが、去年の方がだいぶバランスが良かったように思います。
とはいえ、そのあたりがどれぐらい競争成績に影響するかは分かりませんが、、、
ただ、光の当たり方の問題のような気もするんですよね。全然光当たっていませんし、ツアーで見たらまた印象も変わるかもしれません。
字面の条件は良いです。
ツアーで評判をぜひ聞いてみたいです。
~総 評~
抽優候補。
母ローブティサージュは阪神JF勝馬。
阪神JF後は低迷するも、短距離路線で復活し、キーンランドCで復活Vを果たしました。
母母プチノワールはローブティサージュ以外にも複数勝利馬を連発し、繁殖能力は非常に高かったです。
そのため、ローブティサージュも繁殖牝馬として期待が集まりましたが、気性難が災いし、今のところ思ったような成績は挙げられていません。
この牝系はとにかく気性だと思います。現3歳のラトラースも非常にきれいな馬体で期待を集めましたが、結局、気性難で玉を取られて未勝利突破という状況です。
父オルフェーヴルは、、、狂気の組み合わせですね。
オルフェーヴル産駒の特徴、どうしても馬格が小さくなるという弱点があるのですが、本馬は予測482kgと立派な馬格で全く問題なさそうです。
あとは気性ですよ、気性。
毎年これぐらい見た目の良い産駒は出ているので、気性がどうかです。
そこさえクリアできれば、6000万円は安いんじゃないでしょうか。
良い出来だと思います。
ツアーで良く見てきます。
~総 評~
母ロザリンドは未勝利馬で、能力は低いです。
しかし、牝系は日本最上級で、母母シーザリオ。日本を代表する牝系の一つですね。母はエピファネイアの全妹ということになります。
キャロットから流れてきたときはびっくりしましたが、そこからオーソリティが出てしまったものですからキャロット民の中には怒ってる人もいましたね笑
繁殖成績は典型的ピンパータイプです。勝手なイメージですが、こういうタイプは母の能力の裏付けのないタイプに多い気がします。本馬が典型です。
さて、ピンパータイプなのであとはピンかパーか見極めるだけです。
馬格は予測460前後で理想を言えばもう少しだけほしいですが、特に問題ない水準です。
オーソリティの全妹というところをどれぐらい重く見るかでこの4000万円という価格の価値は変わってきそうです。
私は、見極めが難しいのでこういうピンパータイプにはなるべくいかないようにしています。
~総 評~
母ラシンティランテは芝マイル~1800mで3勝。降級後の2勝Cで足踏みして引退となりました。能力は上々です。
母母アドマイヤキラメキは名繁殖牝馬で豪州でGⅠ2勝のトーセンスターダム、オールカマー勝馬センテュリオを出しており牝系活力はかなりのものがあります。
繁殖牝馬としてのポテンシャルは感じるところですが、序盤こそ複数勝利馬を出したものの、最近は中央0勝が続いており、うまく行っていません。
現2歳はすでに3走して未勝利2着があるので、勝ち上がれはしそうですけどね。
馬格は予測476kgと問題ありません。今年のシルクは馬格に関しては優秀ですね。安めの馬でも馬格十分です。それが2000万円台が少ない原因でしょうか。
父フィエールマンは、長めの距離に偏った成績で、なかなか日本の現代競馬にはマッチしていませんが、果たしてここから逆転はあるんでしょうか。
牡馬の3000万円と比較的安価で、予測の馬格も良いので、そこに魅力を感じるのであれば。コスパはぼちぼちな気がしますが、あっさり未勝利でもおかしくない条件ではあります。
~総 評~
字面で評価できるのは雄大な馬体重ぐらいで、他は見るべきところはありません。
母キャンディケインはデビュー2連勝と期待されますが、その後は2勝Cで足踏みして、軽度骨折。骨折からの回復がうまくいかずに引退となりました。
潜在能力としてはもう少しやれてもよかったのではないかと思え、能力的には中の上ぐらいだと思います。
母スナッチドからはアンティフォナを通じてラウダシオンが出ていますし、スナッチド自身も良い繁殖成績を収めた馬だったので、牝系活力がないわけではないと思います。
初仔はハービンジャー産駒の牝馬でしたが、勝ち切れず地方に、地方でもなかなか勝てていません。ただ、初仔牝馬ノーカン理論によればノーカンです(なんだその理論は)。
繁殖能力は未知数と言ったところですね。なお、母はすでに売りに出されています。
父マインドユアビスケッツは芝でもダートでも中途半端な感が否めず、決して良い種馬とはいえません。
馬格は雄大。牡馬でこの時期に480kgあれば520kgぐらいまでは育ちそうです。
この馬格ならダートですかね。カタログでは芝よりにされていますが。
ここまでの字面評価なら買いにくい馬なんですが、馬体写真は素晴らしく良く見えます。良く見えるというか好きです。
この時期に筋肉がついていることにどこまで意味があるんだ、なんて無粋な突っ込みは聞きません。AI評価がE+で低いって突っ込みも聞きません。
私は、このケツが好きなんです。
2500万円でこのケツが手に入るならお得じゃない?
走るかどうかは知らん。
相撲なら強そう。
まじめな話、ツアーで良く見て決めたいと思います。
~総 評~
母はダート1400~1800で2勝。能力は可もなく不可もなく。
牝系からの活躍馬は遠目でサポートはあまり期待できなそう。
繁殖成績は、うーーーん良くはないですね。
この馬の主題は、馬格十分、管囲も太い、馬体に関しては文句ないインディチャンプ産駒の牡馬を3500万円というのをどう考えるかです。
インディチャンプは、現時点で2-3-0-2-0-6と繁殖の質を考えると中々のスタートを切りました。
まあ、この時期の成績は参考程度にしかなりませんけど、少なくとも遅くはなさそうですし、からっきしでもないというのは心強いですね。
うーーーん、母の能力がもう少し高ければというところですが、この繁殖成績では、、、
個人的には出資対象にはならないかなと思っています。