メインの出資クラブであるシルクホースクラブの全頭診断第六弾をやっていきたいと思います。種牡馬の評価については第1弾から第4弾である程度述べているので、ここからは簡潔に記載するだけにします。
期待値評価はS、A+、A、B+、B、C+、C、D+、D、E+、E、Fの12段階で、事前に基準を決め、機械的に出しています。そのため、自分の評価と齟齬が生じる場合もあります。
出資後の維持費等も考慮したうえで、C+が100%ペイライン、Aが150%ペイ、Sが200%ペイぐらいのイメージです。
注意事項はここに書いてあります。
評価基準の概要はここに書いてあります。
票読みの記事もアップしたのでぜひご覧ください。
シルク51 プリティカリーナの19 牝 予想馬体重444kg
父ドゥラメンテ 3000万円 期待値B
母はハーツ、ディープを中心につけられ、ここまで0勝、4勝、3勝、4勝、3勝、1勝、0勝という素晴らしい繁殖成績。
大物は出ていませんが、むしろだからこそこの3000万円という値段に収まっているといえます。1頭重賞馬を出して、他が未勝利、1勝馬というパターンよりも、本馬の母のようにコンスタントに3勝馬、4勝馬が出る方が価格が抑えめになり、期待値は高いです。本馬はまさにそのパターンで、この繁殖成績で3000万円は安いですね。
ただ、馬格がギリギリです。1月生まれで421kgは相当小さい、、、この馬はそこに目をつぶれるかですね。兄姉みると、活躍馬はみんな480kgから500kgで走っています。それを考えると…うーん、目はつぶれない気がします。
シルク52 レーヌドブリエの19 牡 予想馬体重484kg
父モーリス 3500万円 期待値B+
モーリスについてはすでに第二弾で述べたとおり、まだ見限りません。今年までは±0として見ます。
メジロの母系にメジロの母系から出た大物の組み合わせ。牧場の看板はなくなっても、血は残ります。母はメジロドーベルの仔で4勝馬と能力の裏付けは十分です。
初仔がどうかですが、馬格は十分で心配なさそうです。
ルミナスグルーヴの19と本馬が同じ値段というのは値付けミスでしょ…
いい馬ですが、抽優使わないと無理かなー。
シルク53 レッドジゼルの19 牡 予想馬体重486kg
父モーリス 3500万円 期待値B+
母はタキオン産駒の3勝馬と能力の裏付けがあり、母系には2勝馬、3勝馬が多く、曾祖母までさかのぼればエネイブルの父ナサニエルも出ているなど活力のある母系です。
本馬は第3仔で、馬格充分、母は出産適齢期と条件面は揃っています。
そうそう、こういうのでいいんだよ。関東のモーリス産駒、あれはなんだったんですか?
シルク54 オーシャンビーナスの19 牝 予想馬体重460kg
父モーリス 1800万円 期待値E+
母は2勝とそこそこですが、繁殖成績が悲惨で、ここまで3頭走って、中央0勝。
牝馬で、馬格も大きいとはいえないので、1800万円でもちょっと手が出ません。
シルク55 エクレールアンジュの19 牝 予想馬体重466kg
父モーリス 1800万円 期待値F
母不出走馬で能力の裏付けなく、初仔は競走馬になれませんでした。馬格も大きいとはいえず、手が出ません。
シルク56 パープルセイルの19 牝 予想馬体重446kg
父エピファネイア 1800万円 期待値E+
第二弾でエピファネイアについてあまり言及していなかったのでここで書いておきます。
エピファネイアは、初年度デアリングタクトという大物を出しましたが、その他に目を向けると、そこそこ止まりです。去年産駒デビューの種牡馬であれば、大物は出ませんでしたが、キズナの方が私は今後があるのではないかと思っています。もっとも、エピファネイアも悪いというわけではありません。去年デビュー組では、キズナ、ゴールドシップに次ぐ3番目という評価です(あくまで期待値的な意味で。)。
母は2勝馬で、本馬は第2仔と買える要素はありますが、馬格が小さいですね。
シルク57 グリューネワルトの19 牡 予想馬体重526kg
父ルーラーシップ 4000万円 期待値D+
父ルーラーシップの種牡馬評価は低めです。詳しくは第二弾をどうぞ。
母は2勝馬で、第3仔で重賞馬ディアンドルを出しました。ただ、その他に目を向けると、0勝、1勝、未出走と繁殖成績は優秀とまではいえません。
何度も書きますが、期待値的にはG1馬の後追いは推奨、重賞馬の後追いは厳禁です。
感覚的にもルーラーシップの4000万円は高いです。
シルク58 ディープストーリーの19 牝 予想馬体重460kg
父ルーラーシップ 2000万円 期待値E+
母は2勝馬で、初仔はこの前1勝をあげました。母母は北米重賞馬でしたが、活躍馬は出せませんでした。馬格は母に似て小さめです。
ところで、私は、出資馬の選定のポイントを公開してくれている人のブログを読むのが好きなのですが、その中で母の馬体重から出資馬についてアプローチされている方がいました。
その方の理論というのは、馬格が小さいがゆえに全能力を発揮できなかった母を探し、馬格が大きく出た仔を買うというものです。期待値というのは、みんなが注目していないけど、結果に影響するファクターを探しあてるのが極めて重要で、母の馬格と仔の馬格の対比というのはいかにも結果に影響しそうで、しかもほとんど注目している人がいない素晴らしいファクターです。本馬の母が想定480kgを超える仔を出したときは要注目かもしれません。
シルク59 ブラックエンブレムの19 牡 予想馬体重510kg
父キタサンブラック 3500万円 期待値C
父キタサンブラックは現状生産界では人気はそれほどないですが、産駒の馬格は非常に大きくでるようで、好感を持てます。
母は秋華賞馬(私が初めて馬券を買ったレースで、とんでもない目にあいました笑)でここまで重賞馬を2頭出すなど繁殖成績も極めて優秀です。
重賞馬の後追いは厳禁と言うことで期待値は低めに出てますが、重賞馬が2頭出ている場合も同じ傾向になるのかは未検証(サンプル数が少なすぎるため)なので、本馬に関してはそれほど気にする必要はないかもしれません。
馬格は抜群です。
値段、安くないですか?3500万円はものすごくお買い得に感じる。
これは人気しますねー。
シルク60 ポーレンの19 牡 予想馬体重538kg
父キタサンブラック 2000万円 期待値D
母はアイルランドの重賞勝馬で、ここまで仔は0勝、2勝、0勝、1勝とぼちぼち。
予想馬体重538kgは規格外ですね…管囲は20cmあるので大丈夫かなと思いますが、少し心配な馬体重です。
この体を使い切れるなら2000万円は安いと思いますが、超大型馬にあまりいい思い出がないんですよねー。
以上です。「自分はこの馬行きます!」などコメントしてくれたりすると泣いて喜びます。
更新のはげみになるのでいいねだけでもお願いします!